見出し画像

ソコタノ日記:黄斑円孔の手術を受けて その6 定期的に点眼するためにリマインダーとタイマーを使う

退職後の新しい生活をそこそこ楽しむ「ソコタノ日記」です。これは、その特別編。黄斑円孔の手術を受けた話です。

2021年暮れに、右眼が黄斑円孔という病気になりました。網膜に穴が空いて視野の中央が見えなくなり、その周りも歪んで見えるようになりました。手術を受けないと悪化するとのこと。そのため1月17日に手術を受けました。

せっかくなので、同じ病気になった人に参考になればと思って、自分の記録や記憶をもとにその様子を記していきます。 なお、私には十分な医療の知識がありませんので、勘違いや記憶違いもあるかもしれません。そのあたりは、ご了承の上、読んでいただければと思います。

これまでの経緯は、以下の記事に記してあります。

手術後、毎日4回目薬をささなければならない。

手術を受けた翌日の診察により、金属の眼帯を外すことができました。右眼の中はガスが満たされているだけでぼやっとしていて殆ど見えません。でも、眼帯が外れたので毎日目薬をさすように指導されました。
目薬は次の3種です。

  • クラビット点眼液1.5%

  • リンデロン点眼・点耳・点鼻液0.1%

  • ブロナック点眼液0.1%

3種の点眼液

名称を書くのが面倒なので、上から点眼液A、B、Cと呼ぶことにします。
この3種は次のように点眼しなければなりません。

  • 朝 A、B、C

  • 昼 A、B

  • 夕 A、B、C

  • 就寝前1時間 A、B

さらに、それぞれの目薬は、5分のインターバルを空けてささなければなりません。「混ざるとだめなのか?」とたずねたところ「そうではなく、1種目をさしてすぐに2種目をさすと、先にさした方が流されてしまうから」とのこと。なかなかめんどうです。
私のようにぼーっとしている人間は、決まった時刻に点眼するのをつい忘れてしまいそうです。飲み薬のように食後に服用するものならばそれにあわせればいいのですが、4回というのは難しい感じです。

定時に点眼するのにはリマインダーを使う。

そこで、考えたのがリマインダーの利用です。リマインダーは定時になったら「〇〇しなよ」と教えてくれるものです。

リマインダーならば、何を使ってもいいかと思いますが、私の場合は、 iPhone アプリの「たすくま」を使うことにしました。

理由は次のとおりです。

  • 普段から「たすくま」を使ってやることを管理している。

  • それぞれのタスクにアラームを設定できる。

  • アラームが鳴っても、すぐに取りかかれない場合は、ワンタッチで5分延長することができる。

  • アラームに気づかないことがあっても、1分毎にしつこく教えてくれる。

  • 1度設定しておけば、毎日同じ時間にやるようにしてくれる。

  • Apple Watch アプリがあって、簡易的ではあるけど、やったかどうかを記録できる。

繰り返しになりますが、べつに「たすくま」でなくても上記のようなことができれば、他のリマインダー・アプリで十分かと思います。
わたしは、たすくまに4つ点眼用のタスクを設定しました。

朝:4時、昼:12時、夕:17時、夜:20時

朝と夕については、点眼液A、B、Cを、昼と夜には点眼液A、Bをわけです。
これで、定時に点眼することを忘れることはなくなります。(アラームが鳴ってそれを止めた後に、点眼するのを忘れてしまうような人には効き目がありませんが……)

「たすくま」にアラームを設定

しかし、さらなる問題がありました。
点眼液を続けてさすのに5分のインターバルをとらねばならないという問題です。
点眼液Aをさします。次のBをさすまでに5分あります。その間に、Bを差すことを忘れてしまうということが起こりそうなのです。

インターバルにはタイマーを使う。

そこで、考えたのが、タイマーアプリを使うという方法です。
点眼液Aをさしたらすぐに5分のタイマーをセットします。このタイマーも何を使ってもいいでしょう。キッチンタイマーでもいいでしょうし、スマホのタイマーアプリでも、アレクサでもいいでしょう。
私の場合は、Apple Watch のタイマーを使うことにしました。常に身につけていることと、5分の設定がプリセットされていてすぐにスタートできるからです。


これによって、点眼液AをさしたあとにBをさし忘れるということが避けられるようになりました。

しかししかし、さらに問題が発生しました。
2つの点眼液をさすときには問題ないのですが、3つさすときに次のようなことが起こったのです。

5分タイマーが鳴るのはいいのだけど、その前にさしたのが、AだったかBだったか忘れてしまう。

そんなことを忘れるようなことがあるのか? と思われる方もいらっしゃるかと思います。でも、忘れちゃうことがあるのです。食事をしていたり、テレビを見ていたり、妻と喋っていたりして、5分も経つとAだけさしているのかBもさし終えているのかわからなくなってしまうのです。次に点眼するのはBなのかCなのか……。

さし終えたら袋に入れる。

そこでさらに工夫することにしました。3種の薬袋をひとまとめに入れられる少し大きめの袋を用意しました。私の場合は、妻からZipロックを借りました。
そして、点眼するときには3つの点眼液を全て袋から出します。ひとつ点眼したらタイマーをスタートさせ、さらにさし終えた目薬をZipロックの中に入れるのです。そうすれば、次にアラームが鳴ったときZipロックの外に出ている目薬で判断すればよいのです。BとCが残っていればBをさす。Cだけ残っていればCだけさすようにすれば、間違いありません。もちろん、点眼したら袋に入れるということをわすれたらいみありませんが……私はこの方法でなんとかなっています。

人は忘れるものだから……

上記のようなことをしなくても私は大丈夫! っていう人は、私の真似なんぞする必要はありません。でも、私は子供の頃から忘れっぽい人間でした。だから、自分が一日4回3種の点眼液を正しくさすっていう自信がありません。だから物に頼ることにしました。iPhoneのたすくまアプリと、Apple Watchのタイマー、そして、Zipロックにがんばってもらえば、自分は忘れることができます。それって、結構自由なことなのだと思います。
あと1週間で手術してから1ヶ月が経過することになります。おそらく、これまで点眼の忘れはなかったかと思います。上記の方法を使う前はちょいとミスったかもしれませんが……。

今度の火曜日の診察で良好だったら近所の眼科で経過を診てもらえばいいようになりそうです。


ご注意……上記の話に出てくる医療関係のことは、私の主観で記述しているものであって、もしかしたら聞き間違いとか勘違いとかもあるのかもしれません。そういうつもりで受け取ってください。餅は餅屋、医療のことは、お医者さんにちゃんと聞いてください。

……たぶん続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?