大正2年京都の高等女学校の「割烹」学習教材

画像1 これは父方の祖母が持っていた「割烹」授業用の教材。 夏休み宿題プリントに「京都府天田郡立高等女学校」「大正2年7月18日」と記載がある。 祖母は明治30年生まれ、大正2年には16歳なので、本人が使っていたものと思って良さそう。以下全ページ、といってもスマホで適当に撮った画像を上げます。 (当時のこういう学校配布プリントの印刷ってどうやってたんだろう?)
画像2 割烹ノ目的 割烹ヲスルトキノ注意 完全ナル味ハ決シテ味覚計リデナク、触覚、視覚ニ訴ヘテ何レモ満足出来ルモノデナケレバナラヌ。
画像3 題目 米飯、椀(スリ芋、三ツ葉)
画像4 題目 菜飯、菠薐草浸シモノ、菊花豆腐
画像5 1、吸物(鯉ノコクショウ) 2、刺身(鯉ノアラヒ) 3、口取(小倉羹、岩石卵、胡瓜ノ酢漬)
画像6 1、題目 筍飯、鯛うしほ、ぬた(鯛肉ト葱)
画像7 1、題目 萩ノ餅、三色、小豆餡、キナコ、黒胡麻 2、昆布ノ佃煮
画像8 1、親子飯 2、椀盛 板付蒲鉾、茗荷
画像9 1、吸物 蝦團子(蝦、人参、木耳、牛蒡、卵)、みつば 2、皿、茄子ソボロ煮
画像10 綴じ間違いらしい 先に出ていた岩石卵と胡瓜酢漬の作り方、膳の並べ方
画像11 1、椀盛(結ビ細針魚、カイワレ) 2、煮物(鳥肉玉菜巻) 3、焼物(茄子ノ鴫焼) 4、酢物(キヌタ巻、浸シ物)
画像12 続き
画像13 1、栗飯 2、茶碗(小田巻蒸シ、うどん、竹輪、松茸、三ツ葉) 3、煮物(南瓜、莢院元) 4、焼物(厚焼卵、小蕪?ノ三杯酢) 5、香物(茄子ト胡瓜ノ糠味噌漬)
画像14 続き
画像15 夏期休暇中割烹宿題 1、茄子シン焼 1、ケンチン汁
画像16 夏期休暇中ニ於ケル割烹科家庭練習 原料、製法、結果報告
画像17 南瓜餅(おやつ) 「大変に軽くてよかった けれど南瓜の味は少しもしなかった する時手について困った」
画像18 鯛其田の刺身に光澤を出す法 「刺身にする好き新しき魚手に入らざりしかばするあたわず」

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