「環境のせいにするな」という言葉が嫌いだ!

 私は「環境のせいにするな」という言葉が嫌いだ。例えば、会社の上司でこの言葉を使う人は、どんなに環境が悪くても、成果を上げることができるのだろうか。世の中には、自分の意志だけではどうにもならないことがたくさんあるというのに…。

 特に部下の力を引き出さなければならない上司が部下に対して「環境のせいにするな」という言葉を使っている瞬間を見たとしたら、私はその上司を無能だと思うだろう。その上司自身がいくら仕事ができたとしても、部下の力を引き出すことができないならば、上司としては無能だ。つまり、そのような人は他人を育成する立場になるべきではないのだ。なぜなら、上司は部下の力を最大限引き出す環境を作らなければならないのだから…。

 私は、どんな環境であっても、成果を上げることができる人間になりたいと思うが、他人にそのような人間になれと強要するような人間にはなりたくない。「環境のせいにするな」という言葉を他人に押し付けたところで、何になるというのか。そんな根性論を唱えたところで、何も変わらないというのに…。


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