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最新?定番?確実にエンゲージメントが獲得できる投稿って結局何?

こんにちは~!Petrel(ペトレル)編集部のなあさんです。


早速ですが、皆さんご存知の通り、Petrelは「“流行先取り”メディア」として皆さんに先取りしたトレンドや流行をお伝えするため、日々インスタグラムの更新を行っています。


が、最近ふと思ったことがあります。それは、
「先取りじゃない、みんながよく知っている食べ物やカフェのエンゲージメントが最新情報と同じくらい高いのでは…?」
ということです。

いつもPetrel編集部では、インスタグラムの投稿内容を決めるとき、以前投稿したものと被っていないか、Petrelユーザーの興味関心を引くような内容であるかに気をつけるようにしています。


しかし、インスタグラムに投稿されているものの中には、最新ではないけれど投稿件数が伸び続けているスポットやグルメ等がたくさんありますよね。


そのようなコンテンツに対して、実はPetrel編集部では最近ある実験をしたのです。


それは、「以前投稿してエンゲージメントが良かったものをもう一度投稿すると、エンゲージメントにどのような変化があるのか」というものです。
今回は、そんなPetrelの実験結果を9投稿を例としてご紹介します。

定番インスタフード9選

今回例に挙げる9投稿は以下の通りです。

【コンテンツ名(店名)/ハッシュタグ投稿件数(2019/12/02現在)】
みつや/8,526
PARIYA/45,355
ドルチェマリリッサ/9,594
そふ珈琲/14,270
あまのじゃく/23,439
しょうゆきゃふぇ/7,470
numbersugar/53,149
サクラカフェ/5,634
エタニティ/10,083

どれもインスタグラム上で話題になった大人気のグルメやカフェです。
ここ行ったことがある!という方も多いのではないでしょうか。


前に述べた通り、これらのコンテンツはPetrel内で2回投稿を行っているものです。
ここで、それぞれの投稿日時とエンゲージメント率の比較を見ていきましょう。

弊社で開発しているツールMASAIで実際にエンゲージメントなどの分析を行なっています。


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1投稿のエンゲージメント率が5%を超える投稿であるとフォロワー増加率が高いということがわかっているため、Petrelでは1つ1つの投稿のエンゲージメント率をとにかく重視しています。

ここで挙げた9投稿のエンゲージメントを見てみると、5%を超えているものが9個と非常に多いことが読み取れます。


それは1度目の投稿に限ったことではありません。
繰り返し投稿した場合でも高いエンゲージメントを獲得できており、1度目の投稿より2度目の投稿の方がエンゲージメント率が高いものは、9投稿中6投稿もありました。

また、「みつや」「サクラカフェ」「エタニティ」は2回目の投稿で1度目よりエンゲージメントが下がったものの、5%以上のエンゲージメント率は保つことが出来ています。

ではここで、Petrelが載せたオープンしたばかりのお店やスポットの投稿のエンゲージメント率を見てみます。

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こちら6投稿は、今年オープンしたカフェについて、オープン日より2ケ月以内にPetrelに投稿したコンテンツのエンゲージメント率を示したものです。

「SIS」だけはエンゲージメント率が5%を超えているものの、他は3-4%となっていますよね。


先ほど示した9投稿より明らかに最新トレンドの投稿であるにも関わらず、エンゲージメントに結びつかないのはなぜなのでしょうか。


私は、その理由として「ユーザーの好みに合っている投稿であるか」が挙げられると考えます。

ユーザーの好みが分かれる部分としては、大きく分類すると2つあると考えています。


それが、「①コンテンツ内容」「②写真の雰囲気」です。

ここからは、それぞれについて説明していきますね。

Petrelユーザーに求められるコンテンツ内容とは

まず、コンテンツ内容についてです。
最初に述べた通り、Petrelは最新トレンドの発信に全力をかけています。
ですが、最新情報だったらなんでもいいというわけではないということが今回の実験でわかったのです!

Petrelは毎週自分たちのインスタグラム投稿を分析し、反応が良い投稿と避けた方が良い投稿を共有するようにしています。
最近の分析の結果を少しお伝えすると、

・チーズ系、食べ歩き系の投稿は反応が良い
・白、シンプルなイメージのカフェは反応が良くない
・綺麗というよりはどちらかというと可愛い系のほうが好まれる
・THEインスタ映えというよりインパクトのある見た目のものが好まれる

と、なっています。
この分析結果を今回例として挙げた最新投稿に照らし合わせて考えると

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MARGOTH→綺麗め系カフェ
CAFE attmos→白カフェ、韓国系カフェ
SIS→白カフェ、韓国系カフェ
イエローマークス→シンプルカフェ

と言ったように、インスタグラム上では人気であり、今っぽいものばかりではあるのですが、Petrelのユーザーの好みからは少し外れているものが多くなっています。


そのため、最新の情報ではあったもののエンゲージメントの伸びが良くなかったと推定されるのです。

一方で、複数回投稿してエンゲ―ジメントが良かった投稿について見てみると、以下のようなことが言えます。

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みつや→見た目のインパクト大、可愛い
ドルチェマリリッサ→可愛い、見た目のインパクト大
そふ珈琲→可愛い
あまのじゃく→食べ歩き系
しょうゆきゃふぇ→見た目のインパクト大
サクラカフェ→チーズ系
エタニティ→見た目のインパクト、食べ歩き系

これらは、上記のPetrelユーザーに好まれるコンテンツ内容に一致しているものが多いです。
そのことが、何度投稿しても最新情報ではなくても高いエンゲージメントを獲得できる理由となっていると考えます。

Petrelユーザーに好まれるクリエイティブの雰囲気とは

続いて、これらの投稿をPetrelユーザーに好まれるクリエイティブの条件に照らし合わせながら見ていきます。
以前Petrelで人気のあるクリエイティブについて分析したところ、

・食べ物・ドリンクは単体より2個以上写っている方が良い
(手持ちできるものなら2つ並べて手に持ったもの、テーブルに置かれる料理であれば、1つを手前にもう1つを奥にしたアングルで)
・写真全体に食べ物が写っているものより、余白のあるものが好まれる
・はっきりした色味より白っぽいもの、淡い色合いのものが好まれる

ということがわかっています。


これを元に、今回ご紹介している9投稿を見ていくと、ほぼすべての投稿が人気のある写真の条件に当てはまっていることがわかります。

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一方で、エンゲ―ジメントが低かった「あまのじゃく」「しょうゆきゃふぇ」の1回目の投稿や「こひる庵」の投稿は、食べ歩きスイーツが1個持ち、テーブルの上の食べ物が1つしか写っていない、余白がない、など、Petrelのクリエイティブの法則から外れていることもわかります。

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このように、コンテンツだけでなく、クリエイティブの雰囲気や撮り方もエンゲージメントにはとても重要な関わりを持つことがわかりますよね。


こちらに関しては、情報の新旧は全く関係なくただ視覚情報としての投稿写真がユーザーの好みに合うかどうかが大事になってきます。

最新のスポットやグルメはまだインスタグラム上に投稿が少なく、自分のアカウントにあった写真が見つけられない場合も多いです。

そういう時は、無理に投稿をせず、いい写真が見つかるまで待った方が結果的にはエンゲージメントを獲得することにつながると考えられるのです。

まとめ

以上の分析より、Petrelのインスタグラムでエンゲージメントを獲得するために必要なことは以下のようなことであることがわかりました。

・ユーザーの好みに合った最新情報を発信する必要がある
→ユーザーの好みに合っている情報であれば、何度投稿してもエンゲージメントを獲得することが出来る
→逆に、いくら最新の情報でもユーザーの好みに合わないものであればエンゲージメントを獲得することは難しい・ユーザーの好みに合ったクリエイティブの投稿をする必要がある
→最新情報であっても良さげな写真がない場合は投稿を見送った方が良い


流行を先取りした投稿を行うことはPetrelの醍醐味です。
ですが、“最新”だけにこだわりすぎてはいけないということが今回の分析で発覚しました。

どれだけ最新・トレンドライクな情報であっても、ユーザーの関心や好みに合っていなかったら意味がないのです。
ですので、とにかく自分たちのアカウントのファン・アクティブユーザーに求められる物を探求し、投稿コンテンツ・クリエイティブを作成していく必要があると言えます。

私たちは、これからもPetrelユーザーはどのような投稿を好んでくれるのか、どんな情報を必要としているのかについて分析を続け、「最新×ユーザーの好み」にあてはまるような情報をお届けしたいと思っています。

今回分析したのはあくまで“Petrelのインスタグラム投稿”についてです。アカウントが異なれば、ユーザーの好みや求められる情報が変わってきます。


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