見出し画像

スミダ、4~6月の利益は2.7倍

スミダコーポレーション<6817>は
コイル(※)をはじめとする電子部品を
様々な電子機器や自動車向けなどに供給しています
近年は
医療、工場自動化やクリーンエネルギー向けにも注力しています
(※)パワーインダクタ、リアクタとも呼ばれ
電気エネルギーを磁気エネルギーに変換して蓄える部品


2023年12月期
第2四半期(4~6月)業績は
売上高:前年比15%増の377億円
税引前利益:同2.7倍の24億2千万円
と順調です


【車載急速、充電向け好調】
売上高を用途市場別でみると
車載関連は
前年比10%増の207億円
となりました

自動車生産は
半導体不足により遅延していた生産が回復基調であり
電気自動車/ハイブリッド車については需要は旺盛であることから
車載向け電子部品は増大しました

産業関連は
同69%増の111億円
と大きく伸長しました
欧米において
太陽光発電設備向けに加え
電気自動車の急速充電設備向けが好調に推移しました

家電関連は
同19%減の59億3千万円となりました
パソコン、タブレット端末、スマートフォンの需要低迷の影響を受け
昨年末から売上は減少が続いています


地域別売上高は
欧州:前年比47%増の157億円
北米その他:同11%増の67億8千万円
中国/台湾を除くアジア(日本を含む):同17%増の68億1千万円
中国/台湾:同8%減の83億6千万円
となっています
欧米では車載・産業関連向けが好調です
中国/台湾はスマホ、パソコン向けが伸び悩みました


円安による収益増大効果
生産増加による効率向上に加え
香港の休眠子会社清算に伴う為替換算差額(3億8千万円)計上により
経常利益は大幅に増加しました


【上振れ余地】
通期業績の会社予想は
売上高:前年比4%増の1440億円
税引前利益:同1%減の65億円
ですが

下期(7~12月)が
売上高:前年比7%減の708億円
税引前利益:同52%減の24億6千万円
と大幅減益となっても会社予想を達成できます

現状から
通期業績は会社予想を上回る余地が大きい
と判断しています


(注)これは情報の提供のみを目的としており
特定の銘柄を推奨するものではありません
銘柄の選択などの投資にかかる最終決定は
御客様御自身の判断にて御願い致します

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?