見出し画像

教員採用試験 勉強法 その③

今回は、筆記試験の専門科目(音楽)対策についてお伝えします。

1.内容

筆記試験の専門科目で出題される内容は、主に以下の通りです。

・音楽用語・楽典
・楽器(移調楽器,民族楽器)
・世界の音楽(民族音楽)
・日本の伝統音楽
・楽曲・スコア(鑑賞教材)
・和声法・コードネーム
・音程・音階・リズム(ソルフェージュ)
・作曲・編曲・創作
・学習指導要領
・学習指導法

自治体にもよると思いますが、私の受験した自治体では、音楽の教科書に載っているような全ての項目が、満遍なく出題されました。

受験した自治体はすべて選択(マークシート)式でしたが、記譜の出題がある自治体では作編曲をしたり、旋律に伴奏をつけたり、移調譜を書いたりする出題があると思います。

2.おすすめの教材

・全国まるごと過去問題集 #音楽科
・高校の教科書

協同出版から出ている『全国まるごと過去問題集』に、全国から集めた教員採用試験の過去問が項目ごとに掲載されているので、音楽という教科を満遍なく勉強するのにおすすめです。

過去問を解いていると、出題範囲が広すぎたり、自分の専門外の知識が問われたりして、どこまで突き詰めて勉強すべきか分からなくなることがあるかもしれません。そんな時におすすめなのが、実際に学校で使われている高校生の教科書を読むことです。

教科書は、地域ごとにある教科書販売店で購入することができます。私は、教科書販売店で手に入る全ての出版社・全学年の教科書を購入しました。全て購入しても、1万5千円あれば足りる値段だったと記憶しています。

特に鑑賞に関する出題は、教科書に掲載されている作品が取り上げられることが多いため、スコア問題が苦手、あるいはどのような作品を勉強していけば良いのかわからない、という方は、高校生の教科書に記載があるか否かを基準にして勉強していくのも一つの方法だと思います。

出版社によって、取り上げる鑑賞曲が異なったり、監修している先生によって重点的に掲載されている項目が異なったりしているので、教科書を比較して読むだけでも面白いです。


次の記事では、論作文・面接対策についてお伝えします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?