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吉祥寺のZINEフェスティバルから、やっぱりフランスにつながっていく一日

こんにちは。あるいはこんばんは。おしゃま図書です。
冬コミ当選しました!!!

今回は、「るーみっくジャポニスム」と題し、高橋留美子作品からジャポニスムについて考える予定です。来週の仏検の試験前でソワソワしているので、まだ、全く原稿には手をつけていないのです。がんばれ、わたし。

さて。委託先だけでなく、直接販売できる機会を増やしていきたいなぁと思って、これまで、コミケの他に、コミティア、文フリ、資料性博覧会に出てきましたが、もちょっとゆるっとしたやつでなんかないかなーと思っていたところ、なんかのタイミングで、この吉祥寺のZINEフェスティバルのことを知り、まずは、どんな人達が出展しているのか、おしゃま図書はここに出して大丈夫そうか、リサーチも兼ね、フラ語のレッスン後に吉祥寺パルコ屋上で開催しているZINEフェスティバルに行ってまいりました。

1回だけの入場が100円、入退場フリーが150円。
私は念のため、入退場フリーの150円の方にしました。


ちょっと、雰囲気はZINEフェスというより、蚤の市というか、一箱古本市とか、そっちっぽい見た目です。なんかこう、設営がオシャレなんですよ。これが吉祥寺の魔力?

とりあえずウロウロしてみましたが、入場してすぐ、財布の中に1000円くらいしかないことに気づき、一度銀行にお金をおろしに。そしてそういやご飯食べてなかったと思ってパルコ1階のシティーベーカリーでランチし、仕切り直して再び会場へ。やっぱ、150円払っておいたよかった!

全体的に、出ているZINE(や同人誌)の傾向は、文フリとTOKYO ART BOOK FAIRの中間くらいの感じかな。アート系っぽい人(絵、イラスト、写真など)と、文フリにも出してる短歌系の人とか、旅コラム系などが目立っていたような。
フランスに関するようなネタはみてないので(たぶん)、ネタかぶりもないし、文フリで割りとアリアケパンチが売れていたことを考えると親和性的にはいいかもしれないと思いました。

それに、私がフランス語のレッスンを受けている先生が、アリアケパンチについて、こんなふうにインスタで紹介してくれていて。
フランス語学習者にもいいかもって言ってくれていたのです。
(ほんとうに、メルシーです!)


それで、もっとフランス語学習者に訴求していく必要があるのかも!と思ったのです。あと、他力本願ですけれど、フランス的な関連で、他の人の委託なども受けて、販売する商品のバラエティを広げるのも手かな、と。

そして戦利品です。
短歌は、うちの相方もかつてやっていたこともあり、私も興味があるのですが、左の「いつか行きたい場所」は、行きたい場所をテーマにした短歌と、それをもとにしたエッセイが綴られていて、そっか、こういう手があったか!と思いました。そして、レトロ印刷JAMさんの、ミシン中綴じ製本がやっぱりカワイイ!!!

右は、藝大の学生という女子が出していたもの。
短冊のイメージの面白い形のZINE。私、職業柄か、本を見るとき、表紙と最初数ページみたあとは、すぐに奥付を確認するくせがあるのですが、残念ながら、このZINE、奥付がないのです!!!そのことを話すと、「そうなんです! できてから気づきました」と、本の横に、今まさにカットされつつあるカッターマットの上の名刺たちが・・・。若さが眩しく感じられました。


コルビュジェの小さな家についてまとめた建築家とイラストレーターのコラボZINE。アラフィフ的には老眼ゆえ文字が小さいのが気になりますけれど、装丁も凝っていて、よかったです!
フランスにロンシャンの礼拝堂を見に行ったときのこととかちょっと思い出しちゃった(そういえば、昔旅行したときの写真とか、どこいったんだろう?引っ越しとかパソコン壊れたりとかで、データ、なくなってるかも?)


今回のZINEフェスティバルを企画している方の記事が載っているということもあり、散歩の達人もフェスに参加してました! 最新号を購入したら、おまけとして、手ぬぐい(最後の一枚だった!)と、ZINE FARM TOKYOで刷ったという散歩の達人のZINE、ステッカーなどをおまけでいただきました。
今日は、パツパツに予定を入れてしまったので立ち寄りませんでしたが、今度、BOOK MANSIONとZINE FARM TOKYOには行ってみたいです。


文フリでモナコ広告さんの、マルフクの看板のZINEを買いましたが、こちらにも出展されていた! 新刊だというキリスト教看板のシリーズを購入。目の付け所がね、みうらじゅん的ですよね。来週文フリにも出るみたいです。遠征先でネタをとってくるその姿勢、見習いたいです。


つい、夫が奈良出身なので目に留まる。
でもやっぱり鹿のいない奈良と呼ぶ郊外の香芝市は、ネタにはなりにくいみたい。やっぱり一本骨の通ったワンテーマがあるっていいですね。


デザイナーをしているという若い女子が、フォントが好きすぎてつくったというZINEです。「私もこぶりなゴシック好きですよ」「いいですよね〜」と、ひとしきり、フォント話をする。言ってて、私、ゴシック系が好きなんだなって改めて思いました。ちなみに、欧文書体で好きなのは、やっぱり定番のヘルベチカです。


福島県郡山から参戦したという女子が作っていたZINE。
なんと、家にリソグラフを持っているんだとか。最初、聞き間違えたかと思いましたけれど。中古で買ったんですって。で、左のオレンジ色の大きなやつは、今回東京にやってきた初日に見て回ったところをレポして、こっちで印刷したんだとか。それらをビニールの袋に入れててね。なんかこう、製本されていない、いろいろなピースを袋に入れるのって、かつてデュシャンがやっていたようなことですよね(ちがうか?)。家に帰ってから、他の中身を読んだのですが、ZINEフェスのあと、中野のタコシェとか行ったのか・・・。あの場で知ってたら、「私のつくってる同人誌もタコシェにあるんです!」とか言えたのに。私のバカ。


ほくほくした気持ちでZINEフェスをあとにし、8階のコワーキングスペースでやっていたイベントも覗いてみることに。
そこで、おまもりきぶんワークショップという、桃の形とだるまの形から選んで好きに着彩し、お腹の中に願いを書いた紙を入れるというのをやっていました。
自分の絵心の無さに愕然としつつ、えっと、フクロウをね、描きたかったんですよね。福を呼ぶからね。で、「フランスに行きたい」とかいたら、ワークショップ主催の女子(すごくかわいい)が、「フランス好きなんですか?」という。
なんか、お仕事ではフランスの雑貨の買付とかしているんですって。なんでしょうね。何もしてなかったときって、フランス好きってどこにいるんだ?と思っていたけれど、なにかアクション起こすと、いろんなところにフランス好きとつながる線ができてくるというか。


で、吉祥寺を満喫したあとは、前から、フランス語手帳をみてみたいといっていた、元同僚に手帳を見せようと幡ヶ谷の喫茶「壁と卵」へ。ちょうどインスタにあがっていた、イザベル・ボワノさんのワークショップに行った話も聞きたかったし。


白水社の「ふらんす」が今回、手帳の特集もしていたので、それも一緒にもっていく。「こんな雑誌があるんですね!」と驚いてました。そっか。すごく歴史のある雑誌だけど、知らない人は知らないよね。


そして、ガトーショコラのアイストッピングとルイボスを注文。
なんというか。お酒の飲めない私にとって、このお店って、飲み屋で隣の席の人と話が弾んだりする感覚と近い状況になることがあるので、本当に、バスで行きやすいというのもあるんだけれど、おいしいカレーや焼き菓子が恋しくなったときに行っています。


ワークショップの話を聞かせてもらったのですが、イザベルさん、日本語ペラペラで、「こんどお店に行きます」って言ってたそうなので、もしきたらDMくださいってお願いしてあります(笑)。

今日もやっぱり何かとフランスな一日になりました!
仏検は来週。まだまだ語彙不足が否めないけれど、また、付け焼き刃週間に突入です。がんばろう。


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