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【読書感想】モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くした オックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方

今回は以下の本を読みました。

読んだ感想

子供を子供としてではなく、一人の人間として尊重し、コミュニケーションを取ることが重要だと感じました。
「どうせできないだろう」「親がやってあげないと」「言ってもわからないだろう」など、決めつけて接する事で、子供の自主性を奪ってしまうので気をつけたいと思います。
また、本書に書いてあったアクティブリスニングの手法は夫婦間でも効果的だと感じました。

本を読む前に

本を読む前に何を学びたいか
3歳の娘がイヤイヤ期になったが、どのようにコミュニケーションをとったら良いか困っていたので、コミュニケーション方法を学びたい

本の内容

本書の内容は一言で表すとアクティブリスニングの事例を交えての解説書になると思います。また、褒めるときは「すごいね」「頭いいね」「かわいいね」等の人中心のほめ方では無く、努力して点や工夫した点を褒めるプロセスほめをすると良いという事です。
人中心のほめ方には以下の問題点があります。

 ・ほめられ依存症になる
 ・興味を失う
 ・チャレンジ精神が低下する
 ・モチベーションが低下する

褒めて育てる方がいいとよく言われますが、褒め方にも気をつけないと上記のような問題があるというのは初めて知りました。結果に対して褒めると結果が伴わなったときにリスクになるという事だそうです。
逆にプロセス褒めは結果が伴わなくても、工夫した点、継続してやり遂げた点を褒めるので、工夫する事、やり遂げる事が重要と子供も理解するようになります。

叱り方についても同様で「ダメ」や「違う」のように結果を叱るのでは無く、プロセス中心に実施するのが良いという事です。またその際に親の気持ちや考えも伝えると良いそうです。
気持ちを伝える際はわたしメッセージで伝えるのが重要です。

わたしメッセージとは
行動+感情+影響+提案でメッセージを伝える事です。
まず子供の行動を確認し、その時に親の気持ちを伝えます。実際に行動したことによりどのような影響があるのかを伝え改善方法を一緒に考えます。ただこのときに、わたしメッセージに見せかけたあなたメッセージにならないように注意が必要です。

アクティブリスニング

アクティブリスニングとは?
どんな感情でも、聞き手である大人に否定されることなく、受け止めてもらえるのがアクティブリスニングです。
アクティブリスニング4つのポイント
結構内容端折ってますが自身はこんな感じかなという認識です。
(1)ボディランゲージ
   ・話を聞くときは相手の目を見て。
(2)無条件の受容精神
   ・子供に興味をもち、話を真摯に聞く。
(3)反映力
   ・言い換えや要約をしながら聞く。
(4)コミュニケーションバリケードに気をつける
   ・ジャッジしない。解決しようとしない。

振り返ってみると(4)をやりがちだと思いました。ジャッジしたり、解決したりをよくしていることがありました。気をつけたいと思います。

TODO

・プロセス褒めをする。
・叱るときはわたしメッセージで

終わりに

一回読んだだけでは、理解して実施するのは難しいです。なので今回なんか感想もとっちらかっています。何度も読みながら実践したいと思います。あと本書は電子書籍で読むより紙の本で読んだ方が読みやすいかもしれないです。


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