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私の詩(El Sventramento)

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スペインやポルトガルを舞台に、細菌やキリストの詩を書いています。こちらに掲載していきます。
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2024年2月の記事一覧

詩「カルネ・レヴァーレの黒いナメクジ」

アリオン・アテル・三部作 「カルネ・レヴァーレの黒いナメクジ」 黒実 音子 ◇ ああ、 カル…

詩「クーフス・ポリタラミアの和声」

「クーフス・ポリタラミアの和声」 黒実 音子 ◇ ああ、尖度として突如現れ、 呆気なく消え…

詩「海藻L.ochroleucaとEchinus esculentusによる魂の罪の償い」

「海藻L.ochroleucaとEchinus esculentusによる魂の罪の償い」 黒実 音子 ◇ 海藻オクロレウ…

詩「ミゼレーレの聴こえない午前四時の礼拝堂のミサで・・」

「ミゼレーレの聴こえない午前四時の礼拝堂のミサで・・」 黒実 音子 ◆ 無限という数字は …

詩「ガリラヤの海 ~打ちひしがれる不幸から、焚火の前での幸福な団欒~QUIA VIDISTI…

「ガリラヤの海  ~打ちひしがれる不幸から、焚火の前での幸福な団欒~ QUIA VIDISTI ME, CRE…

詩「言葉の死骸」

「言葉の死骸」 黒実 音子 ◇ マラリア感染により、 破壊された臓物の死骸が 血中に漏れ出す…

詩「網から捨てられ、漁港の渇きにより死んだ」

「網から捨てられ、漁港の渇きにより死んだ」 黒実 音子 ◇ 網から捨てられ、 漁港の渇きにより死んだ 巻貝ケレティア・ケレティの死肉を 海水に浸す・・・ 先程迄、生きていた肉は 元に戻した所で、 もう永遠に動く事はないのだ。 それは別の平行線の先に 行ってしまった。 肉(サルクス)は所詮、肉(カルネ)に過ぎない。 この地上に彷徨う剥離職人(レカイエ)は、 心臓の躍動と、 死を明確に分かつ・・ 無慈悲にも・・ 孤高に・・ 【1000視聴突破ありがとうございます♪】