見出し画像

はずき奥様ストーリー【2】

 そんなに急いで彼女のもとへ帰ってナニをするのだろう。ヤルことは一つに決まっている。
 本当に羨ましい。その頃俺は、一人寂しく自慰にふけるしかないのだ。

 ある日、いつものように退屈な昼休みを過ごしていると、同僚の浩二という男が声を掛けてきた。
 周りの同僚が次々と結婚し、奥さんと子作りに励んでいるなかで、浩二は俺と一緒で今でも独身を貫いている男だった。
 だが俺と浩二はまったくタイプが違った。人見知りで女性経験が少ない俺と違って、浩二は社交的で明るく、合コンなどに行ってもモテていた。しょっちゅう女のコを持ち帰っていた男だ。
 今でも年齢にそぐわずチャラい格好をしている。おそらくこの歳になっても楽しい人生を送っているのだろう。俺とは大違いの人生だ。
「何だお前、まだ彼女もできなくて一人でヤッてるのか?」
 孝二は服越しに俺の股間を見て、子馬鹿にしたように笑った。
「お前と違って俺はモテないんだよ」
「俺も最近はめっきりモテねえよ。でもな、最近いいお店を見つけて、そこにハマってるんだ」
 孝二は声を落としてそう言うと、スマホを開きとあるサイトを見せてくれた。
そのサイトは「人妻倶楽部 内緒の関係」という名前だった。メインページはピンクで艶やかに作られており、エロい女性の艶めかしい身体が載っていた。見ているだけでそそられる。
サイトに見入っていると、昼休みが終わってしまった。俺はサイトをお気に入りに登録し、仕事に戻った。

次の休みの日、俺は朝から「人妻倶楽部 内緒の関係」を見ていた。
こんなに胸がときめくとは何年ぶりだろうか。俺はこのサイトを眺めているだけで、それほど興奮していた。
遊び方を見ているだけでもワクワクするし、所属している女の子たちの写真を眺めていると、自然とムスコが大きくなってくる。
実を言うと、俺は今までの人生でこういったいわゆる大人のお店を利用したことがなかった。
人見知りということもあり、初対面の女の子と何を話せばいいのかわからなかったのだ。
だがこのサイトに載っているエロくて可愛い女のコたちは、そんな食わず嫌いの俺の背中を後押ししてくれた。
このお店は色々なコースを選んで遊ぶようだ。俺は昔から秘かに抱いていた願望を満たすべく、お姉さんS責め120分コースを選択した。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?