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オールドレンズを使いたい貴方へ

今回は「オールドレンズには興味あるけど、準備が分からない」方向けにお伝えしていきます。

とはいえ、興味はあるけど、撮影するまでの準備が分からない、ネットで調べても自信がなくてなかなか手が出せない方もいらっしゃるかと思います。

とりあえず必要なものと、オールドレンズに関することを綴っていきます。

オールドレンズはMF

オールドレンズはフィルムカメラが主流だった頃に作られたレンズなので、ピント調整と絞りは手動で設定しなければいけません。
isoに関してはデジタルカメラだと、カメラ側で設定できます。
まずは、マニュアルでピント調整出来るようになりましょう。

①用意するもの:カメラ

まずはカメラを用意します。交換式のカメラであれば、一眼レフでもミラーレス一眼でも構いません。

②用意するもの:レンズ

こんな写真が撮りたい、あのレンズがいいらしい…いろいろ調べられているかと思います。
まだ、レンズ自体どんなものがあるか分からない方には、最初はPENTAXが製造していたTakumar(タクマー)のレンズをオススメします。

変わった写りを楽しみたい方は
・ぐるぐるぼけ
・バブルぼけ
・星ボケ
といったワードで検索すると、個性のあるレンズを紹介した記事がたくさん見つかります。

絞るとでてくる星ボケ

購入することができたら、レンズのマウントを確認しましょう。
現行で販売されているマウントよりも多くのマウントがありますので、注意が必要です。

例えば、TakumarだとM42マウント、Leica LマウントやCanonはL39になります。
他にもマウントなありますので、欲しいレンズのマウントは要確認です。

M42やL39のマウントはねじ込み式

価格としては1000円くらいから売ってるものもあります。だからといって写らない、壊れているから安いのではなく、よく出回っているという理由で安いレンズもあります。
高いレンズもありますが、現行レンズのように性能が良いから高い、というわけではなく希少性だからという理由で高かったりするので、あまり値段に囚われず撮りたいものに合わせて購入することをオススメします。

購入時の注意点としては、全て中古品ということは念頭に置いて、以下の項目が値札にあったら確認してください。
・クモリ
保管環境や経年変化による影響:撮影にそこまで影響はなし。

・カビ
保管環境による影響:軽度ならそこまで影響は無いものの、いずれカビが進行すると写りにくくなる恐れあり。

・バルサム切れ
レンズの接着剤が剥がれている状態。撮影に影響があるので、商品を選ぶ際は注意。分解して修理しないなら選ばない方が無難。

私がレンズを買う時はカメラのキタムラやカメラのナニワといった中古屋、大阪梅田にon and onというオールドレンズをメインに取り扱ってるお店もあるので、寄れる方は是非!

オールドレンズに限らずですが、中古品を選ぶ際は購入の前に一度手に取り確認されることをオススメします。

③用意するもの:マウントアダプター

ほとんどのオールドレンズは現行で販売されているカメラにそのまま装着することが出来ません。
なので、カメラに装着するための繋ぎとなるマウントアダプターが必要となります。(NikonはオールドレンズもFマウントのため、一眼レフだとそのまま装着できます)

マウントアダプターの入手方法は、中古カメラ屋かamazonなどの通販で購入することが出来ます。

カメラ側のマウントとレンズのマウントをしっかり確認してください。

安くてオススメなのは、
・K&F consept
・pixco
どちらも中華製ですが、特に問題はなく私はどちらのマウントアダプターも使用しています。

①~③が揃えばあとはシャッターを切るだけ

左からレンズ、マウントアダプター、カメラ

ひとまず、この3つが揃えば撮影できます。
レンズやマウントアダプターは家電量販店で売っているわけではないので、お目当てを探すのは大変かもしれませんが、じっくり探してお気に入りを見つけましょう。

もしも撮影にはまったのなら、製造時期によっても構造が異なって写りが違う…なんてこともあるので、ほどほどにハマりましょう。

余談

今回紹介したマウントアダプターですが、カメラと単に装着するためのものもいいのですが、オールドレンズは接写ができるものが少ないように思います。
そこで、「ヘリコイド」付きのマウントアダプターだと接写出来ないレンズでも接写できるようになります。
通常のアダプターより高いですが、便利になりますのでオススメです。

よく使うpixcoのアダプター

その他にも、オールドレンズをAF化するアダプターもあるので、AFで使ってみたい方は是非調べてみてはいかがでしょうか!

最後に

まずオールドレンズを手にして撮るまでを書いてみました。ハマり出すと、同じレンズなのに製造時期が違うものを試してみたくなったりするので、非常に深い沼だったりします。

ただ、やはりいつもとは違う見え方になると楽しくなるもの。適度にハマっていけばいいと思います。
それでは、よいオールドレンズライフをおたのしみください!

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