「今何してるの?」に対する答え
私はできることなら働きたくない。
定期的にお金が手に入り、いくらでも休んでもいい条件が揃えば永遠に働かないだろう。仕事を通して社会や誰かの役に立ちたいという欲求も希薄な方かもしれない。
今までで経験した職はオタク趣味と関連する仕事ばかりだった。少しでも興味を持てることでないと全然やる気が湧いてこないので。
サブカル系の業界に入り、クリエイティビティを発揮してみたいという欲求は持ちつつも、そこまでの積極性や行動力を持ち合わせておらず、かといって努力することもなかった。今思うと典型的なワナビー仕草を現在進行系でやっている。
結局私はクリエイティビティを発揮する人をサポートしたり、スケジュール進行管理など隙間を埋めるような仕事を今までしてきた。でも、それだけじゃ物足りなくて、一時期CGの専門学校に通ったりもしていた。本気で転職するつもりだったが、結局、UV展開やウェイトを付ける段階で詰み、そもそもそんなに自分はCGが好きではないなということに気づく。今思うと好きで仕方がないから、じゃなくて何者かになりたくてやっていたことだった。
オトナプリキュアを見ていると、久しぶりに会った友達に「今何してるの?」と聞く会話いくつかあった。
オトナプリキュア見てねリンク
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CG75WC9F/ref=atv_dp_share_cu_r
アニメの中のキャラクターたちは教師、女優、医者、デザイナー等、学生時代の夢を叶えている。基本的に「今何してる?」という問いに対して皆職業の話をするのだ。1人小説家志望の子がいて、まだ芽が出ておらず、家や町内会の手伝いをしている、と答えたところはちょっと切なかったけれど。
そもそも「何かをしている」状態って何なんだろう。
私はこれまでに2回転職して、職を変えているので、なんというか軸となるキャリアが特に無い。体調を崩して休職を挟んだりもしている。キャリアが別に一本の線になっていないというかぶつ切りな感じだ。
だからオトナプリキュアの「何してるの?」という問に対して過剰反応をしてしまう。「あなたの軸はなんですか?」と問われているような気がして。そんなものはない。脳みその容量をマンガやアニメの固有名詞を覚えることに使っているだけのただのオタクだ。
今度リアルに同窓会があるのだが、正直言って戦々恐々である。
別に正直に「ただ生活してるよ」と言っとけば良いのかもしれないけど。いや、「何もしてないよ」って言えた方が逆に格好いい気がしてきた。
プライドなんて捨てて、何もしてなくても自分を認められるようになりたいんだな〜!
目指せ脱ワナビー
終わり
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