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近況:ライブをやった

7月29日に一年半ぶりくらいにライブをする、というので、最近は毎週集まってバンド練習をしていた。さすがに毎週やると少し疲れる。だけど上手くはなっていると思う。僕らはよく一年半、ライブの予定もないのに集まって練習をしていたものだ。何をやってたんだろう。今年はライブをやっていきたいので、何かイベントがあったら誘ってください。

と思ったらめろんさんがコロナ陽性になって出演できなくなり、残りの4人でなんとかすることになってしまった……。今の状況だとしかたない。
今回はトラックに合わせて演奏する練習をしていたので、なんとかめろんさんのギターを録音したやつを合わせたりして演奏はできそう。しかしうまく行くか不安ではある。大丈夫だろうか。



鶴見済さんとYouTubeで対談というか雑談をした。

鶴見さんの新刊『人間関係を半分降りる』は、なんかすごくよかった。人間は醜いから距離を取ろう、無理に人間関係をやる必要はない、みたいな話。
今までの鶴見さんの本は、社会とか大きなシステムの話が多かったと思うのだけど、この本はもっとミクロな個人の感情などの話が多くて、そこが新鮮だった。鶴見さんは会ってお話しするととても穏やかで優しい感じなのだけど、そんな鶴見さんの人柄が一番出ている本だと思う。

鶴見さんにはすごく影響を受けている、ということは以前にnoteでも書きました。

そして僕も鶴見さんも大きく影響を受けているのが、このあいだ亡くなってしまわれましたが、見田宗介さんでした。

見田さんが授業で言っていた言葉で、心に残っているものがある。

「大学に入ってくる時には、みんなとてもいい問題意識を持っている。けれどもあれこれ学んでいるうちに、その問題意識が拡散してしまって、つまらないテーマで卒論を書いて出ていってしまう。それがとてももったいない」
といったことだ。

「自分にとって本当に切実な問題を考える」。

そういう言い方もよくしていた。

僕が一番影響を受けた本は、『時間の比較社会学』です。詳しくは『人生の土台となる読書』に書いています。




『JUMBO MAX』最新刊の6巻を読んだ。違法なEDの薬を作るEDの薬剤師が犯罪に巻き込まれていく話。主人公のおっさんが、「理解できるし同情できるところもある」というのと、「やっぱこいつヤバいし最悪だ」という二つのどちらともはっきりと決められない進んでいくのがすごくいい。今1巻と2巻が無料で読めるみたい。



麻雀漫画の『バード』を読んだ。青山広美さんが描いていた元祖のやつは読んでいたけど、山根和俊さんが作画してからの分は読んでなかったので続編まで一気に読んだ。面白かった。

青山広美さんの麻雀漫画は本格ミステリぽいんだよな。何かすごい麻雀を打つ人がいる→それにはこんなトリックがあった!という謎と解決で話が進んでいく。ちょっとバカミスぽさもある。エンターテインメントだ。



昔すごく好きで全巻持ってたけど引っ越しを繰り返すうちにどこかに行ってしまった相原コージ『真・異種格闘大戦』がKindle Unlimitedに全巻入ってたので一気に読んでしまった。トラやライオンやゾウやゴリラが地上最強をかけて戦うトーナメント。格闘マンガが好きな人におすすめ。
本当に地上最強とか言おうと思ったら、ヒトがゴリラに勝てるわけないんだよな……。

全然違うタイプのマンガだけど、「肉食動物と草食動物の葛藤」というテーマで思い出して、『BEASTARS』も読み返してしまった。これも大傑作。




セールのときに買った『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を読了。面白かった。


太陽エネルギーの減少という地球の危機に立ち向かう一人の科学者の話。同じ作者の『火星の人』と一緒で、主人公以外の人間があまり出てこなくて、主人公もシンプルな性格なので、流し読みで読んでも筋がわかるし読んでて疲れない。
基本的に一本道の話を進んでいくだけであまり驚きはないのだけど、ハラハラしたりワクワクしたり泣きそうになったり、「この本を読んでいけば必ず一定の楽しさが与えられるだろう」という信頼をずっと持ち続けられる作風の小説。作者はウェブ小説出身らしく、確かにウェブ小説ぽくて、日本のなろう系とかとも通じるものがある感じがある。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は、『三体』の次はこれを読め!みたいな煽り文句を見て気になって読んだのだけど、さすがに『三体』に比べると見劣りするかも。『三体』のような予想をどんどん超えていく面白さの小説ではないな。次は『三体X』を読もうかな。二次創作とは思えないくらいすごい、と評判なので。





なんだかちょっと気が滅入りがちだ。なんだろう。夏は外に出づらくなるせいか。コロナの感染者数が異常に増えていることに影響を受けているのかもしれない。ひたすらゲームをやって過ごしている。

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