COVID-19のmRNAワクチンについて

こんにちはやくそうです。COVID-19ワクチンの一部のmRNAワクチンについての解説です。

政府広報による解説動画です。わかりやすく解説されています。

 メッセンジャーRNAワクチンは、SARS-CoV2ウイルスの一部(一般の細胞に入り込む時に細胞を蹴破って入る足の部分)のみの遺伝子情報を接種し、手配書を持ち込むようなものです。一般の指名手配書から顔を覚えるのは難しいですが、抗原抗体反応に関わる細胞は優秀です。一定の期間覚えていてくれます。それらしきものが入ってきたら速攻で抗体を作り、ウイルスが一般細胞に入り込んで更に増殖するのを防ぎます。(感染し発症するにはある一定の数のウイルスが必要です)

 ワクチンを接種したからと言って、油断は禁物です。
1.効果を発揮するのは接種後2週間後から(免疫細胞の準備期間が必要です)
2.接種したからと言って完全にかからないわけではない(接種していなければかかっていた人のうち9割が感染せずに済む。というもの:これは非常に優秀な数値)
3.ウイルスがこの世からいなくなったわけではない

 ワクチン接種後も、市中に出回るウイルスが十分に減るように、感染防御策が有効です。(室内での近距離でのマスクをしない会話をしない)
 ワクチンも有効、マスクや手洗いも有効
これらは別の役割です。車の両輪です。


 接種後の副反応や長期的な予後が気になる。という方へ。
予防接種後は30分ぐらいは接種会場を離れないよう指示されます。これは必ず守ってください。アナフィラキシーが起こりやすい時間帯だからです。予防接種を行う医師や看護師はアナフィラキシーに対応する方法を熟知し、必要な処置ができる機器や薬を持参しています。ゆえに、アナフィラキシーが起こっても対処できるようになっています。
 接種後の発熱やだるさなど風邪のような症状については、1-2日で消失します。(正常な免疫反応の一部です)心配でしたら、接種翌日も休むようにしましょう。
 長期的な予後について:
 メッセンジャーRNAからウイルスの細胞が作られることはありません。なぜならRNAからはDNAはつくられませんし、細胞の核に入ることはできません。ワクチン本体のRNAも、人体によりすぐに消失されます。
 むしろ、COVID-19の症状や後遺症のほうが大変です。肺胞の損傷による呼吸機能の大幅なダメージや脱毛、うつ症状などの後遺症が色々報告されています。
 

 ただし、事情によりワクチン接種をしない人を責めないでください。
現時点では16歳未満の小児にはデータが揃っていないという理由で接種が行われません。また、それぞれの人の疾患や体質により、「まだまだ自分の体にとって確実なエビデンスが揃っていない」という現時点での判断を主治医と行っている人がいるかもしれません。こういう人を守るためにも、ワクチン接種をしない人を責めるのは妥当ではありません。

 ワクチンの効果があるというデータも出てきています。先行接種しているイスラエルでは有効なデータが出てきています。
 それゆえ、接種するのが妥当ではないとその分野の別の専門家がみても根拠のある判断をされた方以外は、接種するほうがメリットが大きいと言えます。



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薬剤師のやくそうです。普段は薬局にいたりその周りの地域に出かけています。何を選んだらいいかわからない医療情報をわかりやすく、公的情報や根拠に基づいて紹介します。薬剤師とは何をする人ぞ、紹介します。