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【愛のムチ⁉️】ワンちゃんのしつけのコツ

ワンちゃんと楽しく暮らしていくためには、しっかりとしつけることが大切です。
「しつけ」というと心苦しく感じてしまうかもしれませんが、しつけはワンちゃんと人が快適に暮らせるための「生活のルールを教えてあげること」です。

しつけができていないと家族はもちろん、周囲の人たちにまで迷惑をかけてしまうことが数多くあります。

しつけは一朝一夕で身につかない難しさがありますが、それでも焦らず、諦めずに続けることが重要です。

今回の記事ではワンちゃんをしつけるポイントや、アドバイスをお伝えします。
ぜひ参考にしてください!


しつけのチェックポイント

そもそも、しつけが身についているかどうか分からず不安に思っている飼い主様も多いのではないでしょうか。しつけが身についているかは様々なポイントからチェックする必要がありますが、主に次の5つのポイントは要チェックです。

  • 噛み癖がある

  • 他人やほかのワンちゃんに吠える

  • 人に飛びつく

  • リードを引っ張る

  • トイレが上手くできない

ワンちゃんにこれらの行動が見られる場合は、まだ適切な行動を身につけられていないといえます。もう一度、しつけにトライしてみましょう。

ここからは具体的なしつけのポイントをご紹介します。

人に触られることに慣れさせる


人に触られるのを、抵抗なく受け入れられるようになるのは大事なことです。
もしもワンちゃんが体を触られることに慣れていないと、自分を守るために吠える、噛むなどの反応をして誰かを傷つけてしまうかもしれません。

体を触っても嫌がらないようにするには、子犬の頃からリラックスさせるイメージで、優しく体を撫でてあげるのがおすすめです。また苦手な部分は、フードやオヤツをあげながら、触ってあげると良いでしょう。
まずは手の甲のにおいを嗅がせて、あごの下から首・胴回りあたり、慣れてきたら嫌がりやすい足先や口周り、そしてお腹、耳、お尻や尻尾…といったように、撫でる場所と時間を徐々に増やしていきます。

このとき、慣れさせようと急ぐと逆効果になってしまうので、無理に触らないように注意しましょう。飼い主様もリラックスした状態で、優しく声をかけながら自然に触れたり、フードやオヤツをあげながら触ったりするのがポイントです。

触られることに慣れると、ブラッシングや爪切り、耳掃除、歯磨き、シャンプーなどのケアを嫌がらずにできるようになります。また、ワンちゃんがもし病気になって治療を受ける際、獣医師など家族以外の人に触られても受け入れられるため、スムーズに治療を受けることができますよ。


トイレの作法を身につける


ワンちゃんのしつけで悩まれている方も多いのがトイレのしつけ、トイレトレーニングです。
ネコちゃんと違ってワンちゃんは自らトイレの作法を覚えるわけではないので、飼い主様が導いてあげる必要があります。


<ワンちゃん専用のお部屋の中の場合>

子犬のワンちゃんや、お迎えして間もないワンちゃんなど、専用のお部屋で過ごしている場合のトイレトレーニングのコツをご紹介します。

まず、トイレトレーは必ずワンちゃんの体の大きさに合うものにします。
トイレが小さいと体がはみ出てしまい、ワンちゃんはトイレの上でしているつもりでも実際はできていないことになってしまいます。
それ以外にも、ポイントとしてクッション性や臭いが残っている場所は、排泄したいポイントになるのでトイレトレーの下にクッション性の物をひいたり、シーツやメッシュトレーに臭いを残しておいたりすると成功率が上がります。
また、トイレと間違えやすいような物も入れないようにしましょう。

そしてトイレを覚えさせるコツは、成功したときに、どれだけワンちゃんを褒められるかにかかっています。
ワンちゃんが正しくトイレができたときは、目一杯褒めてあげましょう。


<ワンちゃん専用のお部屋以外の場合>

家の中でトイレの場所を決めたら、サークル内で使っていた物と同じトイレを使って、失敗をさせないように飼い主様が見ていられるときだけワンちゃん専用のお部屋から出してあげましょう。

失敗のほとんどは飼い主様が見ていないときに起こるものです。
特に目が覚めたとき、食事の後やお水を飲んだ後、運動して興奮状態のときはワンちゃんが催しやすいタイミングです。
ワンちゃんがニオイを嗅ぎ回ったり、ウロウロし始めたら、排泄のサイン。
すかさずトイレに連れて行き、うまくトイレができたらオーバーなほど褒めてあげましょう。
初めはリードをつけてトイレへ連れていき、トイレ内に留めるようにすると良いですよ。


<失敗してしまったときは>

まずは絶対に怒らないことです。怒ってもワンちゃんには伝わりません。
それどころか、ワンちゃんは飼い主様が遊んでくれているものだと思ってしまう可能性もあります。反対に、怖くなってしまい飼い主様の前では排泄しないようになってしまうことも。そうなるとトレーニング自体ができなくなってしまいます。

とにかく失敗してもあわてず騒がず静かに片付けること。そしてワンちゃんがどこで排泄をすると楽しくて、どこで排泄をするとつまらないのかを、わかりやすく伝えるようにしてあげてください。
また、トイレのしつけ剤や赤ちゃんの頃から使い慣れていたトイレシートを使ってトレーニングするのも効果的な方法です。 

トイレのしつけは愛情と忍耐が何よりも大切です。
ワンちゃんと一緒に根気強く頑張りましょう。


食事の作法を身につける


つづいては食事のしつけについてです。

ワンちゃんが欲しがるからといって人間のごはんを与えることは危険です。
肥満や病気につながるだけでなく、人間の食事への執着が強くなり、食卓や台所にある食べ物や、散歩中や外出中に落ちているものを勝手に食べるクセがついてしまうこともあるんです。

また、毎日同じ時間にフードを与えていると、ごはんの時間になると吠えたり催促したりする可能性があります。ごはんは毎日決まった時間でなく、飼い主様主導のタイミングで与えることもポイントです。


噛み癖をつけないために


子犬のワンちゃんに特に多くみられるのが甘噛みです。じゃれて手を噛んでくる姿はときにかわいらしくも写りますが、子犬の甘噛みをそのままにすると、成犬になってからさまざまな問題行動につながる場合も。

さらに、歯の生え変わりの時期には部屋の中のものをなんでも噛むなど、いたずらが増えてくるかもしれません。誤飲や、電気のコードを噛んで感電することもあります。


傷つけることがないように、噛んで良いおもちゃで遊び、おもちゃで噛みを満たす練習をしていきましょう。さまざまなおもちゃがあるため、噛み心地を変え飽きさせないように遊ぶ事がコツです。人を噛むのではなく、おもちゃを噛むように教えていきましょう。

また、人を噛んでしまった場合は、「痛い!」と声を出して、その場から居なくなることでショックを受けます。不安になりさらにしばらく無視することで回数が減っていくので効果的です。
甘噛みもいたずらも飼い主様がはっきりと指摘して、噛んでよいものと悪いものを覚えさせることが大切です。


社会性を身につける


ワンちゃんも私たちと同じ環境で生きていると、多くの人やワンちゃんたちに出会い、たくさんの経験をしていきます。どんな場面でも落ち着いていられるように、いろいろな人や生き物、物や音に慣れさせることを社会化トレーニングといいます。

社会化トレーニングですべきことはシンプル。さまざまな経験をさせてあげることです。例えば作業服の人や傘をさした人と出会う、家電の生活音に触れる、子どもの声や街の音を聴くなど、人と共に暮らす環境ではたくさんのモノやコトがあることを、経験から学んでもらうのです。

特に生後約3〜16週目の期間に経験したことが犬の性格を左右させるともいわれているので、子犬のころに多くの経験をさせてあげるのがおすすめです。

「こいぬのほいくえん」「パピーパーティー」と呼ばれる、ドッグトレーナーが社会化トレー二ングを行なっているしつけ教室や動物病院などもありますので、それらを利用してみるのもいいですね。


しつけに関するQ&A

次に、コジマに寄せられたしつけに関する質問にお答えします。
しつけでお悩みの方はぜひ参考にしてください♪

Q.
特定の人(子ども)への無駄吠えがなかなか治らず、困っています。どうしたらいいでしょうか?

A.
ワンちゃんがどんな気持ちで吠えているのかを見極めてあげることが大切です!もしも特定の人に怖がっているのであれば怖いという意識をなるべく減らしてあげることが大切です。

例えば苦手な対象の方から機会があればおやつをもらったり、それが難しそうでしたら近くをすれ違う際におやつを食べるところから始めてみたりするのもいいでしょう。

また、興奮のコントロールをしっかりとしてあげることも大切ですので、日頃から人の指示を聞くトレーニングを行い、どのような場面でもいうことを聞けるようにしていきましょう。

Q.
食糞が治らず悩んでいます。どうしたらやめてくれるでしょうか?

A.
ウンチ取り合いゲームになっていませんか?
人からするとびっくり仰天な行動なことには間違いありませんが、ワンちゃんの世界では食糞をすることは珍しいことではありません。

そこで人が「食べちゃダメ!!」や「あー!!!!」と、大きな声を出して食べさせないようにすると、「これは飼い主さんが必死で欲しがるほど価値があるものなんだ!」と勘違いし、より執着が強まります。
必要なのは、あわてないことです。

ウンチをしているところを見つけることができたら、おやつなどを準備しておき、褒めつつおやつをあげている間にウンチを回収しましょう。気づかないうちにウンチが回収されていたという形を作り、ウンチを食べてしまうことをうまく予防していきましょう。


ワンちゃんのしつけで一番大切なこと


繰り返しになりますが、ワンちゃんのしつけで一番大切なのは「褒めること」。

人間も何かを学ぶときに、強く叱られてばかりでは萎縮してしまいます。これはワンちゃんも同じことです。

小さなことでもできたら褒めてあげるのを徹底しましょう。
「◯◯をしたら褒められた」=「よいこと、楽しいことがあった」と学習させることがしつけを覚えさせるコツにもなります。


まとめ

しつけは、人とワンちゃんがお互いに幸せに暮らしていくために必要なものです。
ワンちゃんの性格によって適したしつけの方法も変わるので、しつけに不安がある場合は、しつけ教室やドッグトレーナーなどのプロの手を頼ってみるのもおすすめです。

ワンちゃんと飼い主様が一緒に頑張ってしつけを身につけ、快適に暮らしていきましょう。


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