そば打ち体験備忘録
人生初のそば打ち体験をやってきた。
とっても優しく気さくで腕前の良い先生で、かなりの大大大満足である。楽しかったわ。
忘れたらもったいないので、走り書きのメモを残しておく。
蕎麦
水回し
今回作るのは二八蕎麦。
そば粉8:中力粉2
だったと思う。あと米粉?
お水は粉の半分。
こね鉢に粉を広げて、お水を一度に回し入れる。
大きなだまができないように、ピアノの手で水回しをする。
手のひらには粉が付かないように。
ある程度そぼろになったら、ペアのうち手が汚れている方(2人1組だった。その方が粉が手に付いてくるため)が、手の平を使ってそぼろから大きなそぼろにしていく。
捏ねて丸める
ひとつにまとめて、内側に折って、手の丘で奥に押していく。
パンのように叩かない。
赤ちゃんのお肌のような吸い付き具合になったら、おにぎりのようにころころと丸める。
割れ目がなくなるまで。
割れ目が残ったら、そこを下にして置く。
小指の下の方(手の側面)を使って、真ん中に溝?くぼみ?を作る。
くぼみに左手の親指を入れて、右手で中に折り込んでいく。肉まんのように。
それを1周?だったかな?
らっきょうのような形になったら、角を右に置いて、回しながらカマンベールチーズの形に整える。
広げる
端が薄くしすぎないように、真ん中から手のひらで広げていく。
内側の緑の丸(まな板に書いてあった)くらいまで。
綿棒で伸ばす。
1cm進んだら1cm戻る、の繰り返しで奥に進んでいく。(実際は5cmくらい進んでた)
12時の位置に粉で印をつける。
1回伸ばしたら30度反時計回りに回す。
1周したら、最低でも外側の緑の線の大きさになるように。大きい分にはかまわない。
角を出す
ちょっとこの辺の順番があやふや。
めん棒に生地の手前をぺろんと乗せて、半分くらい巻く。
猫の手で、やわらかーい力でめん棒を押す。
進むときは外側に円を描く。
戻るときは内側に円を描く。
生地に爪が当たったら打ち粉で埋める。
角が出たら次は対角線。
その後に残りの2つの角も出す。
畳んで切る
できたら打ち粉を全体に振って、奥から手前に半分に折る。
打ち粉を振って、右から左へ半分に。
最後にまた打ち粉をして、奥から手前に半分に。だったと思う。
木の板の印を中心に、包丁に人差し指を添えて切る。左手はキツネの手にして縦に置く。
板に添わせて真っ直ぐに下ろす。
切ったら包丁を左に傾けて、また切る。
幅は2mm。
手前の端が繋がるのは、切り方を頭で考えてしまっている証拠らしい。
そして、先生に茹でていただいた。
最初の水回しとめん棒で均等に丸く伸ばすところは苦手だった。
カマンベールにするところと、切るところは楽しかったな。
食べ方
まずは何もつけずに麺だけをいただく。
次にわさびをちょんと麺に乗せていただく。
ツウは麺に日本酒をちょろっとかけて食べるらしい。
日本酒の香りがふんわり香って、新しい味がした。
おつゆは器に1cmくらいずつ入れていく。どんどん薄くなってしまうので。最初に全部は入れない。
ちなみにおつゆがそのまま器に入って出てくるお店は微妙らしい。
ここまできたら、あとは自由に。薬味をおつゆに入れて普通に食べる。
お抹茶
お抹茶も点てさせてもらえた。
なんとそば湯のお抹茶だ。
お茶筅の結び目を向こう側に向けて、右手で人差し指を添えて持つ。
左手は、指を揃えて半月の形に器に添える。
茶筅は底に付けずに前後に振る。お抹茶が溶ければ良いのだそう。
最後に「の」の字を書いて(ここで自分の心も落ち着ける)、茶筅をお茶碗の手前に立てかけ、てこの原理で上に抜く。
ほんのりととろみがあり、まろやかさのある味とのこと。確かに。
他にもいろいろ、書ききれないほどのおもてなしをいただいて、初のそば打ちはとっても満たされた回となった。
お世話になった先生、ありがとうございました。