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海外に来る目的

写真はドーハからストックホルムの間のどこか。
今日からトロンハイムは雨。乾燥しないし、雨は暖かいからありがたい。

それぞれの目的

海外に働きに出る、留学するのは各々理由がある。
トップ研究室に行きたい、海外に行きたい、より良い待遇がある、研究に集中したい、切磋琢磨したい、自分の母国に行きたい(ハーフとかだと)などなど。
それぞれ思うところがあって、わざわざ慣れていた環境から飛び出して海外に行っているんだと思う。

他の人達の目的

自分以外の海外大学院留学者と話をすることがある。
研究に集中して頑張りたい、一日中全てをかけて研究したい、そういう人達もいるんだなと思った。
そういう人達にとってはその国の言語の勉強などは研究時間を短くするのであまり好んでいるわけではない模様。
いろいろな考え方があるもんだと思った。

中田英寿の話

いきなり日本サッカー界のレジェンドの話になる。
20年目の旅という動画を落としてくれている。
この動画で後半部分が大事というか面白いと思った。
”結局サッカーをしにイタリアに来たわけじゃないんだな。”
全編面白いけど、特にこの部分が印象的だった。

自分の話

僕はトップラボには興味がなかった。
今いるラボの上司達は世界的に名が知られている研究者達ではない。
研究で使っているデータはブランドものだ。
研究者として教授になりたいか?と聞かれても、別にそうとは思わない。
データを見ることが、研究をすることが、論文を書くことが好きだったから、PhDに進もうと思った。
もちろん海外には行きたかった。
でもアメリカは嫌だった。国民皆保険のない国には行きたくなかった。
英語圏は避けた。なんか違うと思ったし、学費が高かった。
ヨーロッパにこだわったのは、面白そうだから。
人生経験の一つだと思ってきた。
上司というかスーパバイザーがとても大事なファクターだと思っていた。
職場で散々みてきたから、職場の人間関係が大事だと思っていた。
今の上司と面接した時にフィット感が凄くあった。

中田の話と照らし合わせて

何となく自分も共感できた。
出身大学は国立でも強くはないし、研修先も研究トップは狙わなかった。
自分が成長できそうな所でマイペースにやりたかった。
そして今はNTNUにいる。
研究、疫学というものを通じて人生色々な勉強をさせてもらっている。
好きだった延長でNTNUまで辿り着いた。
研究でご飯が今からも食っていけるのかはわからないけれど、それを求めてやっているわけでもない。

歓迎される人間になれるか

サッカー選手としてだけでなく一人の人間として認めてもらって初めて意味があるように思った。
僕も20年後に歓迎してもらえるような人間になれるように日々過ごすことが大事なんだと思う。

人生仕事だけじゃない

人間死ぬまで毎日土日なく9~17時まで(ノルウェーだと8~16時だけど)働いたとしても人生の三分の一にも仕事はならない。
仕事だけ、研究だけ、サッカーだけやってれば良いわけじゃないし、その中での仕事への向き合い方、人との関わり方が大きく状況を変えていく。
一人の人間として生きていくという姿勢で、海外だろうと国内だろうとやっていくのが良いのかな、なんて思った。

せっかく海外に来たから学ぼうよ

まだ全然ノルウェー語の勉強していない。
けど、頑張ってノルウェー人の友達を作って積極的に文化のこととか教えてもらっている。
疫学って社会と繋がるから、結果的にこういう勉強が仕事にも繋がるし、ノルウェーのことを知れば知るほど仕事の質も上がると思う。
不思議な縁でここまで来たのだから、いっぱい教えてもらおうと思う。



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