みらい奥様ストーリー【4】
そろそろ煙草が一本吸い終わる。
俺たちの煙草休憩は“一本で終わり”というルールがある。 「俺が使ってるとこ、教えてあげようか」 「お前……、奥さんに怒られないのか?」 「『仕事が遅くなった』とか適当な理由付ければ。別に不倫してるわけじゃないからバレても軽蔑されるだけで、離婚にはならないって」 彼が強く推してくるものだから、断ることも出来ず、俺は彼が利用しているという場所のサイトURLを教わった。 仕事の合間、俺は私用のスマホでそのページを見て、色々なことを学んだ。 「試しに、やってみるか」
俺は独り言を呟き、そのサイトで人気な女性を指名した。
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