なぜいままで片道乗り捨て専用レンタカーがなかったのか?
①乗り捨てがめちゃ高い理由
理由は「車庫法」と「人件費」です。
詳細をご説明します。 借りた店舗ではなく、別の店舗で返す事を「乗り捨て(ワンウェイ/片道)」と呼びます。 これは基本料金では出来ず、オプションの「乗り捨て料金」と言うものが別途必要です。 同一県内乗り捨て無料にしている会社もありますが、最近は最大手も有料化しました。 借りた店舗から遠くなればなるほど、この「乗り捨て料金」は高額化していきます。
東京-大阪間では乗り捨て料金が3,4万円します。基本料金は一泊二日で約1万円にこれが乗る事で、支払い額合計が4,5万円することになります。 これは長距離の例なため4,5倍ですが、今回プレスリリースを出した東京-成田空港間でも2倍くらいになります。
なぜこんな高いのか、先に出した答えの背景を説明します。
「車庫法」
車を登録する時に、車庫を登録しないとナンバーを貰えない様になっています。よって全ての車両はどこかの車庫(駐車場)と紐づいてます。 自分の車庫からずっとどこかに行っていたら引越し扱いだから、たまには戻ってこなければいけないルールも存在します。 このルールがあるため、自分の車庫ではない他の車庫にずっと置いてはいけません。 このため、他のお店で返された車は一定期間以内に必ず元の店舗に戻す必要があります。
「人件費」
車両は積載車(キャリアカー)と呼ばれる大型の車両でまとめて複数台運ぶこともありますが、多くの場合、一台につき1人派遣ドライバーが派遣されて運転します。 そのため往復の時間分の人件費と高速代やガソリン代が掛かってきます。
②乗り捨てができる営業所が限られる理由
理由は
「人手不足」
①でご紹介した人手とコストを掛ければ、クルマは移動させられるのに、なぜ乗り捨て可能な拠点が限定されるのか?それは人手不足です。 地方では派遣ドライバーも都会より集まりません。そのため、派遣依頼してもすぐに対応できません。 結果、レンタカー車両が運ばれるまで塩漬けとなり、稼働率が下がってしまいます。レンタカー業は装置産業ですから、投資した車両の稼働率を上げなければなりません。そのため、ある一定の稼働率を下回りそうな地方では乗り捨て不可にしているケースが散見されます。
③なぜ我々は片道専用にできるのか
答えは「片道専用の車両」「他社車両マッチング」です。
「片道専用の車両」
今までのレンタカーやカーシェアは借りた場所に戻す事が前提のオペレーションやルールでした。我々は自社車両のオペレーションを片道専用に割り切っている事で、片道前提で最適化をしています。そしてそれは、自動運転の時代では当たり前なのです。自動運転の時代は地点間移動で車を使い、用事の間に駐車場へ止めておく事はありません。つまり全部の移動が片道になります。
「他社車両マッチング」
我々はレンタカー会社ではなく(今はレンタカー会社でもあります)、業界全体の課題を解決して、車両を流動化させた先にある、自動運転社会へアプローチしようとしています。 そのため、他のレンタカー会社様の車両を巻き込んで、効率化のお手伝いをしています。
車を派遣ドライバーを使って移動させるのではなく、我々に預けて、行きたい方向が一致する方に使って頂く。 そんな取り組みをすでに最大手のレンタカー会社と始めています。
以上の二つにより、我々はオペレーション最適と車両コスト低減を可能にしているため、今まで出来なかった片道専用レンタカーを実現しています。
最後に+告知
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