【ネタバレあり】Nintendo Switch「Ib」一周目感想
最近、「Ib」というゲームを買ったんです。
元々はPC用のフリーゲームで名作らしいので、Switch版を気になって購入。
ちなみに初見プレイです。
どういうゲームか説明
イヴは両親と美術館のゲルテナ展に来たのですが、ある一つの絵に近づいたら、異変が起こって、血みたいな赤い文字が現れて、「一緒に遊ぼう」と現れるところから始まります。
その後、美術館には誰もいなくて、魚の絵に飛び込んだら不思議な世界に入ってしまった話です。
ゲームはそんなに難しくなく、アクション要素は障害物を避けるくらいしか無く、謎解きも簡単なので気軽に遊べます。
世界観は少し不気味だが、可愛い感じでした。
ストーリーについて語ります
イヴはそこでギャリーと男とメアリーという少女に出会って、探索するのですが、罠によってイヴとメアリーはギャリーと離れることになります。
イヴとメアリーが離れて、ギャリーはある事実を知ります。
ゲルテナの作品が載った本にメアリーの絵が載ってたのだ。
彼女の正体は絵だったのだ。
それは衝撃的でした。
まさか、可愛い女の子が追いかけてるくる女の絵の仲間だったとは。
メアリーが実在しない人間で、絵だったのは本当に信じられないです。
ギャリーがそのことを知った後、メアリーは少し様子が変わってしまいます。
なんか、不気味でした。
メアリーはイヴに雪の事など聞いてきます。
メアリーは絵だったから、外の世界を知らないんだなと思いました。
なんか、かわいそう。
その後もメアリーは付いてきますが、自分が持っているバラを拾ったギャリーにパレットナイフを持って襲ってきたり、イヴをおもちゃ箱に落としたり、イヴのバラを持ってたりなど不気味な行動を取ります。
途中、メアリーは花占いの話をしてました。
その伏線を回収したのか、メアリーはイヴのバラと交換したギャリーのバラで花占いをしてました。
メアリーが持ってるイヴのバラとギャリーのバラを交換したあと、通った道で青い花びらが落ちてたり、ギャリーが苦しそうにしてたので、嫌な予感がしたので、そうだろうとは思ってたけど。
落書きの家の廊下の途中に居るギャリーの所へ戻ると、ギャリーは眠ってました。
「Ib」の世界ではバラが散ると、命が無くなるそうなので、ギャリーは亡くなったとされます。
その後、落書きの世界の黄色いドアに入ると、絵があって、その絵に入ると、最初の美術館に戻れるのですが、異変が起こってました。
イヴは両親に再会できたのですが、そこにメアリーが居ました。
メアリーはイヴの姉妹ということになってました。
そこも、なんか不気味でした。
そして、美術館から家に帰る、イヴと両親とメアリー。
帰り道、イヴのポケットにあったギャリーからもらった飴をメアリーが食べます。
そして、終わりました。
マルチエンディングで、今回は「いつまでも一緒」エンドでした。
「いつまでも一緒」エンドの最後はイヴとメアリーが手を繋いでる絵が出ます。
なんか、仲良しで可愛くて、微笑ましい絵です。 メアリーは絵だから、友達が居ないから孤独だったと思うと良かったねと思います。
ギャリーは可哀想だけど。
ちなみに、落書きの家の廊下で眠っているギャリーからライターを入手できるのですが、感覚で入手はやめました。
世界観について語ります
「Ib」の世界観は可愛くて不気味でした。
イヴが迷い込んだ絵の世界は美しくて、可愛くて、楽しくて、不気味で怖い。
隠れんぼをする絵、歩くテーブル、とうせんぼする頭部のない像、主張するティーカップ、襲ってくる女の絵など生きてて意志を持ってるような不思議な美術品たちは不思議で魅力的だ。
そして、イヴが倒れてる絵やイヴと見られる少女が朽ち果てる様子が書かれた本や「出られない」と書かれた美術館の決まりなど不気味な要素もある。
終盤の子供の落書きをイメージした空間は狂気的でした。
なんというか、病んだ子供の世界という感じで、作中で一番不気味でした。
ホラー作品に出てくる子供の落書きって、怖いですよね。
未熟な子供が感じる精神的な恐怖とかそういうのを感じてしまいます。
そういう点から、「Ib」という作品は子供の楽しくてワクワクするが、その裏に恐怖が潜んでいるような世界感を上手く表現できてると思います。
(語彙力が無いですが)
最後にキャラクターについて語ります
本作はキャラクターも魅力的でした。
私がこの作品のキャラクターについて思ったことを語って、この記事を締めくくります。
イヴ
本作の主人公の少女
基本的に喋らないので、おとなしい子という印象が強い。
彼女はまだ子供で難しい文字が読めないため、一部の美術品の説明が読めない。
そういう要素があるからこそ、「Ib」の世界観をミステリアスに仕上げてると思う。
ギャリー
中性的な見た目や女性みたいな喋り方から女性だと思ってしまうが、男性らしい。
私はギャリーの性別が気になって、Googleで調べたよ。
また、イヴの代弁的立場でもある。
ギャリーはミステリアスな雰囲気だが、不気味なものに驚いたりする。
また、乙女みたいな一面もありそう。
アドバイスやお世話もしてくれる優しい兄さんみたいな感じです。
今回のエンディングでは命のバラをメアリーに花占いで使われたため、亡くなったと思われる。
可哀想です。
メアリーとギャリーが一緒に救われるエンドがあれば嬉しい。
メアリー
メアリーはゲルテナの絵で額縁の中で孤独だったのでしょう。
イヴとは対照的で明るくて活発的な印象がある。
メアリーは外の世界が気になるそうで、イヴの両親のことや雪の事などを聞いてきます。
不気味で怖い所もあるが、雪にシロップをかけて食べれると思ってる点やイヴとお菓子を食べたいという発言や、星を数えてみたいという発言など可愛い所もある。
最初の「イヴ遊ぼう」みたいな文字はメアリーの仕業だったのかな?
メアリーは遊び相手、友達が欲しくて、イヴやギャリーを不思議な世界に入れたのでしょうか。
感情移入してしまいました。
可哀想だけど怖い。
なんか、「ドキドキ文芸部!」のモニカみたいな感じですね。
まとめ
本作は名作と評されるだけあって、面白かったです。
不思議で可愛くて不気味な世界観で、私的に好みの世界観でした。
この作品は子供の感じる恐怖を上手く表現できてると思いました。
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