飲み会のあり方を考える2021

 コロナ禍からの経済復興。経済と医療。医療従事者の中でも「完全が完全に落ち着くまで強力な自粛を。そして必要な補償を」という非常にお金のかかる(年金生活・生活保護者ではない国民全体に給与の代わりとして支給した場合、月に7-8兆円かかる上にやめ時が非常に難しい(一定数は仕事をやめてしまうため)政策である)ことを主張してきます。

 感染者数をなるべく減らし、重症化する人を減らし、急性期医療を逼迫させないのがベターとやくそうは考えます。ワクチン2回接種者では未接種者の1/10の感染確率になります※1。また、感染した場合でも重症化しにくいとされています。

現在の科学的知見を考慮すると、ワクチン接種率を上げて(その間も感染が広がらないような生活を続ける)、感染者数を十分に下げるのが経済復興の近道と言えます。

 そこで、一気に悪者扱いを受けている飲み会をどうするかです。
これを期に一切の飲み会をやめてしまえという論調は否定します。飲み会にも一定の効果があります。(フォーマルの場では言えないことを言って感情のガス抜きをする、利害が対立する双方の意見を別々に聞いて調整をするなど)
 ただ、今までよりは強い節度が必要と考えます。

1.体調の悪いときは飲み会に行かない
2.行きたくない人を無理に誘わない
3.酒の強要をしない
4.大皿料理は控える、もしくは最初に料理のみを扱う食器それそれの取り分を分けてしまう
5.食べるだけ食べる、マスクをして会話
6.それでも2時間以内で終わらせる
7.受験生や妊婦、年齢や疾患などでワクチン接種をしていない(できない人)が家庭にいる場合は飲み会に参加をしない
8.(COVID-19の場合)ワクチンを接種していない場合は飲み会になるべく参加しない
9.手酌推奨、それぞれが自分のペースで飲もう
10.それでもノンアルコールのものを飲みながらお酒を飲もう
11.とにかく飲んで潰れない

 感染者数が減ったとしても、現時点では濃厚接触者と認定された時点で2週間の自宅待機が求められます。この点はまだ変わっていません。
 飲み会をする場合は、このことは頭に入れておきましょう。これを解除するほどのリスク低下には至っていません。
 年末年始に2週間自宅待機というのはかなりの業務の停滞を呼びます。
 

これを踏まえての今年の企業の忘年会は
「参加者数が4人以下(もしくは開催地の自治体のルールで定められた人数)の飲み会になるようなら開催しない」
が妥当と考えます。

 感染症対策で企業の飲み会を考えていますが、働き方改革を考えるいい機会でもあります。企業の忘年会や新年会は全員参加を強要しない、忘年会や新年会で話したことをもとに仕事を進めないことを願いたいです。子育てや介護などでどうしても参加できない人もいますし、そうしたことで働く時間に制限がある人が働けるような工夫があれば優秀な人材も入ってきますので。


※1

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00294.html


https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000820150.pdf



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