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日本ケミコン、自動車・エネルギー向け好調

日本ケミコン<6997>は
アルミ電解コンデンサの世界トップシェアです

コンデンサとは
電気を貯めたり放出する電子部品で
殆どの電子機器において使用されています
アルミ電解コンデンサは
電極にアルミを使用したコンデンサで
容量が大きいのが特徴です


【10~12月は25%増益】
2023年3月期
第3四半期(22年10~12月)業績は
売上高:前年比19%増の429億円
経常利益:同25%増の30億円
となりました

材料費高騰、電力費上昇があったものの
円安
販売価格の値上げ
生産性の改善により
増益を達成しました


用途別では
自動車の電子化、自動運転ほか安全機能の搭載や
電気自動車(EV)/ハイブリッド車(HV)市場の拡大を受け
車載向け(売上構成比:約28%)が伸長しています

世界的な脱炭素化の流れを受け
太陽光発電や風力発電装置など
新エネルギー関連向け(構成比6%)も好調です

メーカー各社の製品投入が活発になっていることから
生活家電向け(構成比11%)も拡大しています

産業機械向け(構成比26%)も堅調です

パソコン、スマートフォン向け(構成比23%)は
伸び悩みが続いています


【予想控えめ】
会社側は
通期業績について
売上高:前年比14%増の1600億円
経常利益:同18%増の95億円
と予想していますが

第4四半期(23年1~3月)が
売上高:前年比6%増(401億円)
経常利益:同26%減(16億9千万円)
と、売上の伸びが鈍化し経常減益となっても
会社予想を達成できます

自動車向け、新エネルギー関連の好調持続を期待できるため
通期業績は会社予想を上回る可能性がある
と考えています


(注)これは情報の提供のみを目的としており
特定の銘柄を推奨するものではありません
銘柄の選択などの投資にかかる最終決定は
御客様御自身の判断にて御願い致します

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