金沢ひとり旅
梅雨の到来と共に念願の金沢へ行ってきました。
今回は一人旅行。
Yes!!!ひとり旅!!!!
ひゃっほーーーーーーい
元々旅行は一人で行くのが好き。
結婚した後も一人で旅行に行こうとして夫にたいそう驚かれた。
私から言わせるとなぜ夫婦で同じ行動することが前提なの?なんだけど、いつしか夫婦で旅行するようになり子供が出来てからは家族旅行が当然になっていた。
しかし今回の行先、金沢はどうしても一人で行きたかった。
その理由は私の大好きな星野源さんに由来する。
昨年の秋、源さんが金沢を訪れた話をラジオでしてくれた。
源さんも半分仕事でのひとり旅とのこと。
その時の話にすっかり魅せられていつしか絶対に金沢へ行くぞと心に決めていた。
源さんが訪れた時も雨に降られてそのエピソードもとても良かったので私も真似して雨の時期に行こうとオタク心丸出しで行った。
源さんは事前に何も調べず、天気予報すら見ずに向かったそうで私も極力ノープラン、とりあえず鈴木大拙館と金沢21世紀美術館だけ行けたら後は現地に行ってから考えようと思っていたのだけれど、うっかり観光案内を見てしまったらお得なチケットを見つけてしまい、結果的にめちゃくちゃ調べて出発することになった(笑)
そのおかげもあって金沢駅到着後スムーズにホテルに荷物を預け街探索開始。
歩き出してすぐ、素敵な町家を発見。
ご自由にどうぞお入りくださいとの看板に素直に従ってお邪魔する。
正確には町家ではなく武家屋敷になるのかな?
中にお茶室がありそこがとにかく素敵でとても感動した。
さらにそこの案内人の方がご親切にいろいろ教えて下さった。
たまたま通りかかっただけで何気なくふらっと覗いてみたらこんな素敵な世界が待っていてその偶然に大興奮だった。
日常のすぐ隣に歴史があり、私にとってはとても特別だったけど時代を超えて時代と共に生活がある金沢という街に着いて1時間も経たないうちにすっかり魅了されてしまった。
あと金沢の人はとても親切でフレンドリーだと思った。
私がひとり旅と言うのもあるかも知れないけどたくさん話しかけてもらって嬉しかった。みんなにこにこしてたなー。
金沢の街を歩き、街の音を聞き、温度や湿度を感じ、あちこちでアートに触れ、その時の自分の感情を確かめるような時間を過ごし、五感をフルで刺激された。
鈴木大拙館では大拙さんの言葉に触れ、源さんはここで何を受け取り、何を持ち帰ったんだろうかと想いを馳せ、そして私自身についても考えていたら涙が出てきた。
最初に書いた通り、金沢へ行くきっかけは源さんだったのだけどすっかりそのことを忘れて自分のための金沢旅行になっていた。
こんなに自分の意志だけで動ける旅は本当に久しぶりで嬉しかった。
金沢へ呼ばれたのは必然だったとすら思う。
アーティストでも、アーティスティックな性格でもない私ですら心の琴線をかき鳴らされたのだから、源さんが楽曲制作に影響を受けたのは当然だろう。そんな中で創り出されたこの曲が私は大好きだ。
旅の最後で訪れた石川県立図書館が本当に素晴らしく圧倒された。
ありがとう、金沢。
まだまだ見足りないし、食べ足りない。
また必ず行きます。
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