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[架空の演劇の物語]を書き終えて

“Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート”。
Utaro名義の文芸ブログ[Utaro Notes]を本日更新しました!
「[架空の演劇の物語]を書き終えて」。

青沼ペトロのウェブ小説サイト[架空の演劇の物語]を先日書き終えて、演劇に対する個人的な諸々の判断をここに記しておきました。

過去の自分史を消し去りたい、という思いがあって、この小説を書いたように思います。矛盾しているようだけれど、書き残すということは、“架空”で上書きし、本当の自分史を消す作業…。そんな都合のいい解釈で書き始め、1年弱で脱稿しました。

悲しいことに、90年代のあの真っ盛りの頃、スタニスラフスキーの話なんて、誰もしなかった。誰も知らなかった。その話をしだしたら、延々と朝まで演劇論や演技論を語り合えるのではないかという夢は、幻想のままで終わりました。小説の中でもスタニスラフスキーは出てきますが、同じように幻で終わります。
それが、私の演劇の真実です。


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