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自分の「顧客」と向き合うことで、自分が見えてくる

一旦その場で立ち止まって、周りを見回してみましょう。色々なものが見えますね。
中には、見えないものもあります。

代表的なものは例えば「自分自身」ですね。

「自分」を構成するもののほとんどは「無意識」で、人間は感性をベースにした生き物だから、自分が何を考えているのかとか、なぜそう感じたのかとか、己に対してとても鈍感です。

自分のことが一番分からない

就活を経験したことがある人なら、「自己分析」という地獄のような作業をひたすらした経験があるのではないでしょうか。
これから就活の方は、することになると思います、多分。覚悟しておきましょう。

少なくとも、私にとっては地獄でした。
学校や授業に対して特段の違和感も覚えず、それなりに成績を収め、学生時代を趣味に謳歌し、突然放り込まれる就活マーケット。

そして、面接でいきなり問われる「あなたは今まで何をしてきましたか」「あなたを弊社に採用することでどんなメリットがありますか」

知らんがな!

…ここで、少し昔話を。
幼少期、中学受験の為に塾に通っていた私は「面接の練習」が嫌い過ぎて、順番待ちの間にトイレに行く振りをして家に帰るという奇行を繰り返しました。面接の練習をさせたい教師vsあの手この手を使って面接から逃げる小学5年生!ファイッ!!!例え椅子に無理やり座らされた状態からだろうと、大雪の日だろうと、私は徹底的に逃げ続けました。
それが何度も続くもんだから、結局面接のある学校は受験しないことになったわけですが。
…ともかく、面接はいまでも苦手です。

自分のことって、本当に分からないです。
「自分はコレコレこういうコトをやってきた、こういう人間だ!」と胸を張って言ってみても、受け取る側の人や価値観も多種多様ですから、額面通りに受け止められるかは分かりません。
「自分でもしっくり来る自己紹介」って中々無くないですか?私は未だに無いです。

自分は他人の中にいる

鏡に自分の姿は映るけれど、その内面までは映りません。「自分」をどのように見つけていけば良いのでしょう。

「あなたの顧客は誰ですか?」

あらゆる人生、商売の基本は「お役立ち」です。どのような形で人の役に立っているか、どんな人に喜んでもらえているか。そういう視点で考えて「顧客」を定義してみる試みがこの問いです。

この問いに答える試みを続けていくことで、「自分の輪郭」が見えてくるのです。
鏡に映らないならば、人を鏡として自分を見てみる。

顧客の姿は、出来る限り明確に、たった1人の姿を思い浮かべることができるくらいまでイメージするのが良いとされています。(興味があれば、ペルソナマーケティングという言葉を調べてみてください)

例えば、私の場合だと…

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