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ヨーヨー、ようやく観れました!

こんにちは。あるいはこんばんは。おしゃま図書です。
皆さん、ピエール・エテックスをご存じですか?

最近、本当に渋谷方面に行くのが億劫で、とくに、いい映画を流していると思いながらも、どうしても行くのが不便でイメージフォーラムで上映している作品って、見逃しがち。それが、吉祥寺のアップリンクでやっているというのを、フラ語のレッスンをしてもらっているそよそよ先生の投稿で知ったのです。

えーーー!!! 観たかったんです!!!
そう言ったら、レッスン日をずらしてまで(ちょうど、レッスン日が、ヨーヨーを観ることができる最終日だったのです)、ぜひみてきてねと言ってもらったので。いやぁ、レッスン日ずらしてくれてありがとうございました。

時代に合わせて、映画も、無声映画からトーキー、そしてカラー映画へと変わっていくという、今観てもめちゃ実験的なスタイル!!!
そして、今更だけれど、エテックスが『ぼくの伯父さん』のポスターを描いていたんですねぇ。

サブスクでも観られるけど、パッケージで欲しいなと思ってしまう。

タチの映画は大好き!!! 私は特に、「ぼくの伯父さんの休暇」と「プレイタイム」が好き。
「ぼくの伯父さん」のポスターも、よくアニエス・べーの店舗とかにオシャレに貼ってあって(あと、ゴダールの気狂いピエロもね)、そりゃぁ、アホだったフランス好きの娘っ子時代には、夢中になったもんです。
そういや、沼田元氣さんがムッシュ・ユロの甥っ子を名乗ってたよな、とかどうでもいいことも思い出したりしつつ…。かつてフェリーニが「私は生きることより思い出すことのほうが好きだ」と言ったことが、だんだんわかる(?)年頃になってきたようです。いいのか、わるいのか。

自称・伯父さんの姪っ子である私にとって、エテックスの映画は、実験的な精神と少々センチメンタルな気持ちがミックスされていて、とってもよかった。だいたい、1作目が成功したら、お金を出すプロデューサーは、次も同じような感じでよろしくってなるでしょう? ところがエテックスは、2作目となる「ヨーヨー」で、かなり実験的な、野心にあふれる作品をつくりあげた。ちょっとね、トリュフォーがこの映画を好きって言うの、わかるなーって思う。トリュフォーの映画を観ているときに感じる、様々な映画への目配せと同じような(それは「愛」でもある)、サーカスへの愛(ザンパノとジェルソミーナの看板には、きゃーー♥と心の中で叫びましたよ)、映画への愛(チャップリンやグルーチョ・マルクスとかね!)などね。

むかーし、私は自分にとって心の栄養となるような映画のことを、「ココロノエイガ」と呼んでいたのですが、久しぶりに、そう呼びたい、宝物のような映画に出会えました。また観たい… そう思っていたら、今度は下高井戸シネマでやりますね!!! 


サブスクか、DVDボックスか。
早くまとめてお家でも観られるようになってほしいなぁ。

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