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記憶の中で酒を飲む

やる気がない。clubhouse登録したけどそもそも人と話す気力がない。人の話にも興味がない。口を動かしたくない。食欲すら減退気味。。困ったものよ。書くしかないのよ。そんなこともない。

外に出れないし、ちょっと記憶を旅してみようかな〜なんていう。時系列とかを考えるとウッてなりそうだから、ポンと思いついた順に縦横無尽に飛び交ってみる。世界全国各地、まわった場所で飲んだ酒とまつわる記憶をぴょろぴょろと。思い出してみよう。

クアラルンプール 2017

まずはトップ画ですが。これね。いきなり海外。行きたいわね・・・。これはKLの伊勢丹の地下で飲んだ臥龍梅。臥龍梅ってここでしか飲んだことないかも。マレーシアはご存知の通りモザイク国家で、「華僑」「マレー」「インド」の3民族が仲良く()暮らしている場所。宗教に絡めばムスリムとヒンドゥーが共存している。やっぱムスリムカルチャー(モスクとか建物とか)は濃い。ムスリムにまつわる観光名所も多い。バトゥーケイブはヒンズーか。だから酒が飲めないわけ。国民性と宗教性からして「酒に興味ない」っていうのが強い。もちろんクラブとかあるし、ヨーロピアン街みたいなのもあるし、酒に触れる場所や機会はある。でもやっぱ、「若くてイキった人」と「移民(非アジア)」と「観光客」くらいしか酒を飲まないんだと思った。わたしみたいな<平成初期の価値観を引きずった>日本人は、「今日の酒はなんじゃろな」で生きてるんで、メンタルがちがうのよね。そんなKLでめっちゃおもしろい飲み屋に行ったこともあるんだけど、今回の写真はそこではなく、伊勢丹。1合ないと思うこの写真。半合か100mlくらい?これでたぶん900円〜くらいした気がする。カードで払ったんだわ。日本酒なんて飲める場所一切なくて。アジアだからイオンがあるんだけど。でもイオンの酒売り場も時間でしまるの。薬剤師不在の薬売り場みたいな感じで時間になるとしめられて買えない。売ってる酒も全部高い。そもそも国産の酒とか(ほとんど)ないし(需要がない)。わたしはいつもイオンで安いワイン買って飲んでた。ビールとかより安いので。でも伊勢丹の地下には日本食とか、いわゆるザ伊勢丹なちょっと珍しくて喉元くすぐられるような面白そうな食材とかおいしそうなサラダとか惣菜とかたくさん売ってて、その中にお酒コーナーもあって、そこにカウンターバーがあるんですよ。伊勢丹っていま全国に何箇所あるんだろ。もはや新宿本店しか印象がない。かなしいけど、でもとにかく新宿伊勢丹のあのプライドとセンスとかっこよさはあるよね。バブルの残り香、嗅ぎたいでしょ。時代にそぐわないって思うこともあるけど。でもそういう、いい匂いを嗅ぎにいく場所。で、新宿伊勢丹にもあるじゃん、2Fか3Fにカウンターバー。ぶっちゃけKLの伊勢丹のほうが建物がでかい(新しい)から天井とか高くて広々してていいけどね。伊勢丹があるってだけでもワクワクしたけど、そこで日本酒飲めるんや!!ってなってめっちゃ興奮した。KLで飲む日本酒はうまかった。やっぱり酒って、原価じゃ飲めない価値があるんだわ。どう考えても半合900円(当時)はバチクソ高いけど、確実に900円以上の価値があった。

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シェムリアップ 2014

親子3人で行ったシェムリアップ。旅行中に卒業が確定したとか授業で題材になっていたリンガとヨニを生で見れたとかポルポト政権下当時の史跡を見れたとかいろいろあったけど、とりあえず酒の話。あ、湖上生活も垣間見れたの面白かったな。ツアーだった。もうまじでツアーが無理で無理で無理で泣きながら友達にラインしてた記憶。同じ時間に起きるとか、集合するとかまじで意味わかんないし、そもそも学校行事なら「全く知らない人とはいえある程度同じ時間を共有している(不本意ながら)」という前提があるけど、ツアー参加者ってまじで知らない人。まじで。なんでその人たちと「仲良く」しなきゃいけないのか一ミリも理解できなくてずっとふてくされていた。(ツアーに参加するのはこれが初ではないので、毎回ふてくされているというわけである)
で、その隙間に、休憩時間みたいなのがあって。一回ホテル戻ってまた2時間後にバスで移動しまーすみたいな時間。母は休むといってホテルにいたが、私と弟はある場所を目指した。もちろん、酒の飲める場所を。なんていったらいいのか(最近の私は語彙がわからなくなっている)な、ああいうの?屋台と家とお店がそれぞれ20%くらいずつ混ざったみたいな、アジアにあるあるな、スペース。まあ、酒が飲めりゃなんでもいいんですよ。常夏だから暑くて、行ったのは2月か3月だったけど、サイコーだね、冬にいく東南アジア。ずっと半袖半パンで、汗をかいて、ビールを飲んだ。アジアの薄口のビールね。なんであんなにうまいんだろう。やはり環境要因8割でしょ。100円も払ってない気がする。ビールはジョッキに入れてくれるんだけど、デフォで氷が入ってくる。なぜなら、ビール自体がぬるいから。でも氷も生活用水でつくってるから人によっては腹をこわすとかもある。薄い味のビールを氷いれて飲む。道路に面していて、野良犬とかがうろうろしている。はあ、空は青い。

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カンドクラブバー 2015

海外だけじゃあれなんで。当時は渋谷の富ヶ谷に住んでいて、毎晩のように(嘘)クラブに繰り出したり飲み屋に行ったり人に会ったりパリピやっていた(嘘)。で、そのとき弟がたしか近くに住んでたんだよね。そんで、近くにカンドクラブバーっていうかにを食える店があったのね。高くないのよ、気軽にカニを食べていいよ、っていう。行こうよ、って言っておとうとがチャリでうちまできて一緒にいったなあ〜っていう思い出。かにが気軽に食える店、常に近くにあってほしい。

今日はとりあえず。今日の酒を飲もう。思い出のいいところは、常にいつでも、すぐそこにいてくれるところだ。


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