ひとりのにんげん

母親なんだから
母親なのに
母親として
母親のくせに

なんとなく世の中に飛び交うこの言葉に、何度悩んだかわかりません。

妊娠して出産したら突然母親にジョブチェンジして、いろんなスキルが使えて、夜泣きに対応しつつ日中は家事育児または仕事をするほどの体力気力にレベルアップする?

なわけない。

でも、現実的にこれまでとは違った生活スタイルになるわけで、ネイルを我慢したり、これまでのような服が着れないこともあるだろうし、辛いところちょっと踏ん張ってやらなきゃいけないことや、逆に諦めざるを得ないことは多い。

やりたいことを我慢するのに、やりたくないことわやるのに、母親なんだから、の一言で片付けられてしまうには悲しい。

お洒落も化粧も楽しみたいし
子どもを預けて映画に行ったり友だちとランチしたりしたいし
育児を脇にそっと置いておいて、自分が好きだったものに想いを馳せたいし、好きなことをやりたい。

育児をするのには、自分自身の体と心の健康を保つことが大事。

ポレポレスタッフとして行っているサークル活動は、手遊びや子どもとの運動遊び、絵本読み聞かせ、などの子ども向けではなく、ママがリフレッシュしてリラックスできる憩いの場として運営している。

それは毎日を頑張るママのためであり、ひいては育てられる子どものためでもある。

ママの笑顔は子どもの笑顔。

ママだって人間だよね。疲れて、イライラして当たり前だし、その感情を持つことはちゃんと子どもと向き合っている証拠。

そんな自分を褒めて、1日の終わりには、自分に「よく頑張ったなー」って言ってあげてほしい。

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