大量消費、大量生産のサイクルに思うこと。
813回目です。φです。
100円ショップに久しぶりに行きまして、その膨大な品数に驚きました。なんでも売ってる!と思う程!
ちゃっかりと300円だとか500円だとかの値札を持って100円ショップの商品になっているものを目にしましたが、それでも安い。
すごいなぁ、と思うと同時に、安さが優先されすぎているような気もする。なんでも安ければいい。安かろう悪かろう、な風潮。
安いものは、お財布には優しいです。けれど、環境にとっては優しくない。もちろん使い方だったりにはよるけどね。
安いものだと、どうしても「また買い替えればいいか」になる。「安いんだから別に大切に使わなくても」ということにもつながりやすい。
反対に、高いものだったら「高かったんだから大切にしなきゃ!」とか「値段分は使わないと」とか。考えやすいかと思います。
安いから使い捨てのように使う。周りもそうやって使う。買う回数が増える。消費者全体がそうしていたら、お店側だって大量に作る。大量生産大量消費。ごみは無限と出る。
連鎖があるからこそ、私たちは環境を汚し続けているのかもしれませんね。誰かがどこかに歯止めを掛けなければ、ずっと回り続けるでしょう。
けれど、急に値段が上げられたら?
何も買えなくなる人が増えます。貧困にあえぐ人はどうしようもなくなる。
値上げ、そして賃金の値上げ。これが同時に行われなければ、成り立たない社会になるでしょう。
しかしながら、賃金は一向に上がらない。むしろ下がっているようにも思える。非正規のアルバイトやパートの最低賃金は日本は低さで群を抜いています。
環境のためにも、賃金を上げることは大切なのでしょうね。私は経済に関してものすごく強いというわけではないし、素人考えに過ぎないけれども。
贅沢品を毎日買う、というわけではない。ただ、ほしいものはある程度我慢したら手に入れることはできるし、体を気遣った食材も買うことができる。本だって、教育だって、満足のいくレベルを受けられる。
それをするだけのお金が手に入る社会でありたいものですね。国でありたいものですね。
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