11月2日（月）~5日（木） たくさんの生き物にまとわりつかれたい

11月2日（月）

『夜のこと』の発売に合わせて、『愛と家族を探して』の著者、佐々木ののかさんと対談した。

多様性時代の恋愛と結婚——“日本一有名なニート”pha×文筆家・佐々木ののか | 日刊SPA!

『愛と家族を探して』は、契約結婚、精子バンク、シングルマザーによるシェアハウス、植物と猫しか大事に思ったことがない男性など、いわゆる普通の愛や家族の型にはまらない生き方をしている人たちへのインタビュー集だ。
僕も普通な生き方ができなかった人間なので、こんな風にいろんな生き方があるということを知ると、少し楽な気持ちになる。普通の家族や結婚が苦手でも、新しい暮らしのあり方はいくらでも自分で作っていける。
本の中で、沈没ハウスというシングルマザーによるシェアハウスで育った加納土さんが、大切な存在はたくさんいるけど、「家族」という概念は僕の中にはないですね、と言っていて、すがすがしく感じた。

恋愛、セックス、生活、子育て、それぞれにはそれぞれ別の素養が必要だと思うのだけど、結婚はこの全部を包摂している。それらの素養をバランス良く兼ね備えている人など、存在してもひと握りなんじゃないかと思う。

愛と家族を探して

夜、下北沢Basement Barに、てろてろと、町田康さんのバンド、汝、我が民に非ズのライブを見に行った。
てろてろ、はっきりとした曲の隙間がなく一時間くらいひたすら圧倒的な演奏を続けていてすごかった。汝もパンク色が強くてよかった。

てろてろとは12月に一緒にライブをやります。楽しみ。