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Utaro Notes更新情報

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執筆者Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート。 https://dodidn.com/blg/
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2023年3月の記事一覧

伴田良輔の「筋肉質のキューピッド」

“Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート”。 Utaro名義の文芸ブログ[Utaro Notes]を本日更新しました! 「伴田良輔の『筋肉質のキューピッド』」。 アメリカのブロードウェイ・ミュージカルの伝説的レヴュー『ジーグフェルド・フォーリーズ』をプロデュースしたジーグフェルドは、それ以前に怪力男のパフォーマンスで見世物をやって稼いでいました。それがユージン・サンドウ。そのサンドウについて触れているのが、敬愛する作家・伴田良輔氏。 私、二十歳の頃か

大江健三郎「晩年の読書のために」

“Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート”。 Utaro名義の文芸ブログ[Utaro Notes]を本日更新しました! 「大江健三郎『晩年の読書のために』」。 確かに、平成から令和になり、昭和20年に終戦をむかえた太平洋戦争の“戦後”の時代は、遠い面影になったことは否ません。大江健三郎氏が真の意味で“戦後派”と呼ばれる所以は何か――。文学的な側面でそれを新たにひもといていくことも、若い人の今後の読書欲となるかもしれません。 ということで、ぜひご一読下

疫病レイブのこと

“Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート”。 Utaro名義の文芸ブログ[Utaro Notes]を本日更新しました! 「疫病レイブのこと」。 コロナ禍の初期の頃に話に遡って、第二波が猛威をふるった時、クラブシーンでは「疫病レイブ」とよばれる事態が問題となりました。音楽ライターのYuko Asanuma氏が、そうした状況を克明に記録しています。 クラブシーンでは、政治や世の中の問題提起をカウンターカルチャーとして敏感に反応する装置のようになっている点