繁殖引退犬って保護犬!?保護団体の里親募集のおかしな裏側
保護犬・猫と聞くとどのようなイメージがありますか?「保護」と名前が付くぐらいなので、「行き場のない保護された子」というイメージでしょうか。
今回はそんなイメージを覆す「保護犬・保護猫」について、ブリーダーから聞いたお話を書きます。
今回お話してくれたブリーダーさんは、超が付くほど優良なブリーダーさん。赤ちゃんが産まれるまで2~3年も待っているお客さんがたくさんいらっしゃるほどの方です。
実際に繁殖を引退した犬や猫たちは、譲渡として新しい飼い主さんに引き渡すことがほとんどです。
”用済みなのか”という意見もありますが、出産・ミルクあげなど睡眠時間を削られる育児(ブリーダー業)と、繁殖引退犬猫の介護を同時に看ることは簡単なことではありません。
また、その子を1対1で面倒をみてくれる家庭に行くことが「この子にとって幸せなのでは」と考えるブリーダーさんは多く、譲渡は一般的に行われています。ブリーダーから見れば、その子だけを抱っこしてくれるお膝を用意してあげたいだけなのです。
その譲渡に、保護した経緯がないのに、”保護犬” ”保護猫”と名前を付けて引き渡しを行っていることがあります。保護犬や保護猫がビジネスにならないよう、ブリーダーが直接譲渡もできる仕組みをペットの実家は作っていきます。
ブリーダー直接譲渡:ペットの最後のおうち