初盆、逢いにいけなくてごめんね。
大好きなおじいちゃんが亡くなってから3ヶ月が経ちました。
まだまだ辛いです。
来週はお盆。私はアメリカ。母もアメリカ。祖母は日本。コロナの影響で、みんなで祖母のもとに集まれないのが今凄く悲しいです。
去年まではお盆のような行事は、申し訳ないがあまり真面目に捉えていませんでした。だって、亡くなった人が戻ってくることは絶対にないから。そう子どものころから思っていた私は、お墓参りにも行くしお供物も供えるけれど、それ以上の考えも想いもありませんでした。
でもおじいちゃんを目の前で亡くした今は、
お盆に祖父母の家に帰れないことが本当に辛くて涙が止まりません。
だって、
今はこれしか縋り付くものが無いんです。
お盆には亡きおじいちゃんが家に帰って来てくれると信じるしかない。おじいちゃんはまだあの家を見守ってくれてると信じるしかない。そう思う理由は単純で、
ただ逢いたいから。
もう会えないことを私はまだ受け入れることができないのか、なにかおじいちゃんの存在を感じる奇跡を期待しているのかは分かりません。これは理屈で説明できるものではなく、ただ逢いたいという感情。
亡くなってすぐ。私たちが毎晩お供えしたのは、おじいちゃんの大好物のお酒。翌日起きるとちょっと減っている気がして、「おじいちゃんがこっそり飲みに来たんだね」とみんなで笑うのが毎朝の習慣でした。夕食に美味しいものを食べる時も、「これもおじいちゃんに分けてあげないと」と言って毎日お供えする。「〇〇で食べる方が美味しいって絶対言ってるよー。」この会話が日常になりました。
お酒好き・グルメ好きなおじいちゃんが、癌のために飲み食いできなくなったから余計にあげたくなるのでしょうか。少しでも美味しいものを今でも共有したいと思い、今までのこだわりを守り続けていました。
それも全部、逢いたいからなんでしょうか。おじいちゃんが喜んでる、夜中にお酒を飲みに来てると信じることしかできないんです。
祖父母の家に帰れない今年のお盆は、美味しいものをお供えしてあげれないし、お酒も注いであげれない。そしてせっかくおじいちゃんが帰ってくるのに逢いにいけない。
逢いにいけなくてごめんね。
亡くなってから3ヶ月。
まだまだ辛いです。
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