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皮膚免疫を専攻する女子(24)がフォトRFを受けてみた②あれから4年後の肌


3年4年寝かせたフォトRFの結果書きます

5月初めに受けたフォトRFの結果について、写真を撮り記録していたので、経時変化をまとめてみました。

フォトRFを受けた後の肌の変化

施術当日にすぐ現れたマイクロクラスト(メラニンを含む細胞が浮き上がり、小さなカサブタになったもの)が1週間経つと、目立っていたもののほとんどがなくなりました。

施術後の日ごとの肌変化

正直、施術当日の夜は生体の面白さ驚きを感じるとともに自分の肌におけるメラニンの暴れ具合にドン引きでした…
施術から2,3日後、お風呂に入る度にマイクロクラストについて「あれ、小さくなってる・・かな?」と、変化は気のせいレベルでしたが、5日目あたりには小さくなっていることを確信しました。
自分の顔なのに記憶が保持できないポンコツ海馬なので、写真を毎朝撮っておいて正解でした(ちなみに施術当日の写真だけ夜です。電気の下で画質悪い)

フォトRF照射1回目である現時点では、"悩みが改善した!"ということは特にありません。毛穴とか、ニキビ跡とか効果があると嬉しいです。あと右目の横のシミ(本命)!!!薄いシミにも効果あるらしいですが…

一つ気になった点が、マイクロクラストがシミの上にも出てきたことです。そして、そのマイクロクラストがきちんと消失した…
シミの濃度が一定だから、勝手なイメージで、同じ層にある細胞(のメラニン)が見えているのかと思っていたけれど、直径7㎜もあると階層状になっているかも、と思いました。(ひとまず、浮き上がりやすい位置にある層の細胞からマイクロクラストになった、とか:下右図参照)
だとしたら、このシミを形成する全ての細胞がマイクロクラストになるには結構時間・手間がかかりそうです。。

当時の考察

フォトRFという物理的な攻撃だけでなく、日々の大量お薬摂取も効いていると嬉しいです。何事もそうですが、一発逆転!よりもコツコツ継続していることの方が力を発揮すると感じているので、内服薬と紫外線対策をきっちり続けていこうと思います。(ちなみに次回(2回目)のフォトRFは1カ月後です。)ひとまず経過観察については今回は以上です。

イオン導入(エレクトロポレーション)

私が受けたフォトRF以外の施術の一つ、イオン導入(エレクトロポレーション)について調べてまとめてみました。

私が通う美容クリニックでの説明(契約書)には「イオン導入(エレクトロポレーション)」とあったのですが、調べるとどうもイオン導入とエレクトロポレーションは別物だということが判明しました。。

イオン導入もエレクトロポレーションも、期待する効果は同じで、有効成分をより肌の奥まで届けるための手段です。
ただ戦略が違っていて

イオン導入
通電することで(化粧水など)水溶液中の陽(+)イオンおよび陰(ー)イオンがそれぞれ(ー)極および(+)極に向かって移動することを利用したもの。 具体的には電極の先端に美容液で十分に湿らせたガーゼなどを付け、その先端を目的とする部位にて体に影響を及ぼさない程度の微弱な電流を流しながら当てることで施術を行います。

【エレクトロポレーション(電気穿孔法)】
皮膚に微弱な電流を流すことで、細胞膜の脂質二重層を不均一にして孔を作る⇒そこへ有効成分を送りこむという仕組み。
穴をあけると聞くと不安になりますがその後、元の均一な状態にすぐ戻るので孔は塞がるとのこと。


そもそも皮膚は外から異物を通さないことが使命なので、化粧水などの効果がどれほどなのか疑問でした。
私は研究で層形成した表皮を使って、上から化学物質を投与して下に落ちてくる量を測定しているのですが、MW(分子量)200前後の物質で、24時間置いても非常にわずかしか透過していません。

化粧水の意義は、保湿だけだと思っていました。なぜなら薬機法で、化粧品は医薬品のように"即時性の効果があってはいけない、あくまで緩やかな効果が認められる製品"と定められているからです。素晴らしい効果を持つ成分だろうと、配合濃度は低いだろうし、そもそも表皮を透過しないからあまり期待はせず、化粧水と接してきました。

これまで私はいわゆる"肌の奥まで浸透!"すれば有効成分が細胞に働きかけて美肌・美白になるんだ!と思っていました。
しかしエレクトロポレーションを調べていて、細胞に孔を開けて成分を流し込む、というかなり物理的な、直接的な手法であることに驚きました。やっぱり細胞1つ1つに化学物質が影響を与えることができるんだ、と改めて思い知らされました。
教科書を読んで分かっていた・知っていたつもりでも、自分の身に置き換えて生の情報に触れる、というか、、そこで知った知識が感情を伴って頭に入ってくることが新鮮でした。(2019年5月5日)

2023年の今現在の肌の感じを含めてまとめると…

あれからちょうど3年4年経つ現在ですが、妊娠してからそばかすが増えました
あのかけたお金・時間は経験値としてだけ残りました。生きてる限り色んな環境・条件になっていき、それに合わせて肌も変わることを痛感します。とにかく肌は良くも悪くも変化が顕著な部位だなと感じます。

気持ち大きくなってる?

ちなみに…
つわりがきつかった時期はほぼ外出できなかったし、日頃、日中に外出するのは大学に行く週2回程度(UV帽子被って日焼け止めもしてる)にも関わらず…

妊娠中は、エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンの分泌量が増えます。これらの影響でメラノサイトが活性化し、メラニン色素が過剰に生成されてしまうそうです。妊娠中にできるシミは、「妊娠性肝斑(にんしんせいかんぱん)」と呼ばれます。
ただこれらは一過性とのことで、産後にホルモンバランスが落ち着いてくるとこれらのシミは消えるということです。

4年越しのまとめとしては、水分と野菜が一番効くなぁというのが個人的感想です。

あのときは薬に頼りっぱなしだったけど
今は野菜に頼って生きます

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