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FANBOX辞めました

2018年12月に設立したFANBOXですが、支援プランを停止しました。FANBOX自体はしばらく残しますが、支援プランが存在しないため支援は受け取りません。

何を思ってFANBOXを始めたか
何を思って辞めたか
そしてこれから何をするのかなど書いていきます。

何を思ってFANBOXを始めたか

実は、私はそもそも月額支援系サービスに大きな抵抗を持っていました
なぜかというと、前世でFantiaやEnty、Patreonを運営していたことがあり、その際に「記事を投稿するたびに支援者が減る」という現象にしばしば遭遇した為です。
一つの仮説として「支援したい気持ちの最高潮は支援した瞬間であり、その後支援者のテンションは徐々に下がっていく」という、月額パトロン型サービスは構造的に避けられない欠陥を抱えているのではないかと、当時の私は考えていました。
つまり、記事を投稿することによって支援者に通知が行き、それによって「あぁ、そういえば支援していたな…」ということに支援者さんが気づき、さまざまな事情によって(※)支援を停止する、ということです。
 ※生活環境の変化やお財布事情、心境の変化など

「支援を継続するに足りうる魅力的なコンテンツを提供できていなかったということでは?」という理由も大いにあるでしょうが、真実はともあれ「記事を投稿すると支援者が減るという現象の前に、心折れた過去があった」ということです。
そういうわけで、VtuberはFANBOXを開設するのが当たり前、のような風潮がある中で、私はFANBOX(はもちろんのこと、Youtubeのサポート機能も)を開設しない期間が長く続きました。

そこで、ある時「更新しないFANBOX」というやり方ができないか、ということに気づきます。つまり「FANBOX自体は単なる月額決済機能としてのみ使用し、支援者向けのコンテンツは別の場所(※)で提供する」というやり方です。
 ※具体的には、専用のDiscordサーバー
そこで、「バーチャルライフラボ」と称して、バーチャル空間上で生きていくというフィオのビジョンに賛同して支援して下さる方と一緒に、バーチャル空間上での生き方を模索していくオンラインサロンを提供しようと考えたのです。

何を思って辞めたか

バーチャルライフラボは、基本的には私の頭の中にあるものや企画のアイディア、気づいたことなどをアウトプットする場として使用していました。支援のリターンとして、フィオの私的なメモ帳を見ることができますよ。みたいな形式で、いわゆるオンラインサロン的な運用です。

結論から言えば、これはあまり上手くいかなかったというのが正直な所です。

開始時期がバーチャルマーケット2の準備期間と重なったこともあって、私のマンパワーのほぼ100%がVケット運営に割かれてしまい、ラボ内で立ち上がった企画も流れがち、ラボへのアウトプットも減りがちな日々が続きました。

どうしたもんかな、と思いあぐねる間にも、ありがたいことにこの半年、能動的に支援を停止する方はほぼいらっしゃいませんでした。しかし、当の本人である私が「満足に価値を提供できていないにもかかわらず支援を毎月受け取ること」に耐えられませんでした
ラボのメンバー(支援者の皆様)は私に対してとても好意的なので、私がそういう思いでいたことを伝えたら「そんなこと気にしてないよ」と言うでしょう。
※私自身、そのような心持ちで「活動内容に関わらず支援を続けているクリエイターさん」が何名もいます。

亡くなった人生の師から「まず人の役に立ち、ひたすら与えて与え尽くして、恩や見返りを考えない人生を送れ」と言われ育ってきました。
(本人の心情として)何もしていないにもかかわらず支援が届き続ける状態は、性格上、心情上、向いていなかったのだと思います。

まず与え尽くしたいのに、先に受け取ってしまう。月額支援サービスの持つ構造的な順序のズレに、私のポリシーが耐えられませんでした。

そういった訳で、支援プランを停止することを決めました。

これから何をするのか

さて、転んだままで起き上がらないような私ではありません。笑
FANBOXは辞めますが、別の形でこのDiscordを活かしていきたいと考えています。

私には夢があります
それは「バーチャルで生きていける世界を作りたい」というものです。
私自身、完全に鬱で引きこもりの状態からVRを通じて社会との接点を取り戻し、今ではバーチャルな人格のままで会社役員という大役を預かるに至りました。
これから来るであろう大バーチャル時代に向けて、「何らかのハンデを背負っていて現実が息苦しくともバーチャルなら生きていける」という選択肢を当たり前のものにしたい。
その夢の実現に繋がる道として、個人Discordの運用は続けたいと思っています。それに伴い、バーチャルライフラボの名前を変えて、サーバー参加権限を一般開放します。

私がフィオとして生まれ変わってから歩いてきた道と、今までの人生において培ってきた経験は、きっと誰かの役に立つはずだと思っています。
であるならば、それらの知見や経験は「(支援という名の)入場料が必要なクローズドな場」ではなく、興味のある人ならば誰でも気軽にアクセスできる「半分オープンで半分クローズドな場」に蓄積していくべきだと思いました。
 ※完全にオープンな場(例えばTwitterなどのSNS)に出してしまうと「それを求めない人々」にまで届いてしまう為、完全オープンは本意でない。

バーチャルで生きていく未来を夢見る人たちと、一緒に考えたり・企画したり・学んだり、時にはフィオから何かを教えたり・伝えたりする、そういった場所にしていきたいと思っています。

フィオの夢に賛同頂ける方、
バーチャルで生きる道を模索している方、
バーチャルに可能性を感じている方、
是非、私のDiscordサーバーへお越し下さい。
扉は常に開けておきます。
出入りも自由。
発言するもROM専でいるも自由。
通知が多いと感じたらミュートも自由です。
参加する方にとって、何らかの価値を与え、互いに価値や気づきを与え合えるような場にしていきたいと思っています。

サーバーの名前は「バーチャル企画塾」になります。

私が大好きな「バーチャル」「企画」を中心に据え、共に学ぶ場所として「塾」という言葉を選びました。共に学び、企てていきましょう。

入場URLはこちらです。

※現在クローズド運営中です

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【バーチャル空間で生活している人々がいる】 バーチャル空間は、人類にとってのフロンティアです。 いうなれば、これまでの時代は平面のインターネット時代。 これからは、空間のインターネットの時代がやってきます。 バーチャル空間はいずれ、物理現実の世界と遜色ない規模の生活圏・経済圏になるでしょう。 そんな未来を感じてみたい人。 そんな未来の先頭を走ってみたい人。 そんな未来に向けてひた走るフィオっさんの道のりを見ていたい人。 に向けたマガジンです。 ※月に3記事以上読むなら、購読がお得です。

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