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バーチャルマーケット

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バーチャルマーケットに関するnoteをまとめました。
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記事一覧

Uni-Virtual Licenseの目的とこれから

アバター文化の為の3Dモデルの利用規約のテンプレートセット「Uni-Virtual License(以下UVL)」は2020年2月28日にリリースしました。 UVLの構想自体は2019年12月頭に開始したので、検討開始からリリースまでに大体4ヶ月。この記事を書いているのが2020年4月21日なので、リリースからそろそろ2ヶ月が経とうかなという頃合いですね。 おかげさまで、正確に追い切れているわけではありませんが、100件弱程度の採用事例があるようです。ありがとうございます!

Vketβ、手数料0%宣言!

バーチャルマーケットは、そのミッションとして「バーチャル空間を発展させ、豊かにする」ことを目指し、バーチャル空間に現実空間に比する経済圏を作ることによって、人々の生きる選択肢を増やす「きっかけ」であり続けることを掲げています。 Virtual Market β(仮名称。今後Vket Shopに改名予定)は、バーチャルマーケットと連動した、アバター文化とバーチャル空間の為のECサイトです。 Vketβは、中長期的に「手数料0%」つまり「ユーザーさん(購入者)の支払額が100%

アバター文化の過去、現在、未来

※この記事は、2019年12月14日に開催されたバーチャル学会2019の基調講演の内容を文字起こししたものです。登壇時に使用したスライド資料を含みます。バーチャル学会のホームページはこちら 自己紹介 こんにちは!動く城のフィオと申します。  本日はバーチャル学会2019の基調講演にお招き頂き、誠にありがとうございます。過去最高のバーチャル元年であった2019年、バーチャル学会発足!ということで、記念すべき場でこうやってお話させて頂けることを嬉しく思います。  改めまして、

Vケット4のテーマとコンセプトにかけた想い

バーチャル空間最大のマーケットフェスティバル、始まる!バーチャルマーケット4の出展受付がとうとう始まりました! 温めてきたものを一気に放出できて嬉しい気持ちと、「皆もワクワクしてくれるかなぁ?」というちょっぴりドキドキな気持ちが半分半分です。 これから約半年後の4月末に向けて、 Vケットに大切な作品を預けて下さる出展者の皆様と、 当日を楽しみにして下さる来場者さんと、 運営スタッフ一同とで、素敵なイベントを作り上げて行けたらと思います。 4のテーマはパラリアルワールド今回

Q「なぜVケットは会場のコンセプトがやたらと強いのか」

Vケットは、会場に「コンセプト」というものを持たせています。 Vケット2であれば「ファンタジー・中世」の「異世界マルシェ」や、「サイバー・近未来」の「FutureTerminal」。 Vケット3であれば「現実・ノンジャンル」の「ネオ渋谷」や、「中華・アングラ」の「九龍帝国城下町」といった形です。 ・会場の色が強すぎてブースが目立たないのでは? ・ブースが主役(であるはず)なのに本末転倒では? ・そもそもコンセプトの無い会場が欲しいんだが? など、様々な意見や要望を頂くこと

Q「なぜバーチャルマーケットはシンプルにブースをずらっと並べないのか」

展示即売会と聞くと、やはりコミケのようにテーブルがずらっと並んでいる光景を思い浮かべる方も多いと思います。 なんでVケットはこんなに会場が広いの? コミケみたいに、ブースを横にずらっと並べれば良いのでは? 何も無い空間にブースを置いたら、もっと快適に巡れるのでは? 色々と意見や質問、疑問を頂くことも多くなってきたので、ここで私の考えを書き記しておきたいと思います。 全ては描画負荷を下げる為の工夫VRChatにおいて「重い」という言葉が指すものは2種類あります。 1つは「

バーチャルマーケットが目指す未来について

バーチャルマーケットとは何か 「その開催を通じて仮想現実空間を発展させ、豊かにする」ことをビジョンとして、フィオと、有志のチームと、フィオが所属するVR法人HIKKYで活動しています。 Vケット自体は、昨年の2018年8月26日に第1回が開催されたばかりで、まだ初開催から1年も経っていないような、よちよち歩きのイベントです。  とはいえ、実はこのVケット、物凄い速度で成長しています。  2019年3月8日~10日のVケット2には、約400サークルが出展。  協賛企業も18

バーチャルマーケットとはなんだったのか

祭りの終わりに。 バーチャルマーケット(以下、Vケット)が終わり、一週間が経ちました。  開催期間は終わり会場もクローズしたけれど運営的にはまだまだVケット2の後処理が続いていて、閉会式で「Vケット3をやるぞ!」とぶち上げたものの下準備を粛々と進めるのみで表に出せるものはまだ何もありません。  ほっとしたような、祭りの熱に浮かされたような、次へと向かう熱量に滾っているような複雑な感情ですが、ともかく一つのコトが終わったということで、このタイミングでしか語れない「想いの塊」の