ちょっとした支援の話

初めてこのサービスを選ぶ方に向けた、ちょっとした知っておくと良いことに関する記事です。

サービス情報取得
サービスの利用にあたっては、市町村の障害福祉窓口にてサービスの利用申請や審査が必要になります。また、どんな事業所があるのか分からないという場合は、相談支援事業所という機関、障害者就業生活支援センターが相談窓口として利用先の情報を教えていただける場合があります。

病院での診断
精神科もしくは、心療内科を標榜している医療機関にてICDコードに分類される診断を受ける必要があります。私は専門ではないので、詳しくは通院した際に説明を受けて頂くことが望ましいですが、検査や通院をおこなった結果、診断が確定してからサービス利用を受けることが可能になります。

見学や体験
どこかの事業所を利用したいと思ったときに、まずは見学や相談を受けることを推奨しています。訓練内容や事業所の雰囲気を知ること、どういった就職までのルートが考えられるのか、初回の相談時に疑問に思うことや感じることを全てしておくことを推奨します。

利用手続き
見学や相談が終わり利用したいと考えた時に、上記手続きを市役所の障害福祉課窓口でおこない、受給決定がおりればようやく利用手続きへ移行します。また個別支援計画書類(どういった支援計画で訓練するか)、セルフプラン(どの時間でどんな支援内容を受けるか)が必要になるので事業所に依頼をします。

訓練初期
まずは、通うことに慣れることや、訓練内容をよく理解した上で学習を進めていきます。利用2ヶ月は暫定期間というお試し期間なので、どうしても訓練内容が合わない場合は、事業所を変更することも可能です。数ヶ月から3ヶ月は訓練に慣れること、可能であれば一緒に訓練をする仲間、友人となりそうな人がいれば心強いと思います。

訓練中期
事業所の訓練に慣れてきた段階で、施設外活動として実習を経験します。短日から1週間程度ですが、日時は細かく調整可能です。実習を通じて会社に慣れること、最終的に職業評価を受けますので、評価を受けてできている強みの部分や、働く際に課題となる部分について理解を進めます。

訓練終盤
実習と訓練を繰り返し、希望によって雇用のある実習にチャレンジすることも可能です。ただ会社が採用募集を出すタイミングと合わせる必要があるため、担当者に相談をしていつ就労したいと考えているか希望の時期や条件を細かく伝えておくと、いざという時に役に立つと思います。

就職するまでに
書類を整えることや合理的配慮を作ることはとても大変です。また、就職するまでにも緊張する場面や疲れることもあると思います。自分の実力以外にも応募するタイミングや、他採用希望者によって合否に影響するなど運の要素も沢山あるのが実際の活動です。

気持ちが折れてしまったり落ち込むこともあるかもしませんが、うまくいかなかったことや悔しい気持ちを経験することもとても大切です。一つ一つの書類を何度も見直したり、面接の練習を何度もしたり、訓練をおこなって能力を向上させたり、一つ一つの積み重ねが良い結果を導くことに繋がります。公的機関や支援事業所の力を借りて、決して一人で頑張るのではなく、支援を十分に受けながら活動を進めていただければと思います。

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