かんな奥様ストーリー【1】
俺、河合昌はマッチングアプリで出会った女と食事を終えたら、どっと疲労が溜まった。
月一万円も課金しているのに、なかなか女の子とマッチングしない。
それでも諦めずにアプリを続けて、食事までこぎつけた女性なのに。
俺がアラフィフで向こうが二十代前半の女と年齢が離れていたせいもあるかもしれない。
外で会うのはこれが初めてのはずなのに、女はブランドバックを買って欲しいとねだってきた。
ああ、俺をカモにしか見ていないんだ。
そこで一気に興味が失せた。
向こうも俺の態度で察したのか、段々と返事が冷たくなっていった。
予約した料理店で食事をして、解散。
自宅に戻り、マッチングアプリを起動したが、連絡はなし。
この日を期に、アプリを退会した。
婚活に疲れてしまったのだ。
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