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Utaro Notes更新情報

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執筆者Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート。 https://dodidn.com/blg/
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#伴田良輔

伴田良輔『眼の楽園』―モーテルという享楽

“Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート”。 Utaro名義の文藝ブログ[Utaro Notes]を本日更新しました! 「伴田良輔『眼の楽園』―モーテルという享楽」。 前回のブログ投稿「映画『サイコ』とラブホの関係」ですっかりモーテルの話にイカれてしまった私は、伴田良輔著『眼の楽園』(河出書房新社)から、現代アメリカ的な、「猥雑な《旅愁》」とやらを、ある文面から嗅ぎ取った――というエピソード。これがたいへんな収穫となりました。 それは結局、サム・シ

ブルーな春の星を書き替える

“Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート”。 Utaro名義の文芸ブログ[Utaro Notes]を本日更新しました! 「ブルーな春の星を書き替える」。 アンディ・ウォーホルと伴田良輔さんにかかわる文献資料としていた本の中で、アメリカ人作家のイーサン・ケイニン氏の短編作品を読み、もうほとばしる汗とともに驚きというかショックというか、そんな興奮を味わって、大事なことに気づきました。その中味については、ブログの本文をぜひお読みいただければと。

伴田良輔「天国のフェイマス」

“Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート”。 Utaro名義の文芸ブログ[Utaro Notes]を本日更新しました! 「伴田良輔『天国のフェイマス』」。 “現代日本”にこれを書いてる私自身は、相当、ひねくれているか、美味いと評判のラーメン屋に「絶対並ばない」たちであることがうかがえる、いわゆる厭世家なのだろうと、客観的に思ってしまったりする。ここでいう“現代日本”とは、大変嫌味のある表現になってしまうかもしれないが、元総理の安倍晋三氏が居なくなった

日々の某と「新潮新人賞」の備忘録

“Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート”。 Utaro名義の文芸ブログ[Utaro Notes]を本日更新しました! 「日々の某と『新潮新人賞』の備忘録」。 己の人生を深くも浅くも悟りたいという欲求に駆られる今日この頃。 ぱっと目についた「新潮新人賞」応募規定を備忘録としておいて、これを後ですっからかんに忘れ去るのもいい、いや、しつこく覚えておいて、ちょっとキーボードをカタカタネチネチと打ち込んでみて、はい、どうでしょう! なんていう日が来るかもし

伴田良輔の『眼の楽園』―バラとデイヴィッド・リンチ

“Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート”。 Utaro名義の文芸ブログ[Utaro Notes]を本日更新しました! 「伴田良輔の『眼の楽園』―バラとデイヴィッド・リンチ」。 よくぞ伴田氏はリンチの映画『ブルーベルベット』に出てくる赤いバラと、ポール・アウターブリッジのバラの花の写真との関係に言及したなと思う。 伴田氏は昔、自身の編著本の中でアウターブリッジの「トルソ」とマン・レイの「覆われた好色」の写真を“写真的好色”というタイトルでくくったこと

伴田良輔の「筋肉質のキューピッド」

“Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート”。 Utaro名義の文芸ブログ[Utaro Notes]を本日更新しました! 「伴田良輔の『筋肉質のキューピッド』」。 アメリカのブロードウェイ・ミュージカルの伝説的レヴュー『ジーグフェルド・フォーリーズ』をプロデュースしたジーグフェルドは、それ以前に怪力男のパフォーマンスで見世物をやって稼いでいました。それがユージン・サンドウ。そのサンドウについて触れているのが、敬愛する作家・伴田良輔氏。 私、二十歳の頃か

伴田良輔の『眼の楽園』―最後尾の美学

“Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート”。 Utaro名義の文芸ブログ[Utaro Notes]を本日更新しました! 「伴田良輔の『眼の楽園』―最後尾の美学」。 作家・伴田良輔氏のヴィジュアリズム文芸の稀少本『眼の楽園』(河出書房新社)。そこに掲載されていた、“最後尾”のプラカードの警備員。果たしてこれは何なのですか、というお話。ということで、ということで、ということで、ぜひご一読下さい! 皆様のご意見・ご感想もお待ちしております!

伴田良輔の「臨月のジグソー」

“Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート”。 Utaro名義の文芸ブログ[Utaro Notes]を本日更新しました! 「伴田良輔の『臨月のジグソー』」。 伴田氏の名著『眼の楽園』(河出書房新社)より、「臨月のジグソー」の話です。というか、ある“妊婦のヌード”の話なのですが…。 ということで、ぜひご一読下さい。 皆様のご意見・ご感想もお待ちしております。

伴田良輔「クチナシの花」考

“Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート”。 Utaro名義の文芸ブログ[Utaro Notes]を本日更新しました! 「伴田良輔『クチナシの花』考」。 たいへん濃厚なエッセイを書き綴る稀代の作家・伴田良輔の「クチナシの花」。これにはまいりました。腰が砕けます。ぜひご堪能ください! ご意見・ご感想もお待ちしております。