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位置情報・眼科システムで成長続けるトプコン

トプコン<7732>は
光学・計測・位置情報を技術を基に
三つの事業を展開しています


スマートインフラ事業は
建設現場で使用される
測量機、レーザースキャナーなどを製造しています

ポジショニング事業は
位置情報を利用した
建設機械や農業機械の自動操舵システム
農作物の生育状況を把握するセンサーが主力商品です

アイケア事業は
視力検査機器や
眼圧測定装置、眼底撮影装置に注力しています


【7~9月は77%増益】

2023年3月期
上期(22年4~9月)業績は
売上高:前年比26%増の1027億円
経常利益:同50%増の94億3千万円
となりました

部材不足による供給制約や出荷遅延の影響を受けたものの
需要が旺盛であることに加え
円安が収益拡大に寄与しました

部材費、物流費が高騰しましたが
売上拡大により大幅増益を達成できました


第2四半期(7~9月)の3カ月間では
売上高:前年比32%増の557億円
経常利益:同77%増の55億4千万円
と好調です

スマートインフラは
売上高:前年比10%増(74億8千万円)
営業利益:同47%減(10億5千万円)
(営業利益は本社費用など調整前)
となりました
国内需要が堅調なほか
アジア、中東向けが復調したものの
部材不足により測量機の生産が減少したことと
先行投資の影響で
減益となりました

ポジショニングは
売上高:前年比42%増(305億円)
営業利益:同98%増(47億3千万円)
と大幅に伸長しました
北米、欧州において
建設・農業市場における需要は旺盛な状況が続いています

アイケアは
売上高:前年比26%増(174億円)
営業利益:同3.3倍(9億3千万円)
となりました
中国のロックダウンの影響を受けましたが
北米、欧州における拡販が収益増加に寄与しました


【会社予想は22%増益】

通期業績の会社予想は
売上高:前年比13%増の2000億円
経常利益:同22%増の180億円
ですが

下期(10月~23年3月)が
売上高:前年比2%増(973億円)
経常利益:同0.4%増(85億7千万円)
と、売上と利益の伸びが鈍化しても
会社予想を達成できます

米国ではインフラ工事が活発な状況が続くと見られています
世界的には人口増加による
食糧不足(農地不足)が懸念されています
また
多くの国で高齢化が進み
緑内障、加齢黄斑変性症、糖尿網膜症の患者が増加しています

通期業績について
会社予想を達成できる公算が大きいだけでなく
中期的にも
高成長を持続できることが期待されます


(注)これは情報の提供のみを目的としており
特定の銘柄を推奨するものではありません
銘柄の選択などの投資にかかる最終決定は
御客様御自身の判断にて御願い致します

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