ちゅんま(中国麻将)入門⑧6点役で和了するコツ(チョンボしない技術)

ちゅんまに興味のある方、ようこそ!

初めての方は『ちゅんま(中国麻将)入門講座』のマガジンがあるので、先にご覧ください。

今回の講座は「6点役で和了するコツ(チョンボしない技術)」です。

ちゅんまのルールは「8点縛り」なので、8点以上の手役を作ればそれだけで和了できます。つまり初心者はとくに難しいことを考えず8点以上の役を目指せばチョンボしません!

とはいえ、ちゅんまは「8点以上の役だけ作って勝てるゲームではない」ので、頻出の「6点役」もある程度使いこなす必要があります。

6点以上の手役出現ランキングトップ10(麻将世界)

1位三色三歩高(6点)(23.94%)
2位三色三同順(8点)(10.64%)
3位花竜(8点)(10.53%)
4位五門斉(6点)(10.35%)←
5位清竜(16点)(7.95%)
6位混一色(6点)(7.87%)←
7位碰碰和(6点)(5.70%)←
8位一色三歩高(16点)(4.14%)
9位七対(24点)(3.81%)
10位無番和(8点)(1.95%)

この通り、ちゅんまの和了に使う「メイン役」では6点役がかなり重要です。とくに三色三歩高を狙わないのは「ゲームにならないレベル」です。

ちゅんま初心者にたまに見受けられる意見として「チョンボが怖い!」というのがありますが、ほとんどの6点役は適当に作って申告してもだいたいはチョンボになりません(双箭刻を除く)。

とはいえ「レアケースとしてチョンボがある」ことを恐れるなら、「チョンボにならないようにするスキル」すなわち「6点役の残り2点を満たすコツ」を身に付けるべきでしょう。加えて「1点2点役の扱いや意識に慣れる訓練」にもなりますね。

ひとつひとつ説明します。

三色三歩高

三色三歩高については以下の記事で触れていますが、もう少し詳しく解説します。

とりあえず覚えるべき必ず三色三歩高が和了れるカタチ(これらを暗記するだけでほとんどの場合はOK)

①平和(2点)
②タンヤオ(2点)
③役牌(箭刻or圈風刻or門風刻)(2点)
④門前清(2点)or不求人(4点)
⑤無字(1点)+幺九刻(1点)(19牌を刻子にし、かつ数牌のみ)

これをもう少し理屈っぽく言うと

①副露せず門前なら必ず和了できる
②役牌を刻子にすれば必ず和了できる
③字牌を使わず数牌だけで作ればチョンボになりにくい(なることもある)

逆にチョンボになりうるケースは

①字牌を雀頭にする
②オタ風を刻子にする
③2~8の数牌を刻子にする

まずは「数牌のみで三色三歩高を作るケース」について考えてみましょう。

数牌のみで三色三歩高を作るパターンは以下の3つに分けられます。

①平和(2点)
②タンヤオ(2点)
③平和でもタンヤオでもないつまり無字(1点)

平和とタンヤオは複合することもあるじゃん!とか 全带五は?、とかいう細かいことは置いておいて、パターンはこれだけですね。

「③平和でもタンヤオでもないつまり無字(1点)」についてですが、これもふたつのパターンに分けて考えられます。

三色三歩高は3順子役なので、残りは雀頭と1面子です。1面子が順子である場合は必ず「平和」になるので、「無字」になるのは「残り面子が刻子」ということです。

①19牌が刻子。つまり幺九刻(1点)がつく
②2~8牌が刻子。つまり幺九刻(1点)がつかない

繰り返しになりますが、無字(1点)+幺九刻(1点)は和了できます。

「2~8牌を刻子にした場合」は7点なので、残り1点以上を満たす必要があります。これもパターン分けできます。

①自摸(1点)つまりツモればいい
②待ち牌が一種の聴牌(単調将、坎張、辺張)
③その他(明槓、暗槓、四帰一、和絶張、全求人)

三色三歩高(6点)+無字(1点)がチョンボにならないためには、「リャンメン待ち」や「シャンポン待ち」などの「多門待ち」に気を付けましょう!


次に「オタ風を刻子にしたケース」ですが、これは「無字にしたケース」を応用できます。

三色三歩高(6点)+幺九刻(1点)なので、パターンはこうなります。

①自摸(1点)つまりツモればいい
②待ち牌が一種の聴牌(単調将、坎張、辺張)
③その他(明槓、暗槓、和絶張、全求人、五門斉)

無字の場合との違いは、四帰一になる可能性が消えて五門斉があります。

三色順子+オタ風刻子+三元牌雀頭というカタチですね。


最後に一番難しいのは「雀頭を字牌」にした三色三歩高ですね。これはチョンボになりやすいので、なるべく字牌を雀頭にするのは避けましょう。

無字の1点が計算できないのが地味につらいので、2点(1点をふたつ)作るのが面倒くさいです。2点以上の役が期待しにくい場合は以下の1点役を適当に組み合わせてください。

①2順子役(一般高、喜相逢、連六、老少副)
②刻子役(幺九刻、明槓)
③待ち牌が一種(辺張、坎張、単調将)
④自摸

だいたい自摸ればなんとかなるとはいえ、リャンメン、シャンポンなどの多門待ちだと1点足らずもあるので注意が必要です。

五門斉

五門斉には4面子1雀頭のカタチと七対のカタチがあるのですが、「チョンボを防ぐ解説」なので、4面子1雀頭だけの話になります。

五門斉を作る場合、必ず「風牌」か「三元牌」のいずれかもしくは両方が「刻子」になります。

三元牌は刻子にすると箭刻(2点)ですし、風牌は自風(門風刻)と場風(圈風刻)はそれぞれ2点なので、五門斉がチョンボになるのは「オタ風刻子かつ三元牌雀頭」の場合のみとなります(幺九刻の1点が複合するため五門斉の最低点は7点となる)

なので「オタ風刻子かつ三元牌雀頭」の場合において「五門斉+幺九刻」以外に1点を確保できればOKということです。

つまり自摸(1点)なので、五門斉をツモれば必然的にチョンボになりません。ロンするなら「オタ風を刻子にしたときだけ1点以上の役を意識」するだけでOKです。

混一色

混一色は「必ず字牌を使用する」ので、役牌刻子(箭刻or圈風刻or門風刻)があれば2点を満たすのでチョンボになりません。また副露せず門前でも同様です。

チョンボになるのは
オタ風が刻子
②雀頭が字牌

このいずれかまたは両方の場合に可能性があります。

オタ風が刻子の場合であれば7点が確保されているので、自摸(1点)でツモれば必然的にチョンボになりません。そして五門斉と同じく「オタ風を刻子にしたときは1点以上の役を意識」しましょう。

雀頭が字牌で他の面子がすべて数牌の場合は、何らかのカタチで2点以上作る必要があります。ただし混一色は一色であるのが条件なだけでカタチには柔軟性があるので、以下の手役を適当に組んで「2点を意識」しましょう。

一般高、連六、老少副、幺九刻、明槓、辺張、坎張、単調将、自摸(1点)
四帰一、双暗刻、暗槓(2点)

他には和絶張(4点)、全求人(6点)なども活用できます。

碰碰和

碰碰和もチョンボはレアケースです。

数牌のみで作れば「タンヤオ(2点)」「無字(1点)+幺九刻(1点)」がほとんどの場合複合します。

例外は「19牌雀頭で4面子がすべて2〜8牌のケース」です。自摸なら和了出来ますが、ロンには無字以外に1点以上の役が必要なので
明槓、缺一門、単調将(1点)
双同刻、双暗刻、暗槓(2点)

などを意識しましょう。

役牌刻子(箭刻or圈風刻or門風刻)があればこれで2点。

チョンボになるのは
オタ風が刻子
②雀頭が字牌か19牌

このいずれかまたは両方の場合に可能性があります。

とはいえ碰碰和には複合する役が豊富で
幺九刻、明槓、缺一門、単調将、自摸(1点)
双同刻、双暗刻、暗槓(2点)
混一色、五門斉、双箭刻(6点)

これだけあれば実際には「字牌と数牌のシャンポン待ち」で数牌の方が出てしまったときに注意するくらいでしょうか。

全求人

全求人もチョンボはレアケースです。

数牌のみで作れば「タンヤオ(2点)」「平和(2点)」「無字(1点)」が必ず複合します。

役牌刻子(箭刻or圈風刻or門風刻)があればこれで2点足ります。

チョンボになるのは
オタ風ポン
中張牌(2~8)をポン
雀頭が字牌
この場合に可能性があります。

「オタ風ポン(幺九刻1点)」と「無字で中張牌ポン(無字1点)は必ず他に1点を意識しましょう。

123m 456p 678s 555m 西単騎
極端ですがこのように全求人のみ6点しかないカタチもあるので、こうならない手組を意識します。

双箭刻

双箭刻は6点役でありながらメイン役にはなりづらい扱いにくい手役と言えます。碰碰和、混一色、全帯幺あたりや、上位の8点以上役のおまけになることが多いです。

双箭刻をメイン役とする場合、比較的複合させやすい役としては、圈風刻、圈風刻(2点)が一応あります。オタ風刻子(幺九刻)でも缺一門がつくか混一色になるので和了れます。

あとは運よく複合すればいいものとして暗槓、双暗刻、双同刻(2点)あたりでしょうか。

しかし双箭刻はそれだけで面子をふたつ使用しているため、喜相逢や連六などの1点の2面子役を作るには遊びがなくて面倒です。缺一門あたりが比較的狙いやすいかもしれません。でもだいたい自摸専になりがちです。

①1点役+自摸
②1点役+辺張、坎張、単調将
辺張、坎張、単調将+自摸
④その他(缺一門+幺九刻など)

あとは強引に全求人や和絶張を狙うケースもあります。


以上で解説は終わりです。

①副露せず門前なら必ず和了できる
②役牌を刻子にすれば必ず和了できる(双箭刻は風牌で)
③字牌を使わず数牌だけで作ればチョンボになりにくい(なることもある)
④オタ風を刻子にしたときは注意
⑤字牌雀頭はなるべく避ける

大雑把にはこれを意識。細かいことは徐々に頭に入れましょう!

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