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てきとうめいかん(ヤクルト編)

どうもフェグリーです。明けましておめでとうございます。
全然更新もせず久々に投稿してきてなんだこのタイトルと思った方も多いかと思います
WBCばかり見ていましたらいつの間にか開幕してしまいまして、各選手がどんな感じか自分の中でふわふわしていたのでこの際まとめてみようかなというのが本企画の趣旨になります。
わりとド直球で書くので多少キツいニュアンスが苦手な方はブラウザバック推奨します

0.基本構成


今回は以下のURLに記載されています全員に関して私が思うところを書いていきます。当然ながら選手によって情報量が違うことをご容赦ください

そしてフォーマットですが、テキトーな項目を5段階で付けます。
もちろん人によって役割が違うのでこの項目も思いつきです。もっといい評価項目があろうと私は知らぬ存ぜぬで進めてまいります。

1.監督・コーチ



22 高津臣吾(監督)


投手運用…★★★★★ 野手運用…★★★☆☆ 頑固さ…★★★★★
Twitterのファンとの勝負…★★★★★ 短期決戦…★★☆☆☆
先発陣に課題山積みのヤクルトに2年連続で柔軟な運用にてペナントをもたらした名将。ペナントではよくデータでは説明しきれない起用で当てて批判するファンを敗北させてきたが短期決戦では我慢強さが仇となってしまった面も。よくも悪くも野村イズムを継承する漢への期待は高まるばかりで今季も十分とは言えない陣容ながらどうやり繰りしていくか注目が集まる

82 松元ユウイチ(作戦コーチ)


全力プレーの推奨…★★★★★ 代行監督…★★☆☆☆  応援歌…ユ・ウ・イ・チ
二人目からふざけてすみません、外国人の全力プレーは彼の影響があると思われまして1つのアウトを易々と与えないことを心掛けているコーチ。代行監督時代は誰がやろうと勝率はどうしようもなかったが運用に大幅な破綻は無かったので今季も高津監督を支えてほしい

89 伊藤智仁(投手コーチ)


データ解析…★★★★★ 前回からの飛躍…★★★★★ 変化球…★★★★☆
ストレート…★★☆☆☆
2連覇に表立って貢献した一人。ホークアイを活用した投手陣の微調整から木澤等の躍進に繋がった大幅な球種調整まで一軍で戦える枚数を大幅に増やした。一方で先発陣が出てこない、球速があまり伸びない等の課題もあり今季どう改良するか目が離せない

98 石井弘寿(投手コーチ)


リリーフ陣の信頼…★★★★★ 経験値…★★★★★
昨年退団したマクガフ含めリリーフ投手陣から厚い信頼が寄せられるエピソードが多く、モチベーターとして優秀だとうかがえる。今季もフル回転が予想されるブルペン陣の良き理解者として振舞ってほしい

74 杉村繁(打撃コーチ)


神格化…★★★★★ 大打者の育成…★★★★★ 中打者の育成…★★★☆☆
内川や山田哲人など並み居る好打者の生みの親と言われこれまでに彼の指導を受けて大成した選手は数知れず。一方で中堅どころが中々伸びないので天才型の育成がずば抜けているのではとの声も。ヤクルトにはまだまだ眠れる天才達は多いので彼の指導で伸びるのか楽しみは尽きない

78 大松尚逸(打撃コーチ)


左打者の成長…★★★★★ 現役時代…★★★★★
昨年の長岡の思い切りの良さのきっかけを与えたり、ヤクルトの左打者に一定水準の打力がある要因と考えられる。現役時代も色々な場面で暴れまくったメンタルの強さはしっかりと次世代に受け継がれている

75 森岡良介(詩人内野守備走塁コーチ)


柔軟性…★★★★★ ポエム…☆☆☆☆☆
プロアマ問わず柔軟に新技術を取り入れヤクルトの守備に引き出しの多さを作り、打者以外からもアウトを取りに行く姿勢が垣間見えるようになった。
一方で某SNSで度々現れる詩人としての能力は一部球団のファンから熱い声援を浴びている。今季はどんなアイデアや文章がが飛び出すか見逃せない

70 河田雄祐(外野守備走塁コーチ)


走塁…★★★★★ ヤクルト愛…★★★★★
今季から復帰したかつてヤクルトの走塁技術を向上させたコーチ、守備走塁面では優秀だったのでそれだけ教えていただけたらいいですね

73 嶋基宏(バッテリーコーチ兼作戦補佐)


ベンチでの存在感…★★★★★ サプライズ度…★★★★★
昨年の引退で誰もが東北に戻ると思っていたらまさかの残留。彼のおかげでメンタルが安定して成績が向上した選手は数知れず、現役時代の在籍は3年ながら2連覇を陰ながら支えた偉大な功労者。バントは今でもなお一番上手いかもしれない。今季もベンチからヤクルトを支えて本職のバッテリーコーチとしてもムーチョをはじめレベルの高くなってきたヤクルト捕手陣をサポートしてほしいですね

87 福川将和(野手コーチ補佐)


打てー打てー…不屈のファイター!!!
現在の情報が無さ過ぎるかつての正捕手、コーチ補佐から昇格する例は多いので将来の幹部候補かもしれませんね

88 池山隆寛(二軍監督)


一軍への戦力供給…★★★★☆ 勝率…★★★☆☆
故障者がそれなりの頻度で発生するヤクルトにおいて運用が大変な二軍で色々と工夫をしながら選手起用をして丸山や久保を送り込むことに成功した。かつて高津監督は今より焼け野原の二軍で優勝したので、勝つことで一軍監督への道が拓ける、、、かも

79 城石憲之(二軍チーフ兼守備走塁コーチ)


コーチ歴…★★★★★ カッコよさ…★★★★★ WBC…★★★★★
今年で50歳らしいですがなんて凛々しいのでしょうか、しっかりWBC優勝メンバーにもなりました。現役時代は派手な実績は無くそれ以外で注目を浴びていたが引退後はなんやかんや10年以上もコーチ業を続けていて経験豊富。二軍選手に培ってきた技術を惜しみなく伝えてほしい

77 尾花高夫(二軍投手チーフコーチ)


コーチ歴…★★★★★ 魔改造…★★★★☆ 球速改造…★★☆☆☆
かつてセリーグの他球団で長く経験を積んだ名コーチがまさかの戸田に帰還。彼の指導により腕を下げる投手は数知れず、大下や小澤といった崖っぷちの選手が蘇った。一方で一軍同様に球速の伸び悩みが多数報告されており、最新の投手のトレンドに乗れているかは未知数も今季もどんな選手を一軍に送り出すのかは要注目

72 小野寺力


指導力…★★★★★ イケメン…★★★★★
実は5年近く指導者としてヤクルトにいる。清水のフォーム改造だったりあらゆる投手の微調整に関しては彼のアドバイスが有効だったというエピソードが事欠かさない。金久保をはじめ後少しで一軍に入れそうなもどかしい投手が多いだけに彼の腕の見せ所は今季も存分にありそうだ

84 松岡健一(二軍投手コーチ)


イケメン…★★★★★
現役時代はリリーフ転向から大車輪の活躍。今季は小野寺コーチと共に一軍に派遣されるなど期待されているコーチ。契約更改の時の彼の会見時の写真はモデル張りにかっこよかった。というかヤクルト二軍コーチの顔面偏差値高すぎないですか?

76 宮出隆自(二軍打撃コーチ)


コーチ歴…★★★★★ デカさ…★★★★★ 叩かれ具合…★★★★★
高津監督の右腕として日本一に貢献したコーチ。一軍時代は事あるごとに退任を求められていたが昨年から代打の失敗率が増えたりしているのは彼の存在があったかもしれない。そんな彼が二軍にいることで高津監督の意思をしっかりと共有してチームスワローズを強くしているのだろう

85 畠山和洋(二軍打撃コーチ)


風貌…★★★★★ 右打者の台頭…★★★☆☆
現役時代に愛されまくったハタケが戸田でも活躍中。左打者と比べると右打者のレギュラー格が中々出てこないが、濱田や内山といったクラッチヒッターも徐々に育ちつつある。北村という畠山和洋の後継者になり得る打者が入ってきた今季こそ彼の腕の見せ所ではないだろうか

81 佐藤真一(二軍外野守備走塁コーチ)


過去の評判…★★★☆☆ 現職のフィット感…★★★★★
実は10年代前半に打撃コーチをしており、後任の真中さんの優秀さも相まって打低の責任を追及されていた。よく考えたら統一球が原因じゃねというのは誰も触れていないが一瞬でオリックスの打撃コーチを解任されたのでここが天職ではなく現在長く続けている外野守備で選手を育てるのがよかったようだ

83 衣川篤史(二軍バッテリーコーチ)


選手からの信頼…★★★★★ 手のひら返された数…★★★★★
現役時代は打撃型捕手、守備は見てられないという評価だった彼がデータや選手との信頼関係を活かして日本一に貢献し現役時代の結果とコーチ適正は関係ないことを示した。優勝してからOB含め色々な人に有能エピソードが披露され、もっと早い段階で擁護したれよと思ったものだった。今は高津監督から託された二軍の育成に励んでいる

95 土橋勝征(二軍育成チーフコーチ)


いぶし銀…★★★★★
マジで情報がないので分かりませんが、その名の通り育成頼みます!

92 山本哲哉(二軍育成投手コーチ)


スカウト歴…★★★☆☆
昨年までスカウト兼コーチという肩書だったが専任になった模様。余談だが獲得した選手の理想像と現実のスタイルがいい意味でも悪い意味でも違うことが最近は多いので選手獲得部門と育成部門で連携取れてるのかほんの少し気になりますね

2. 投手


11 キーオン・ケラ(リリーフ)


MLB実績…★★★★★ フォーシーム…★★☆☆☆ カーブ…★★★☆☆ コンディション…★☆☆☆☆ 勝ちパ適正…★★☆☆☆
MLBでの豊富な実績を引っ提げて退団したマクガフの代わりを期待されていたが、TJ明け2年目の肘かつNPB球へのフィットが上手く行かずカーブの曲がりが速すぎ、元々空振りの少ないフォーシームも更にいまひとつと残念ながらここまでは勝ちパを担えるかすら怪しくこのNote執筆中に二軍スタートが決定してしまった
しかし来日に備えスプリットの習得に励む等、NPBへのやる気は感じるので早く馴染んで夏頃に本調子になってくれたらベター

12 石山泰稚(リリーフ)


安定感…★★★★☆ 三者凡退…★★☆☆☆ フォーシーム…★★★★☆
変化球…★★☆☆☆
フォーシームの精度の高さでリリーフを続けてきた皆に愛される和尚さんだが今年で35歳にもなるので球速の低下は懸念事項。150㎞/hに届かない日は途端に打たれ始めるので球速が一つのパラメーターになりそう。昨年は四球が増えて要所でランナーを田口に引き渡す場面も散見されたので、実は被打率が低いスライダー等の変化球も上手く駆使して1イニング消化できるようになってマクガフが抜けてしまったリリーフの窮地を救ってほしい

14 高梨裕稔(先発)


調子がいい時の爆発力…★★★★★ QS力…★★★☆☆ 安定感…★★☆☆☆ 被弾癖…☆☆☆☆☆
いてもらわないと困るしかといってローテに入ると再調整させたくなるという非常に評価にも困る先発タイプ。昨年の前半はローテ投手として価値のある働きを見せたが、体調を崩してからは一変し今季もまだ調子が不安定な様子。彼のスタイル的に被弾は付き物だが調子がいい時はストレートとフォークだけで面白いように打ち取れるので、勝手に四球で崩れて被弾というお決まりのパターンを如何に減らせるかに掛かっている

15 山下輝(先発)


ゲームメイク…★★★★☆ 期待値…★★★★★ 出現率…☆☆☆☆☆
昨年序盤から彼の一番の短所である身体の弱さが出てしまい、疲労骨折で離脱をしたが終盤にデビューを果たした大型左腕。初戦こそ乱れたがランナーを出しても落ち着いて併殺を取れる、勝手に自滅しない制球、いざとなれば三振も奪えるとヤクルトに今までいないタイプのトッププロスペクトとして日本シリーズでの登板も果たし球団やファンから大きな期待がかかる、、、ところでお元気でしょうか、早くあなたに会いたいです

16 原樹理(先発)


みんなの期待…★★★★★ 内山との相性…★★★★★ 翌年のリセット数…★★★★☆ ローテの際の成績…★★☆☆☆ 出現率…★☆☆☆☆
毎年期待させては翌年にリセットされる、真中監督の秘蔵っ子もはや中堅。一時期は和製クルーバーと呼ばれるほどに制球もスライダーもキレキレの年もあったが、昨年は彼の投球の根幹を成すはずのフォーシームのキレがなく被打率も3割以上でローテに入ると途端に調子を落としてしまう悪癖がぶり返してしまった。ムーチョとの相性も頗る悪いが、もうそんな我が儘も言ってられない今季はまたもや出遅れ。ただこのパターンは終盤に好投することも多いのでなんとか夏場に開幕ローテ組が調子を落としたところから復帰してローテを埋める活躍に期待したい

17 清水昇(リリーフ)


安定感…★★★★★ 制球…★★★★★ 修正能力…★★★★☆ 疲労蓄積…★★☆☆☆
2年目から頭角を現した右腕も気づけば勝ちパの常連。フォーシームとフォークだけといういかにもリリーフらしいツーピッチで面白いように打ち取るスタイルで昨年は空振りを無理に取りに行かなくなった結果読み負けたような被弾も大幅に減らした。今季はここまでボール数個甘くなる場面が多く球の勢い自体も例年に比べ明らかに劣っているが、昨年も序盤はそこまで調子が上がっていなかったのともう場数は十分に踏んでいるので上手く修正して調子如何に関わらず8回を担ってもらいたい

18 奥川恭伸(先発)


安定感…★★★★★ エースポテンシャル…★★★★★ 変化球…★★★★★ 修正能力…★★★★★ 出現率…★☆☆☆☆
2年目からNPBを牛耳った怪物。フォーシームはまだ発展途上だが、彼の最大の能力である短期間での修正能力の高さを活かして慣れない神宮のマウンドにもいち早く対応し、トップクラスの変化球を操って並み居る強打者を物ともしなかった。昨年は気のせいか神宮では見かけなかった気もしないでもないが今季は身体が一回り大きくなり、調整も順調そのもので投手三冠もゆm、、、そうか、これは夢なのか、どうか元気な姿で戻ってきてください。あなたは球界の宝なんです。どうか悔い無き選択を

19 石川雅規(先発)


キャリア…★★★★★ 投球術…★★★★★ 200勝…★★☆☆☆
昨年の最速は140にも届かない、それでも多く見逃しを奪える、若かりしときは暗黒時代を支え続けた末に長年の悲願であった日本一も手にした彼が目指すものはなんだろうか。昨年はさすがに長打を浴びるケースが増えたが、ここぞの制球の良さや被打率の低さという老獪さを増した投球が光り80イニング以上も消費して日本シリーズにも登板した。通算200勝にはまだ遠く険しい道のりだが、今年も不甲斐ない若手を尻目に開幕ローテに入ることが予想される22年目の左腕ならもしかしたらいけるのではという期待をヤクルトファン全員が抱いているのではないか

20 木澤尚文(リリーフ)


マウンド度胸…★★★★★ 高速シュート…★★★★★ コマンド…★★☆☆☆ 賢さ…★★★★★
一昨年のフェニックスでは異次元の失点数、昨年キャンプ途中では明後日の方向に投げたりと誰も一軍戦力として見向きもしなかったが、伊藤コーチの助言でシュート回転する速球をあえて矯正せずリリーフに回った結果日本人には見慣れない軌道でランナーを出しても併殺で凌いだり実はよく曲がるスプリットで三振を奪ったり、ピンチでも平然と内角を抉る度胸も相まって大ブレイク。勝ちパに入るにはコマンドがアバウトすぎるもののこれは彼の持ち味でもあるので、被打率の少ないスプリットを上手く活用しながら勝ちパに入り込めるか期待したい

21 吉村貢司郎(先発)


期待感…★★★★★ フォーシーム…★★★★★ フォーク…★★★★★ 未知数…★★☆☆☆
今年入団の投手ではNo.1と呼ばれていたが今のところプロ1年目の小川がOP戦で見せた期待感を上回る仕上がり。過度な期待は禁物だがホップ成分の強いフォーシームと落差のあるフォークでしっかりと空振りが奪えるのは魅力的。社会人卒とはいえルーキーなので、無理をさせない運用で100イニングほど防御率3点台で消化してくれたら打線がしっかり援護してくれるはず

24 星知弥(リリーフ)


フォーシーム…★★★★☆ 変化球…★★★☆☆ 安定感…★☆☆☆☆ お前は誰なんだ…★★★★★
御前試合でのトリプルスリー山田哲人から奪った空振り三振が印象に残るもルーキーイヤーの無理な起用が祟って腕の疲労骨折があってからどうにも調子が長続きしないそこいらの右腕になっていたが、ドライブラインの成果が出たか西都でも仕上がりの良さを見せ、ここまでは150km/hオーバーとフォークでストライク先行しながら制圧するかつての姿が戻りつつある。今季こそブルペンに定着できるか、勝負の年が開幕する

28 吉田大喜(先発・リリーフ)


フォーシーム…★★★☆☆ 変化球…★★★☆☆ イケメン…★★★★★ 東都の浮沈艦っぽさ…★★★★★
学生時代に日の丸を背負い150km/hを越す伸びのあるフォーシームを良質なコマンドで圧倒していた様子から期待されながら入団するも、燕に染まり切った今はどの球種もイマイチなものの変化球の曲がりだけで二軍で圧倒し一軍では通用しないというどこかかつての希望枠を彷彿とさせる投球に終始している。チーム事情に翻弄されているのは少しかわいそうだが、そこはプロなのでそろそろ結果がほしい

29 小川泰弘(先発)


フォーム…★★★★★ なんやかんやの信頼感…★★★★★ 安定感…★★★☆☆ 夏場の馬鹿力…★★★★★ 春は曙…☆☆☆☆☆
よく分からんフォームから滅多打ちにされるライアンを見て、あぁ今年も開幕が近づいたなぁと感じるヤクルトファンは数知れず。ライアンKOは春の季語。それ故になぜ開幕すると普通に抑え始めるのか誰も分からない。そんなライアンもプロ11年で毎年100イニングは投げている。きっとこれからも我々は彼に弄ばれるだろう。そんな光景を楽しみにしつつ、今年中に通算100勝を挙げて喜んでいる姿も見たいものだ。大役を任せる際に一番頼りになる男よ、今季もよろしくお願いいたします。

34 田口麗斗(リリーフ)


対ピンチ…★★★★★ リリーフの出力…★★★★★ コミュ力…★★★★★ 真のスワプロ…★★★★★
衝撃のトレードから早2年、先発時代のイニングイーターっぷりも重宝されたがそれ以上に光るリリーフでの爆発力。短いイニングで出力が上がり人のランナーも全く意にも介さない強心臓っぷりでブルペンを支えた。またグラウンド外でも外国人選手に積極的に交流したり気になる選手の様子をSNSに上げたりと広報以上に広報しており幅広く活躍をしている。そんな彼も守護神候補の一角、久々の左腕守護神誕生なるかと書いているうちに守護神確定しましたね、今季もよろしくあとお願いします残留してください。

35 杉山晃基(リリーフ)


ガタイ…★★★★★ スラッター…★★★☆☆ フォーシーム…★★★☆☆ 制球…☆☆☆☆☆
2年目にスラッターを軸にいいものを見せたことはあれどその後は球速も出ず恵まれた体格を全く活かせていないなんとももどかしい投手、もうそろそろ結果を出さないと本当にまずい

38 梅野雄吾(リリーフ)


期待感…★★★★★ フォーシーム…★★★★☆ 変化球…★★★☆☆ 器用さ…☆☆☆☆☆ 出現率…★☆☆☆☆
高卒3年目のあり得ない酷使でスぺ体質がすっかり身についてしまった右腕も7年目。現場も先発させて息を長くしようとするもやっぱりリリーフが本職と後ろに回したらいなくなりと正直現状どう起用するのが望ましいのやら。いい時のフォーシームは空振りを面白いように奪えるも、これを続けるとまたいなくなり、、、怪我さえなければ問答無用で勝ちパに入れるスペックはあるので、無理をさせない運用で昨年を超える40イニングを目指したいが今季球速下がってるっぽいのがものすごく気がかりだ

40 市川悠太(先発)


ゲームメイク…★★★☆☆ 球速…★☆☆☆☆ WHIP…★☆☆☆☆ 欲求…★★★★★
〇チしたい?、、、昨年一部界隈で脚光を浴びたがしっかりと痛打も浴びた明徳最高傑作もOP戦で高津監督に何度もチャンスを与えられながらあまりアピールできなかった。球速帯の遅さをスライダーやシュートで打ち損じを狙ってカバーするスタイル故にランナーを溜めやすいが、ピンチの場面で大崩れしないメンタルと投球術はお見事。今季は谷間先発で吉村やサイスニの間で投げたら上手くカバーできるかもしれない。

41 柴田大地(リリーフ)


期待感…★★★★★ 球速…★★★☆☆ 変化球…★★☆☆☆ プルペンピッチ…★★★★★
西都で見た際の球の伸びに衝撃を受けたが、一軍で投げるとあら不思議、シュートで躱す技巧派に大変身!、、、じゃなくて期待しているのは150km/hオーバーをど真ん中に投げても打たれないほどの伸びのあるフォーシーム。球速以上の伸びは確かにあるので痛打こそ浴びていないがまだまだコマンドも甘く当分は二軍で鍛えるだろう。早くブルペンで投じていた真っすぐで制圧する日が来るのを待ってます

43 山本大貴(先発・リリーフ)


変則…★★★★★ 球速…★★☆☆☆ 変化球…★★☆☆☆
噛むんとフニャンニャンニャンニャニャン♪ 噛むんと柔らかロッt、、マジどうなってんだよロッテさんよ、坂本は元気か?元気ならよろしい

44 大西広樹(リリーフ)


球速…★★★★☆ 変化球…★★★☆☆ メンタル…★★★★★
先発させたらおそらく纏まった投球ができるだろうが、入団時の勝気な発言やピンチでのマウンド捌きを見るにリリーフが適正。燕に染まらずに球速を上げてきて活躍の場を広げたが、昨年は制球が定まらず苦し紛れに置きに行ったストライクゾーンの球を痛打される場面が散見された。本来なら強気の投球で打者を圧倒できる投手なだけに細かいコマンドを改善して自滅する回数を減らし田口が担っていた火消し役として名乗りを挙げたい

45 小澤怜史(先発・リリーフ)


1巡目の安定感…★★★★★ 2巡目以降…★★☆☆☆ 球速…★★☆☆☆ 変化球…★★★★☆ リリーフっぽさ…★★★★☆
昨年窮地に立たされた投手陣に割って入った救世主。ろくに先発調整をしていない中で複数回先発をこなす器用さを見せるも全体的に球速が足りず2巡目で捕まることが多々あった。先発調整十分の今季もその傾向は変わらないがチーム事情も相まって先発マウンドに上がることになりそう。球速が上がればワンランク上の投手になれそうでリリーフならもっと成績が残せそうなだけにもどかしさが残るがエアベンダーへの挑戦など意欲的な姿勢も事欠かさない姿勢は応援したい

47 高橋奎二(先発)


安定感…★★★★☆ 球速…★★★★★ 変化球…★★★★☆ エースポテンシャル…★★★★★ 
期待されては伸び悩んできたが結婚を機に成績が安定、いまではヤクルトの先発投手としてWBCに初出場するなど、そこまで器用さはないものの確実に成長を見せて日に日にエースの階段を昇る。高回転数のフォーシームを軸にスライダーやカーブを駆使して打者を翻弄する姿はかつての左腕エース石井一久を超えてくれる期待感すら抱かせる。今年は正真正銘のエースと呼ばれるために怪我無く規定投球回とタイトルを獲る年にしたい

48 金久保優斗(先発)


期待感…★★★★☆ 球速…★★☆☆☆ 変化球…★★☆☆☆
怪我さえなければなぁ、シンカーがなぁなどと初登板時の期待値から大幅に外れてしまっている右腕。時間が掛かってもしょうがないのでなによりまずは球速を取り戻し、かつてのフォーシームの伸びだけで圧倒した姿を取り戻したい。

49 成田翔(リリーフ)


変則…★★★★★ 球速…★★★☆☆ 変化球…★★★★☆ 掘り出し物…★★★★☆
現役ドラフトで加入して田口の役割変更で空いた左腕リリーフ枠に滑り込めるかどうかまでになった。サイドからの短いテークバックから繰り出されるフォーシームは140にも満たないが球速以上に伸びスライダーとシュートも手元が見え辛いために左打者にはうち辛い。おそらく開幕は久保に譲り二軍スタートだと思われるが讀賣の高梨が左殺しから勝ちパにまで上り詰めた例もあるので、移籍したセリーグでかつて日の丸を背負った時のように躍動してほしい

52 尾仲裕哉(リリーフ)


フォーク…★★★★☆ 球速…★★★☆☆ 安定感…★★☆☆☆
リリーフに必要最低限の落とす球はあるものの、如何せん投げてみないと分からない。出力もいま一つで課題は多いが、複数イニングを纏める能力はあるので敗戦処理で10試合以上投げられれば御の字では

53 長谷川宙輝(リリーフ)


球速…★★★★☆ 変化球…★★★☆☆ 制球…★★☆☆☆ 復活への期待…★★★★★
かつて剛速球をただストライクに放って三振を狙っていただけの投手はケガを経て制球も変化球も向上して打ち取れる投手へと変貌を遂げた。まだ余計な四死球も多く正直競った場面で投げるには怖さがあるものの、140後半はコンスタントに計測するフォーシームを武器に逃してしまった一軍の切符を再び手に入れることができるだろうか

54 サイスニード(先発)


安定感…★★★★☆ 球速…★★★★☆ 高めの伸び…★★★★★ 制球…★★★★☆ 日本での成長…★★★★★ ミスド愛…★★★★★
ホップ成分が多い独特のフォーシームと破綻しない制球を武器にMLB時代に課題であったスタミナも付けて日本で勝てる先発投手に成長、リリーフ転向を推した多くのTwitter民を蹴散らした。最大の武器は高めのフォーシーム、高めが狭い日本のストライクゾーンであっても関係なく空振りを奪えるほどの威力がありそこにスライダーを織り交ぜて低めでも三振を奪っていく。今季もローテの柱として回り、高めの使い方をWBCで吸収してきたムーチョと息を合わせて自身初の規定投球回到達と二けた勝利を目指す

56 坂本拓己(先発?)


将来性…★★★★★ 体作り…★★★★★
北海道で注目を浴びた離島出身の左腕。まだまだ線が細くやることは多いが、スカウトが惚れ込んだ能力を存分に発揮すべく焦らずに身体を大きくしてほしい

61 久保拓眞(リリーフ)


サプライズ…★★★★★ フォーシーム…★★★★★ 出所の見えにくさ…★★★★★
昨年突如として現れた左の救援投手、久古を彷彿とさせる出所が見えにくいサイドハンドであっという間にリリーフの常連に駆けあがった。特筆すべきはフォーシームの異常なまでの打たれ辛さ。140km/hに達するかどうかのボールだが被打率は1割にも満たず見逃しも多く奪っている。OP戦では制球を乱す場面が散見されてランナーを溜めまくっていたため調子が上がらないと成田に出番を奪われる可能性もあるが異常なフォーシームで打ち取る姿を今年は一年通して見れるだろうか。また先発の意欲も見せており、幅を広げるためにも横方向以外の球種の習得にも注目したい

62 竹山日向(先発)


期待感…★★★★★ 球速…★★★☆☆ 思ってたんと違う…★★★★★
昨年終盤に顔見せして阪神のクリーンアップから三振を奪うなどして一軍キャンプにも抜擢、ここまで順調かと思われていた2年目右腕も制球に気を遣いすぎてかまともに腕も振れず球速は出ないわそのくせ球速は定まらないわとまだ一軍でやるには時期尚早であることが露呈したOP戦となってしまった。彼の長所は伸びのあるフォーシーム、この良さを絶対に消してはならないし戸田でみっちり鍛えてからまた神宮に戻ってきてほしい

63 ディロン・ピーターズ(先発)


安定感…★★★★☆ フォーシーム…★★★★☆ 変化球…★★★★☆ 決め球…★☆☆☆☆
球速も150出るか出ないかでビックリするような球はないものの、サイスニよりも細かいコマンドを武器に丁寧に打ち取るというある意味外国人らしくない総合力で勝負する新外国人左腕。前述の通り困ったときに押し込める球が無いのでイマイチ制球が定まらない日は滅多打ちに遭う可能性はあるが基本的なゲームメイク能力はあるはずで、先発時代の田口よりもイニング消化して防御率も抑えてくれたら御の字だと考えられる。

64 大下佑馬(リリーフ)


不死鳥…★★★★★ のらりくらり…★★★☆☆
一昨年突如としてアングルを下げて何故か制球も良くなり敗戦処理として活躍したが昨年はケガもありまともに登板できなかった。同タイプの右腕がいないとはいえ小澤がリリーフに転向したら最早出番は無くなるので早いこと存在感を示したい

67 嘉手苅浩太(リリーフ)


ガタイ…★★★★☆ フォーシーム…★★☆☆☆ 制球…★☆☆☆☆
一時期集めた恵体タイプだが今のところガタイの良さが欠片も活かせてない投球に終始してしまっている。一つ言えるのは現環境ではこの手のタイプを育てられない可能性が高そうだということで今後どのような路線で生きるのか早くも勝負の年になりそう

69 今野龍太(リリーフ)


登板数…★★★★☆ フォーシーム…★★★★★ 安定感…★★☆☆☆
やや低めのアングルからノビのあるフォーシームを投げ込む鉄腕。前半戦は無双するも後半戦になるにつれて疲労からか与四球が増えて投球内容が悪化する傾向にあるがそれでもしっかりと登板数をクリアするのは魅力的。今季は例年に比べるとスロースタートだが、これが功を奏し後半戦も勢いある投球ができるか

99 エスピナル


高めフォーシーム…★★★☆☆ 変化球…★☆☆☆☆ NPB対応…☆☆☆☆☆ 
サイスニのような高めのフォーシームとチェンジアップで空振りを奪えるという前評判で日本文化を楽しみにする姿が見受けられたが、ここまでは球速もノビも無い棒球を真ん中に放るだけの野球が上手い観光客と遜色ない。ひどい内容でも前向きなコメントを出せるマインドは評価するが、まずは自分の良さの球速を取り戻すところからやり直してほしい

012 近藤弘樹(リリーフ)


覚醒…★★★★★ マジで復活して…★★★★★
楽天を戦力外になった翌年に育成契約。シュート回転する直球をあえてそのまま投げ込んで武器と化し多くの打者をねじ伏せて勝ちパターンまでのし上がった。しかし使い勝手の良さが災いし肩を負傷してしまいそこから丸2年登板がない。ようやく手繰り寄せた一軍での居場所をまた獲得すべくブルペン入りもして着実に復帰への道を歩んでいる

013 山野太一(リリーフ?)


能力…★★★★☆ 謎フォーム…★★★★★ 出現率…★☆☆☆☆
大学時代に負けない投手として名を馳せ、プロ入り1年目で開幕ローテに入ったまではよかったがそこから怪我もあり思うような活躍ができていない。現在は脱力を意識したグレインキーのようなフォームに挑戦しており、数少ない左腕の救世主として再び一軍に戻るべく奮闘している

014 鈴木裕太(リリーフ)


フォーシーム…★★★☆☆ 変化球…★★☆☆☆ 制球…★☆☆☆☆
一時期は勝ちパターンへの英才教育を受けていたが制球難と変化球の精度の悪さが治らず昨年は大学生にまで木っ端みじんにされるまでになってしまった。育成契約となった今季は一からやり直したい

015 沼田翔平(先発・リリーフ)


フォーシーム…★★☆☆☆ 変化球…★★☆☆☆ 制球…★★☆☆☆
讀賣時代も期待されながら思ったような結果を残せず育成でヤクルトに移籍、ここまでも首脳陣からの期待もありながら正直讀賣時代からの成長はあまり感じられない結果となっている。持ち味は出所の見えなさだと思うので、全体的な球種のレベルアップで上手く活かしたいところ

017 丸山翔大(先発・リリーフ)


フォーシーム…★★☆☆☆ 変化球…★★★☆☆ 制球…★★★☆☆
長身から投げ下ろすフォーシームとフォークを武器にしているものの、肝心なフォーシームの質があまりよくないので結局フォークも見切られやすいのが難点。まずは軸となる球のレベルアップで支配下を勝ち取れるか

019 下慎之介(先発)


フォーシーム…★★★☆☆ 変化球…★★★☆☆ 秋の風物詩…★★★★★
ここ2年はシーズン終盤になると好調だが、春先は不調で支配下を逃すという年が続いており今季も例にもれず。一軍に上がるにはまだ球速など足りないものは多いが現時点投手の中では支配下に一番近い存在なので、来年までに課題を克服してローテに入れるようにしたい

3.捕手

27 中村悠平


打撃…★★★☆☆ フレーミング…★★★☆☆ 配球のイヤラシさ…★★★★★ 世界一の捕手…★★★★★
かつてリーグ圧倒的最下位の投手陣の責任を問われた捕手はいまや日本代表を引っ張る世界の正捕手まで上り詰めた。相手の嫌がるボールと意表を突くボールを巧みに使い分け、盗塁阻止やフレーミングも最低限の実力を兼ね備えている。打撃はパワーレスなものの出塁能力と欲しい場面でのクラッチ力はチーム屈指で2番を任される事があったほど(疲労溜まってきた打席はご愛嬌)。WBC制覇から三連覇がかかるシーズンとフル回転の今季もよろしくお願いいたします!

30 西田明央


打撃…★★★☆☆ 捕手能力…★★☆☆☆
一時期右の長距離候補として一軍で活躍した時期もあったがいまや二軍暮らしが長く続いている。捕手だけでなく一塁もこなせるが如何せん両ポジションには絶対的なレギュラーがいるだけにアピールするには苦手な変化球をどうにかすることが大事になるだろう

32 松本直樹


打撃…★★☆☆☆ 捕手能力…★★☆☆☆ 意外性…★★★★☆
キャンプで柵越えを連発し古田さんに褒められるなど非凡なものはあるが、やはり実戦に移ると打撃も肩もブロッキングもフレーミングもどれもあと一歩及ばない印象が強い。相手が油断した際にパンチ力で返り討ちにする場面もあって全く通用しないわけでもないのでどれか一つでも伸ばして一軍にしがみつきたい

33 内山壮真


打撃…★★★★☆ 捕手能力…★★★☆☆ 成長速度…★★★★★ 野球センス…★★★★★
覚えることが段違いに多く中々台頭しない捕手というポジションでわずか2年目にして早くも一軍での出場機会が与えられ、日本シリーズでは代打ホームランを放つなど野球の才能の高さを見せつけた。ムーチョと併用になると思われていたが、今季から外野にも挑戦して打席数を増やす方針になったようだ。トップを固めて相手の軌道に乗せる時間を長くする新フォームを武器に長打を増やしどのポジションで出るにしてもまずは2割8分10本を目指してあわよくば規定打席も到達したい

57 古賀優大


打撃…★☆☆☆☆ 守備…★★★★☆ 捕手能力…★★★☆☆ ムラっけ…★★★★★
通算280打席で未だにホームランもなく長打も二塁打5本のみ。守備能力だけで生き残ってきた。しかし最大の難点は試合中での修正能力の低さで一度投手が崩れると共に立ち直れなくなり、彼がマスクを被ると大崩れする日が5回に1回くらいやってくる。ピッキングや肩など守備面で目を見張るものはあるだけに、落ち着いた試合運びができる確率を増やしていきたい

4.内野手

00 奥村展征


打撃…★★☆☆☆ 守備…★★★☆☆ ムードメーカー…★★★★★ 声…★★★★★
気合十分の打席と守備とベンチからの声出しでチームを鼓舞してきた。肝心な走攻守はどれも一歩物足りないものの若手の内野手を無理に一軍に呼ばない程度には纏まっているので、今季も若手内野手の一軍の壁として立ちはだかりチームを支える役割を全うしてほしい

1 山田哲人


打撃…★★★★☆ 守備…★★★★☆ キャプテンシー…★★★★☆ 復活への期待…★★★★☆ ミスタースワローズ…★★★★★
誰もが知るかつてのトリプルスリーは、体調不良や脚の調子等も相まって近年は調子のムラが激しく山田にしてはよくない数字(あくまでも山田哲人としてはよくないだけで数字自体は一般的なプロ野球選手と比較したらずば抜けている)が続いてしまっている。フォームの微調整からWBCで見せた2盗塁から今年に懸ける想いは強く、若手時代に見せた走れる長距離打者としてフィールドに君臨できるか目が離せない

3 西浦直享


打撃…★★☆☆☆ 守備…★★★☆☆ スター〇イト・アーニャ…★★★★★
かつての正遊撃手は昨年見せた元山との壮絶な譲り合いの末、長岡にレギュラーを奪われただけでなく夏場に長岡が体調不良で離脱した際の代わりで散々な内容を披露、怒りからかボールを地面に叩きつけてネタにされたりと全くいいところが無かった。右打ちの内野手は少なく本来は守備も堅実な選手なだけに、意外性で片付けてしまっていた打撃に磨きをかけてまた神宮に戻ってきてほしい(が、早々とケガで離脱してしまった、、、)

5 川端慎吾


打撃…★★★★☆ 守備…★★☆☆☆ 代打の神様…★★★★★ 通年のコンディション…★☆☆☆☆
一昨年は代打安打数に迫るなど完ぺきな復活を遂げたかつての首位打者も昨年は状態が上がらず、ヤクルトも代打のやり繰りが厳しくなってしまった。今季はOP戦期間二軍でも好調だったが一切一軍に呼ばれず、昨年の退団組を見る限り相当打たないと呼び戻されそうにないだけに4月の二軍成績は非常に大事になる。また天才を神宮で拝める日は来るだろうか

6 元山飛優


打撃…★★★☆☆ 守備…★★★☆☆ コンディション…★★☆☆☆
調子がいい時の打撃は長岡に迫るものがあり、控え野手の中ではずば抜けている。しかしボールを避ける技術が低く死球でコンディションを崩すケースが続いてしまっている。身体が資本なだけに、万全な状態で試合に出れる数を増やせるかが今後のカギを握ってくる。守備面はレンジが長い選手ではないだけにセカンドで機会を伺うことになるか

7 長岡秀樹


打撃…★★★★☆ 守備…★★★★☆ 選球眼…★★☆☆☆ 成長速度…★★★★★
昨年有象無象の遊撃軍団に突如として現れてそのまま1年完走してしまったニューヒーロー。ガンガン振りに行くスタイルで四球は少ないながら安打を量産しホームランも二桁にあと一本と迫る9本で長打力も見せつけた。守備も元々肩も強くないためセカンド向きと言われながら送球までの速さや守備範囲の広さ等を活かし一軍レベルの遊撃をハイレベルにこなすだけでなくGG賞まで受賞した。そんな今季はここまでOP戦で率も残し四球も選べスタイルを変更してきている。3年後のWBC代表入りを目指すべくレギュラー定着へ大事なシーズンが始まる

10 荒木貴裕


打撃…★★☆☆☆ 守備…★★★☆☆ ユーティリティ…★★★☆☆ 熱い声援…★★★★★
10年前に意外性のある長打を武器に守備型ではなく打撃型の内野手として出場機会を増やした彼も近年は捕手以外のどこでも守れるユーティリティとして一軍に生き残ってきた。さすがに衰えを隠せない打席も多々見られ今季は例年に比べ調子がよさげだったにも関わらずとうとうOP戦のうちに一軍に呼ばれることは無かった。二軍ではかつての打撃を取り戻しつつあるようだが、川端同様にまた一軍で出番は来るのだろうか

13 ホセ・オスナ


打撃…★★★★☆ スクーピング…★★★★★ 守備範囲…★★★☆☆ 打球反応…★★★★★ エゴサーチ…★★★★★
来日2年目の昨年は前半戦こそ不振にあえいだが夏場が近づくにつれNPBに順応。かつてヤクルトでアベレージも長打もお手の物だった同郷の先輩、ラミレスを彷彿とさせる活躍ぶりで長期契約を結んだフロントの見る目の正しさを証明した。今季もOP戦でアベレージこそ低いが求められている長打を量産し、自慢のエゴサでひたすらいいねをつけている。守備面も打球反応は素早く鋭いゴロには反応できるだけでなく、キャッチングやスクーピングが上手いため長岡や村上の送球が多少逸れてもカバーしてくれた。今季も攻守で村上を支える存在になってほしい。

36 西村瑠伊斗


打撃…★★★☆☆ 守備…★☆☆☆☆ 期待感…★★★★☆ 動き…★☆☆☆☆
前田智徳を彷彿とさせる軽やかな打撃フォームから長打を量産させる天才型の外野手という触れ込みも、ここまで内野転向に苦戦しているか打撃でも動きが緩くプロの壁にぶつかっている。まだ1年目なので焦る必要もないが、慣れないポジションにも順応して長所である打撃で眼を見張るものを出せる日が待ち遠しい。

39 宮本丈


打撃…★★★★☆ 守備…★★☆☆☆ 代打の切り札…★★★★★
粘りのある打撃で相手の失投を確実に仕留めるスタイルで少ない出場機会をしっかりとモノにしてきた。スタメンで出るとあまり打てないことが多く、代打で仕事をするのが適正のように思われる。今季はここまで調子が上がらず山田哲人のコンディションが良くない場合のバックアップとしては少々不安が残る内容に。開幕して調子を戻すことはできるだろうか

46 太田賢吾


打撃…★★★☆☆ 内野守備…★★☆☆☆ 外野守備…★★★☆☆ 1か月間の活躍…★★★★★
かつて遊撃に残れる守備力を買われ入団した選手はいつの間にか打撃が売りの外野手へと変貌を遂げていた。調子がいい時は中距離打者として出塁の鬼になるのだが、如何せん1か月経つと全く打てなくなってしまうのがもったいない。さすがにチャンスもらえなさすぎる気はするものの、たしかに一芸に秀でているわけでもないのでまずは二軍で3割超えのアベレージを残して早期に一軍に呼ばれるように準備してもらいたい

50 北村恵吾


ミート力…★☆☆☆☆ パワー…★★★★☆ ユーティリティ…★★★☆☆
大学は主に一塁を守っていたが、なぜかプロでは遊撃含め内野ほぼすべて任されている大砲。おそらくパワー面では大学同期の森下を遥かに上回るが確実性に乏しくまだヤクルトの一軍相手には敵わない。守備面も(遊撃は知らんが)どのポジションも破綻しない程度だが一軍で就かせるには早計。そもそも本格的なチャンスが巡ってくるのはオスナ村上の去就が流動的な2025~6年なので、それまでに配球やプロの速さに慣れながら同じく下位指名ながら4番まで駆け上がった畠山コーチに学んで打点王になれるように戸田で研鑽してもらいたい。

55 村上宗隆


打撃…★★★★★★ 守備…★★★☆☆ 大一番…★★★☆☆ キャプテンシー…★★★★★ 成長速度…★★★★★
高校時代は知る人ぞ知る存在だったが、見る見るうちに成長し、プロ入り5年目で三冠王を獲得した神童。彼の長所は異常な高さの課題解決能力で、他のプロ野球選手なら数年単位で改善するところを彼はシーズン内で克服してしまう。そして大谷翔平を間近で見て憧れよりも悔しさが先行するほどの負けん気の強さも相まって我々が想像できない領域に到達している。守備もプロ入りから守り始めたポジションと考えたらよくここまで守れるようになった。それでもまだ課題は見つかった、大谷らが待つ更なる高みがあることを三冠王の翌年で知ることができた日本の4番は残り3年でどんな姿になるのだろうか

59 小森航大郎


打撃…★★☆☆☆ 守備…★★★☆☆ ツボにハマった際の飛距離…★★★★☆
小柄ながらガッシリとした下半身から力のある打球を放つ期待の若手。昨年は身体作りに励み今季も人員不足故も相まって試合に出ているが、まだまだ攻守共に課題は多い。長岡や武岡が順調に成長しているのでスタメン争いに加わるには相当なレベルアップは必要になるが、若い右打ちの内野手が少ないのでチーム内での需要は高く2年後くらいには試合に出れるようにしたい

60 武岡龍世


打撃…★★★☆☆ 守備…★★★★★ 将来のレギュラー…★★★★☆
長打は無いが野手の間を抜かしたり落としたりする技術に長け、それ以上に天性の守備センスを有する内野手。同期の長岡には先を越されてしまってはいるが、昨年巡ってきたチャンスで存在感をアピールした。今季もOP戦で一軍レベルの球に対応できるのを示したが、ヤクルト野手の事情から開幕は二軍で迎えて試合勘を維持する方を優先することに。元々は守備能力の高さから長岡以上に一軍の遊撃適性があると言われているだけに将来的には長岡武岡の二遊間を見れることに期待したい。

65 松本友


打撃…★★★★☆ 守備…★★★☆☆ チャンス×…★★★★★
育成出身ながら卓越した打撃スキルで支配下を勝ち取ったユーティリティープレイヤー。しかしながら春先はどうにも調子が上がらないことが多くスタメンを与えられると結果を残せず、調子がいい時は大抵そんな機会が巡ってこない、自らチャンスを手放してしまうシーズンが続いている。守備能力や走塁等を踏まえると生き残るには代打での1打席勝負になるが、ここも川端等の経験者よりも優れていることを示す必要があり道のりは険しい。打撃センスは高いだけに、あとは結果が付いてくるか

66 三ツ俣大樹


打撃…★☆☆☆☆ 守備…★★★★☆ ユーティリティ…★★★☆☆
昨年中日を戦力外になった内野手、内野ならどこでも破綻しない程度に守れるので終盤の守備固めとしては最適。要は昨年の荒木が若くなったようなもので一軍で重宝する形になりそう。打撃には正直期待はできないのでそれ以外の細かいプレーでアピールすることになるか

71 赤羽由紘


打撃…★★★★☆ 守備…★★★☆☆ ユーティリティ…★★★☆☆ 代打適正…????? 持ってる男…★★★★★
プロ入り3年目の内外野幅広く守れる内野手は昨年のフューチャーゲームにてホームランを放ってMVPを獲得するなどいい時に打てる才能を有しており今季のOP戦でも打撃好調、少し変化球に弱い一面はあり三振数も多かったが貴重な右打ちの内野手として開幕一軍の座を勝ち取った。終盤に守備固めとして出すにはまだ危なっかしく、出場機会を優先して戸田に早々と行くことになるかもしれないが、パンチ力はチーム随一で村上を休ませたいときに代わりに一軍でも出番は巡ってくるかもしれず起用法に注目が集まる

5.外野手

0 並木秀尊


打撃…★★☆☆☆ 守備…★★★☆☆ 走塁…★★★★★ 盗塁技術…★★★★☆
右打者にも関わらず1塁到達タイムが4秒を切る俊足の持ち主は戸田で脚に頼らずに振り切る打撃を身に付けて昨年はファームでホームランを記録するまで成長を見せたが一軍レベルの球にはまだ振り負ける場面も目立ち、基本的にはOP戦で8個も盗塁を決めるなど年々上達する走塁能力を活かせる代走と終盤の守備固めがメインになりそう。しかし今季のブルペンが未知数なため終盤追い付かれて打撃を披露する機会が巡ってくる可能性も高く、その際に二軍で培ったスイングができるのか注目したい

4 丸山和郁


打撃…★★★☆☆ 守備…★★★☆☆ 意外性…★★★★☆ 期待値…★★★★☆
昨年ルーキーながらヤクルトの野手陣に割って入り終盤に優勝決定打を放つなどなにかと話題性抜群の2年目外野手。今季序盤こそ絶好調だったものの疲労で離脱してから打撃の形が中々固まらず、逆方向にホームランを打つこともあれば全く歯が立たず凡退しまくる時もありムラが激しすぎて開幕スタメンを濱田に譲ってしまった。走力があるだけにセーフティを無駄な場面で仕掛けて自らカウントを悪くするクセもありまだまだ治すべきことは多いが、ポテンシャルは非常に高く近年成功している明治ブランドに恥じない力を発揮する日はそう遠くないはずだ

9 塩見泰隆


打撃…★★★★★ 守備…★★★★★ リードオフマン…★★★★★ 引っ張り…★★★★★ やらかし…★★★★★
4年目から一気に花開いた我らがリードオフマン。コンスタントに20盗塁近くできる脚を持ちながら甘い球はしっかりと長打にして二桁本塁打も達成する思い切りのよい打力が持ち味でそれを証拠に1番打者としては多めの120近くの三振を喫しながらOPSは8割近くと攻撃的な1番を体現している。守備でとんでもエラーをやらかしたり謎の発言が切り取られたり肝心な時に怪我したりとなにかと話題に事欠かないがヤクルトの攻撃にはなくてはならない存在なので、まずは焦らずに体調を整えて交流戦あたりからチームを引っ張ってほしい

23 青木宣親


打撃…★★★☆☆ 守備…★★★☆☆ 気迫…★★★★★ ミスタースワローズ…★★★★★
日本で数多くの実績を残してMLBでも一定の数字を出したかつての安打製造機も今年で41歳のシーズン、さすがに衰えは隠せなくなってきているがOP戦では3割超えをマークして若手から実力で開幕スタメンの座を死守するなどまだまだ戦う姿勢は全盛期さながら。また帰国後は若手の育成にも献身的で合同自主トレを行った村上や塩見はNPBを代表する選手にまで成長しヤクルトに多大な貢献を果たしていて感謝しかない。残り126本と決して簡単な道のりではないNPB通算2000本安打に向けて今季も若手の高き壁として立ちはだかれるか

25 ドミンゴ・サンタナ


打撃…★★★★☆ 守備…★★☆☆☆ ムラっけ…★★★★★ 健康体…★☆☆☆☆
2年間で30本ほどのアーチを量産するだけでなく、打球判断が苦手な守備も懸命に追い内野ゴロでも全力疾走とNPB投手の高スペック化により外国人野手が軒並み成績を残せなくなってきている直近を考えると十分な成果を上げてはいるが、月間での成績のムラが大きかったり全力プレーの代償でどこかしら痛めて調子を崩したりと節々にMLBに残れなかった要因が足を引っ張ってしまっている。31歳のシーズンはおそらく野手がMLB復帰するためにはラストチャンス、DHの枠で復帰するためにもNPBレベルは十分に破壊できることを証明できるだろうか

31 山崎晃大朗


打撃…★★★☆☆ 守備…★★★★☆ 春先…★★★★★ 第四外野手…★★★★☆ ムードメーカー…★★★★★
毎年春先は打ち出の小槌のように打ちまくり、夏場に息切れを起こしている今季30を迎える外野手。練習時から非常に通るかけ声でチームを鼓舞して守備も破綻しない程度に上手く終盤の投手にも決して力負けはしない打力は持ち合わせており、途中出場から起用するにはうってつけの選手としてチームで重宝されている。今季はケガで出遅れてしまっているがそのぶん夏場過ぎても本調子で臨めるかもしれず、両翼のレギュラーを狙っていけるか。

42 澤井廉


パワー…★★★★☆ 期待感…★★★★★
地方リーグで無双した外野手はここまでプロの速さに苦労しており戸田で修行する身となった。身体つきはプロの野手と遜色ないので、早いとこスピードに慣れながら強く振ることを徹底して期待されている通りのアーチストとして神宮にやってくる日を待ち望んでいます

51 濱田太貴


打撃…★★★★☆ 守備…★★★☆☆ 成長速度…★★★☆☆ 春の風物詩…★★★★★ 出現率…★★☆☆☆
毎年春先は打撃好調もシーズンに入ると行方不明になっていたが、昨年はとうとう一軍帯同して6本塁打と長打力を見せつけた。しかしまだまだ期待されている中軸を担う姿には至っておらず、本人も畠山コーチなどと試行錯誤を繰り返している。年々少しずつではあるが成長は見せているため、今季は自身初の二桁本塁打と怪我無く一年間過ごすことを徹底してほしい

024 岩田幸宏


打撃…★★★☆☆ 守備…★★★★☆ 走塁…★★★★★
アベレージを残せて何よりも脚が使える育成外野手。残念ながら不幸な出来事で離脱してしまっているが一軍に近い位置には来ているのでそれを励みによりパワーアップして戻ってきてほしい


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