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「遅いインターネット」読書会の為の覚書(序章編)

実質薔薇の名前じゃんエンドゲーム。どうも、神山です。

今回は、遅いインターネット読書会に参加するので、レジュメ代わりにメモを綴っていこうと思います。多分電子書籍が相手だとチマチマ書かないとダメっぽいので。

なんて本?:「遅いインターネット/宇野常寛

どんな本?:序章ではわからないっぽい。オリンピックの話と趣味のランニングの話をしている(ちなみに、僕が一番好きなPは9です)。あと、平成が失敗したプロジェクトって話をしている。クォーツァーかもしれない。
 →何に失敗したの?:「政治・二大政党制による政権交代の実現」と「経済・工業社会から情報社会への転換」の二つの「改革」、プロジェクトに失敗したとのこと。

つづきはなんて:インターネットは「TLの潮目で善悪を判断する無党派層:愚民」と「ヘイトスピーチやフェイクニュースを拡散する左右の党派層:カルト」に二分されている。後者は、前者の人々が考えないためにインターネットを用いていることを前提に、サプリメント(個人的には「ファストフードぽいな」と思いました)のように言葉や議論を配信している。これがいわゆる「動員の革命」の現在形らしい。で、これは令和になっても(瞬間瞬間を必死に生きているから、とかではなく)終わってない。この本は走りながら考える本で、ゴールは決められていない。栄養剤のように読んだり、安定剤のように読んだりする本ではなく、問いを共有して一緒に迷い、試行錯誤するための本とのこと(ここまでで序章)。

ほかの人はどこを読んでるの:kindleだと3%の「このとき僕は誰もが『……ではない』という言葉(批判)を欲しがり~現実だった」が序章のなかで、僕がマーカーを引いていないところで、ポピュラーハイライトが引っ掛かったところでした。

宇野さんについて:宇野さんの文章については、単著は月末読書会でも取り上げた「母性のディストピア」のほか、一応「ゼロ年代の想像力」は読んでおり、PLANETSは8と9を読みました。一番好きな文章は、思想地図β1の「郊外文学論」です(久々にさっと読み返しましたが、遅いインターネットに重なる部分もあるように感じる)宇野さんの体験・生活の延長線上に批評の対象を置き、そこに接続していく書き口がとても好きなんですよ(尚、産業道路のダイエーはどちらもイオンになりました、多分)。あと、宇野さんによるシン・ゴジラの捉え方は最も丁寧でクリティカルだと思っています。

第2章くらいまではメモ作っていきたいですね。できるかな・・・。

ではでは。

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