不協和音なものたち

826回目です。φです。

猛暑が続きますね。外出をできるだけ控えるとのこと、そして野外での運動も控えること、というお達しをテレビで観つつ、その後にオリンピックのニュースがあるのですからなんとも面白いものです。

思い切り運動しているなぁ外で…という矛盾に直面しますが、最近は増えたように思います。そういった矛盾が。

例えば、オリンピック開催前のこと。オリンピックを応援しよう、というニュースの後で、感染者急増のニュース。

ニュース番組は情報を伝えるためのものだ、と割り切ってしまえば「そんなものだ」となるのでしょう。しかしながら、それでいいのかと疑いたくもなる。

一貫性を持て、というのは難しいものです。一貫性ゆえに偏った内容になりかねない。ニュースキャスター各々が自分の意見を出せるかという点にも疑問が残る。

諸々の理由で、そうなってしまうのも仕方がないのかもしれません。仕方がないな、で済ませることもよろしいものではない、とは思いますが。

誰もが納得する内容を、その情報の出発点となるものが一貫させておけばきっとそういった矛盾は起こらないのでしょう。ある程度、という前提はつきものですが。

大きな団体だからこそ多少なりの矛盾も”構成員はたくさんいるから”という理由になりますが、これが個人だと考えると奇妙なものです。

ある日は「外に出て運動しよう!暑いのは夏だから!」と言い、またある日は「外に出るなんてふざけてる。暑さは体に害がある」と言うようなものでしょうか。なんとも不思議な光景になりそうですね。少々誇張が入っているとは思いますが。

世の中、見てみると奇妙で不思議なものばかりです。自分が考えもしなかった時期では見つからなかったものが嫌と言う程見えてくる。それが自分の成長でもあり、得た経験でもあるのだろうと思います。嫌なものも見えてくる、と嘆くよりは、さまざまなものが見えるようになった、と喜んでおく方がいいのかもしれませんね。


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