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領収書のお宛名いかがいたしますか? 名刺の取り扱い問題という名の「文学フリマ反省会」

こんにちは。あるいはこんばんは。
おしゃま図書です。
今日は、初めて文学フリマに参加してまいりました。
参加サークル数は約1000、入場者数は約5000人超だったとのこと。
入場も、時間帯を区切って入場制限をしていて、けっこうな行列ができていました。

おしゃま図書はト-16

11時過ぎに搬入口から入場。
体温チェックと消毒をして会場へ。さくさくっとブースづくり完了。

客層の雰囲気もわからなかったので、正直、
アリアケパンチにどのくらい反応してもらえるかわからなかったので、
気弱なツイートをする。

お隣は、立教大学を中心に活動しているフリーマガジン制作団体Seel編集部さんでした。若い娘さんたちがまぶしい!!! ときどき、「君たちの写真を撮っていい?」という謎のおじさんが娘さんたちの写真を撮っているのが不思議でした。ちょっと、おばちゃん、そういうの、気になっちゃうタイプ。

客層は、コミケやコミティアとはまた違う空気でしたね。
オタク度や萌え度は低いけれど、どっちかというと、大学の文芸サークル的な雰囲気。オシャレな子も多かったかな。
飛沫防止で呼び込みもしない方がいいし、ワナにかかるのをまっている猟師みたいな気持ちで、サンプルを手に取ってくれる人を待ちながら、来場者ウォッチを楽しみました。

買ってくれた人との交流が楽しい!!

さて。12時の開始早々、まず一冊売れました!
胸に「出展者」のシールを貼っていたのですが、どちらの方か聞き損ねてしまった。私のバカ!! しかしそのあと、相方に留守番をしてもらってブースを回っていたところ、H.A.Bのブースに最初の一冊目を買ってくださった方が!!! デスティニィですよ!
この本↓ 気になってたんです。よかった。さっきの人とお話しできて。

そして、もう一冊。アリアケパンチを1から3までまとめ買いしてくださった方がいらっしゃいました。やはり出展者のシールを付けている。さっきの教訓をいかし、思い切って尋ねました。
「あの、どちらで出しているんですか?」
すると、バンド・デシネの本を出していると言うではありませんか!
事前にウェブカタログで「フランス」などで検索していたはずなのに…。まったくのノーマークでした。
エの14と伺ったので、行ってみると、ありました!

バンド・デシネを扱っている本屋さんを紹介しています。
ずっと気になっていた、滝野川のメゾン・プチ・ルナールも、店主のインタビューが載っていて!!! やっぱり今度行ってみよう。こういう出会いがあるから、リアルのイベントって楽しいですね。

そして、名刺の取り扱い問題です。

そもそも部数が少なかったということもありますが。
前回のコミケがトータルで22冊(だったかな?)売れだったので、
まぁ、今回の出展料の元をとるなら、15冊売ればいいや、と思っていて、
今ある在庫を持って行ったのです(計34冊)。

文学フリマと親和性が高かったのか、はたまたビギナーズラックか。
アリアケパンチ1号が持って行った10冊が完売!!!
とりあえず、もし奇特な人がいて、見本でもいいよって言ったら、値引きしてあげようか、なんて話をしていたら…。

ちょうど、今、こういうテーマのことを考えているんだと言いながら、見本のやつでもよいと言う方が現れたのでした。
で、「領収書もらえますか?」と言われまして。
実は、しゃれで作った「おしゃま図書」のハンコで、領収書も用意していたのです。いや、正直、まさか領収書ほしいっていう人なんていないよねー、なんて言っていたら!!! まさかの!!! しかも何故か、下敷き用の厚紙がないので、そのまま書いたら全部映っちゃう!!! と、てんぱったワタクシ。「お宛名はどうされますか?」と聞いたら、名刺を出してくださったんです。
そこでさらにビックリ!! まさかの博報堂。『広告』の編集長って書いてあるではありませんか。さらにてんぱり度MAX!!
そして、最終的に領収書と一緒に、なぜか名刺もお返ししてしまったのです。
ん?  なんで? なんでもらわなかった?
今日、ここ、一番の反省点。小野編集長さま、大変失礼いたしました。
いや、もらったところで一期一会だからそのあと特かあるわけではないけれど。ビジネスマナーとしてはどうよ? ですよね。
相方にも「なんで名刺返した?」と突っ込まれました。
『広告』の販売店リストをみていたら、タコシェでも扱っているとのことだったので、今度、在庫の相談しに行くときに買おうと思います。

お店屋さんごっこで、活版名刺も作っていて、それも持っていたのに。
ここで配らずして、いつ使うのだ?

さて。最終的にトータルで30冊売れ。
無事に出展料分はペイでき、今日の夕飯もちゃんと食べられそうです。
アリアケパンチ1号は、今日で完売してしまったので、
もし、これを読んだ奇特な方で、興味を持たれた方は、
ぜひタコシェでお買い求めいただけますと幸いです。


教訓

一期一会の出会いは大切に。
名刺を出されたら「いただいていいですか?」と聞いて頂戴し、自分の名刺も差し出そう。

今度から「フランスに詳しいの?」と聞かれたら、元気よく「はい!」って答えるようにしよう。

ではまた。

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