サピエンス全史
【人類はホモ・サピエンスだけじゃない】
こんにちは。
今回はユバァル・ノア・ハラリ著「サピエンス全史 上」をアウトプット。
この本の序章は本当にスタートから始まる。
135億年前 エネルギーと物資が生まれる
そこから始めるの?!って、所から始まるのが本書である。
しかし、あくまでもサピエンス全史なので人類についてが主題である。
600万年前に一頭の類人猿から二頭の娘が生まれた。片方はチンパンジーの、もう片方は我々の祖先である。
この時点で気がつかなければならない。
134.4億年の間に地球が誕生(45億年前)し、そこに生命が根付き、などの時間経過と恐ろしいほどの世代交代が行われたのちである事に。
そしてようやく250万年前にアフリカでホモ属(人類)が進化する
石器を使い始めるのだ。
その後、人類は世界に広がっていく。
今のヨーロッパや中東で進化するネアンデルタール人や東アジアで暮らすもの、インドネシアの島で生きるもの。それぞれの気候や特性に合った個体が生き残り種として枝分かれしていく。
同じ猫科でも三毛猫とライオンを同一視もしなければ、彼等がお互いに生活を共にし、子をなし育てるとは思わないことでしょう。
同じように人類も別れ、それぞれ独自の道を歩んでいきました。
我々、ホモ・サピエンスは20万年前には東アフリカで進化しました。そして、7万年前にはアフリカをでて世界に広まります。
その時、ホモ・サピエンスは虚構を手にしていました。
それまでの(現在も)動物は特定の言語は習得しています。「危険だ〜、ワシが来るぞ」「ライオンが来るぞ」というのは泣き声で伝えていることは判明しています。
しかし、ホモ・サピエンスは実際に起こってない事を伝える虚構を身につけたのです。
虚構を身につけた人類、ホモ・サピエンス。
結果として、現在は我々だけが人類として生き残っています。
これは色々な考察ができると思いますが、一例をあげれば。
「これから雨続きでしばらく食料を取りに行けないかもしれない。だから、これだけ貯めておこう。」とか、「いつも神様が観てるから良い行いをしましょう」、「日本人はルールを守ってマナーが良い」などが挙げられます。
この例で虚構というフレーズに違和感・忌避感を感じる人もいるとは思います。
「いや、神様は常に我々を観てる。ウソ呼ばわりするな」などです。しかし、実際に神様が観てるのを全員が見た訳ではないでしょう。
それが虚構を信じられるということです。
「日本人はマナーが良い」本当でしょうか?
マナー悪い人いませんか?
また、アメリカ人を赤ちゃんの頃から日本の家庭で育てて、ガムを道端で吐くようになる子はどれだけいるでしょうか?
「日本人」「国家」というカテゴライズも虚構です。
しかし、我々は良くも悪くも虚構を伝え、信じることができる。
そこが他の滅んでいった人類との違いだと、この本は示しています。
これが人類のスタート。
これからホモ・サピエンスはどうゆう道筋を辿ってきたのか、そしてどの道を歩むのか。
ビルゲイツもオススメ
「サピエンス全史」
続きがワクワクしてしまう、そんな本に出会ったのでアウトプット。
是非、皆さんも読んでみて下さい。