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スナップ撮影の終着点はこのレンズ

普段風景や飛行機の撮影をしている私としては,究極の環境の中でできる限りの美しい写真を撮りたいと思っている。
しかし,ふらっとスナップを撮影したいなと思うことだってもちろんある。
そんな時におすすめのレンズが
『EF40mm F2.8 STM』だ。

このレンズの良さは結構あるので,ぜひ購入して使ってみて欲しい。


軽いし小さい

2012年に発売されたちょっとだけ古いレンズである。
質量は何といっても130gしかない。
これは気軽にスナップするうえでとても理想的な軽さだと思う。
本体と合わせてもレンズ自体が本当に薄いため,レンズキャップみたいな感じでコンパクトだ。ミラーレスカメラに利用するにあたって,マウントアダプター経由で使用することになるが,とても軽い。
フルサイズのカメラであってもまるでコンデジのような使い方ができることが大きな魅力だ。

コンパクトさというのは撮影においてとても大事である。
というのも,大きなカメラでスナップをしていると町で歩いている人にとっては威圧感があるものである。別に人を撮っているわけではないのだけれどやはり周りの人は気にする。
空港で撮影をしているときにはとんでもなくでかいカメラ・レンズを持っている人は何人もいるから問題ないが,周りにカメラがないところで大きなカメラを使う時は配慮が必要だ。
このレンズを使う時にはそういった配慮がほとんどいらないところがおおきなメリットだ。

👆こんなカメラをぶら下げていたら結構威圧的だ。
職場の同僚からはよく,暗殺者・スナイパーと呼ばれている。

それに比べてこの小ささは本当に素晴らしい。使うボディはなんでもいいけれどもEOS RPとかR6 mark2とかが小さくてとてもいい。

値段がとにかく安い

このレンズの良さは何といっても値段の安さだと思う。
新品ではもう販売されていないけれども,中古だと1万ちょいで売っている。
この値段で買えるレンズはほとんどないのでやはり破格のレンズであることは間違いない。
『撒き餌レンズ』と呼ばれる部類に入ると思うが,写りも良く申し分ない。

40mm画角のすばらしさ

一般的な撒き餌レンズや単焦点スナップの王道は50mmだと思う。50mmレンズは各社ラインナップをそろえている。
しかし,40mmという画角は特殊である。キヤノンのRFレンズでは35mmがあるが,40mmはない。
私としてはこの40mmという焦点距離は簡単な風景や人物を撮るにあたっても本当にちょうどよいと思う。
50mmだとちょっと寄りすぎだなと思うことが多いので広すぎず狭すぎずのこの画角は本当に素晴らしい。
最近だとRICOHのGRⅢxは40mmである。

やはり,スナップは単焦点で撮りたいなというのが私の考えである。
単焦点レンズだとこの決まった画角の中でどのように写真として切り取るかを考える必要が出てくるので,その考えるという行為が本当に楽しい。

作例

EOS R5  EF40mm F2.8 STM  1/100s  f5.6 ISO800
EOS R5 EF40mm F2.8 STM  1/100s  F9  ISO1250

アジの写真ばかりになってしまったが,ぼかすこともできるし,パンフォーカスのような感じでも撮影することができるのでとてもありがたいレンズ。
使い勝手が良すぎる。

写真を撮ったことがない初心者にR6 mark2とEF40mmの組み合わせを渡してみた。肖像権の関係でここにあげることはできないが,F5.6のAVモードで撮影をしてもらったが本当に美しい写真が出来上がっていた。
やはり,40mmという絶妙な距離感が素晴らしい。

手振れ補正が付いていないレンズだが,とても使いやすい。手軽なカメラなのでぜひとも使ってみて欲しい。
安いのでとりあえず買ってみて試してみるだけでもいいかもしれない。

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