Kei

メタ戦略コンサルタント。情報物理アナリスト。 カリフォルニア大学アマースト校で物理哲学…

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メタ戦略コンサルタント。情報物理アナリスト。 カリフォルニア大学アマースト校で物理哲学の博士号を取得。 物理哲学者として、これまで超一流のプレーリードック達に1,000を超える公演を実施。スタンディングオベーション率100%という偉業を達成したことで知られる。

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誰がいくら稼いだなんて死ぬほどどうでもいいことに惑わされなくなるお話-金(カネ)という強さの本質について

SNSのインフルエンサーだのテレビの有名人だの、はたまた友達の友達だのがいくら儲けているなんてことを気になったりしたことはないだろうか? それによって、自分が惨めに感じたり、もう少し前向きだと、自分ももっと頑張らなくちゃなと思ったことは? 少なくとも私は過去にそうした経験があるし、あなたも同じではなかろうか。金というのは”強さ”の一形態であると言えるから、それが人と比べて劣っていると感じることに危機感や焦りを感じるのは致し方ないことかもしれない。 ただ、実のところ、これは世間

    • 自信をつけろなんていう戯言には惑わされない方がいい-倫理のあり方について

      巷では、自信がないことは何故か良くないことされることが多い。 あなたも頼んでもないのに誰かから、「もっと自信を持て」なんてことを言われた経験があるのではないだろうか? あまつさえ、自信を持つための本なんかが書店に並べられていたり、そのための自己啓発セミナーなんてものが開催されているのを見ると世も末かなと思う。 そんな自信というものに対して理解のない私でも、世の人々が何故自信を持ちたいと思うかはおおよそ察しがつく。 私も経験があるが、自信がないとそれだけで不安な気持ちになるし

      • ”リスク”という言葉を軽々しく使う奴は詐欺師と大して変わりがない-リスクという名の悪魔の囁き

        リスク。「確率」という言葉と同じくらい一般的に使われていて、それと同じかそれ以上に多くの人に理解されていない言葉である。 企業幹部の連中だの、アナリストだのに限らず、どうも現代人はこの言葉を使って何かがわかった気になったり、もしくは、分かったように見せて得意顔になったりする誘惑に駆られやすいようだ。(かく言う私もその一人である) ただ、少なくとも、私が聞いたり見たりしてきた中で、リスクというものについて納得のいく話をしているのはほんの一部の聡明な連中のみで、ここにはそうした軽

        • 書くこと-人生をより美味しく頂くために

          ここ最近、noteでコラムを書いているが、別に大層な目的やら計画があって書くようになった訳ではない。有り体に言ってしまえば、便利で使えそうだったから始めたのを覚えている。 基本的に、世間で言われているような計画や目的なんてものは、大して価値がないことが多い。まぁ、戦略コンサルタントなんていう、私にとって群を抜いて最悪な職業に就いている人であれば話は別かもしれないが。(ちなみに、次に最悪な職業は弁護士で、その次にマシなのが害虫駆除業者だ。なお、害虫駆除については私がやりたくない

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          私たちはもっと自分たちがどんなに頑張っても知り得ないものがあることを自覚した方がいい-不知というものに関する正しい理解

          無知の知という話がある。 これはソクラテスが言ったとされていて、我々は多くのことを知らないが、その真実を知っていることは一つの大きな知恵であるとかそんな意味合いだ。これは得てして、自分はたくさんのことを知っていると驕っている人は、この無知の知を持っておらず、現実を正しく見るための重要な知恵を持っていないと言えるので、そんな痴れ者にならないよう気をつけましょうね、といった説教くさい含みもあるといえよう。 確かに、我々はあまりにも多くの知恵や知識を持ち合わせていない。世界中のあら

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