Petit Toko プチ透子

Petitはフランスによくある苗字です。 第二外国語だった仏語をアテネ・フランセで再勉…

Petit Toko プチ透子

Petitはフランスによくある苗字です。 第二外国語だった仏語をアテネ・フランセで再勉強中。本業は大学教員。2023年2月に出版した本を、フランス語話者の人々に読んでもらうのが新しい目標。仏語翻訳を始めたのはそのための一歩です。

最近の記事

10.Yayoi-chan やよいちゃん

うちの、ななめまえに、やよいちゃんのいえがある。やよいちゃんちの入口には、くまが、さかなをくわえている、おきものがある。 うちのおかあさんと、ゆうくんのおばさん、やよいちゃんのおばさん。 3人は、よく、おちゃをのみながら、おしゃべりをする。 しゃべることは、お父さんのこと、いなかのおじいちゃんやおばあちゃんのこと、かいもののことなど。 やよいちゃんのおばさんは、東京の下町うまれなので、しゃべるのが早い。 ゆうくんのおばさんは、しまねけんの「おき」のうまれなので、ゆっくりしゃべ

    • 9.Kori-sanだがしやのこおりさん

      公園にあそびにいくとき、「こおりさん」にも、いくことがある。 こおりさんは、だがしやで、こうえんのよこにある。 おみせのうえには、かんばんがあって、「郡菓子店」と、かいてある。そのよこには、あおみどりいろで「Fanta」と、かいてある。 こおりさんにいくときは、お母さんに 「10円ちょうだい」 という。そして10円をもって、おみせにいく。 おみせには、きなこもち、ふがし、ベビースターラーメン、ホームランバーやチューチューアイスなどがある。 どれにしようか、なやむときもあるけれ

      • 8.Yu-kun ゆうくん

        Yu-kun habite à côté de chez moi. ゆうくんは、うちのとなりにすんでいる。 Il a un an de moins que moi et est élève à la maternelle Mantomi à Kameido. ゆうくんは、わたしより1さい下で、亀戸の、まんとみようちえんにかよっている。 Il y a un mur entre notre véranda et la véranda de sa maison. うちと、ゆうくんち

        • 7.Yokoi-san よこいさん(1972年)

          Une personne nommée M. Yokoi a été retrouvée sur l'île de Guam. よこいさんという人が、ガムとうで、はっけんされた。 Il est un vieux soldat qui s'était caché dans les montagnes sans savoir que la guerre était finie. よこいさんは、むかしの、へいたいさんで、せんそうが、おわったことをしらないで、ずっと山にかくれていた

        10.Yayoi-chan やよいちゃん

          6.Capitaine たいちょう

          À la maternelle, je me suis fait un ami qui s'appelait Kazunobu. Je le rencontre dans le tram tous les matins quand je vais à la maternelle. Il monte dans le tram avec sa mère depuis la gare de Kotobashi. ようちえんで、かずのぶくんという友だちもできた。かずのぶくんは、あさ、

          6.Capitaine たいちょう

          5.Un dimanche にちようび

          Notre famille est allée voter aujourd'hui. Nous avons marché jusqu'au lycée Ryogoku. きょうは、かぞく4人で「とうひょう」にいった。 両国こうこうまで、あるいていった。 Devant la barre fixe dans la cour d'école, ma mère m'a dit et Takeru "Attendez ici," dit-il. "Oui" こうていの、てつぼうの前で

          5.Un dimanche にちようび

          4. L'ecole maternelle Midori ようちえん

          Je suis entrée à l' ecole maternelle Midori. わたしはこんど、ようちえんに入えんした。 Sumida Ward Midori Kindergarten est un jardin d'enfants d'un an. Notre uniforme est une blouse crème et un béret rouge. すみだくりつ、みどりようちえんは、ねんちょうさんだけのようちえん。 せいふくはクリームいろのスモッグと、赤

          4. L'ecole maternelle Midori ようちえん

          3.Mon petit frère おとうと

          Mon petit frère s'appelait Takeru et est né quand j'avais trois ans. Je ne me souviens pas quand mon frère est né. Mais ma mère parle souvent de cette époque. わたしのおとうとは、「タケル」という名前で、わたしが3さいのときにうまれた。 おとうとが生まれたときのこと、わたしはおぼえていない。でもお母さんがよく、そのときの

          3.Mon petit frère おとうと

          2.Mon père おとうさん

          D’ici laissez parler Toko-chan. ここからは、トコちゃんの話を聞いてみましょう。 ********************************** Mon père お父さん Mon père adore les livres, et quand il est à la maison, il est toujours en train de lire ou d'écrire. Papa aime aussi Go, et il regard

          2.Mon père おとうさん

          私の小説『錦糸町のトコちゃん』をフランス語に翻訳していきます!

          少し前から「錦糸町のトコちゃん」をフランス語に翻訳し始めています。自分の学びのためでもあり、フランス語話者の友人たちに読んでもらうためでもあります。しばらくここで公開を試みていきます。 ネイティブチェック済みですが、フランス語は初心者で、読み物としての翻訳としても全くの素人なのでご容赦ください。今後これを基により良いものにしていけたらと考えています。 Toko-chan à Kinshicho 錦糸町のトコちゃん Cette histoire est fictive

          私の小説『錦糸町のトコちゃん』をフランス語に翻訳していきます!

          錦糸町のトコちゃんスピンオフ☆トコちゃんのお母さん娘時代のエピソード

          お母さんに聞いた話を書いておきます。 お母さんは世田谷の用賀で生まれ育ちました。 お母さんのお父さん、私のおじいちゃんは昭和29年、お母さんが15歳の時に他界したので、生活は苦しく、沢山の下宿人を置いていたそうです。 下宿人には富山の薬売りの人たちも多かったそうです。 その中の一人、南部さんという人は、いつもご飯を食べ終わっても部屋に戻らないで、母がご飯を食べているのをうれしそうにずっと見ていたそうです。 顔もすごく近くて嫌だったけれど、若い娘だったから嫌とも言えなかった

          錦糸町のトコちゃんスピンオフ☆トコちゃんのお母さん娘時代のエピソード

          『錦糸町のトコちゃん こぼれ話-タケルがくさいにおいになる』

          『錦糸町のトコちゃん』に書ききれなかったエピソードをこれから少しずつ書いていきます。今回の話は昭和46年ごろ。トコちゃんが、みどりようちえんに入ったころのお話し。3さい下のおとうと、タケルは2さい。 *********** タケルは、ミルクのような、いいにおいがするので、わたしはいつもタケルのにおいをかいだり、チューをしたりしていた。 けれど、このまえ、タケルのかおから、どぶのような、くさいにおいがした。 おかあさんに、そういったら、おかあさんも、タケルの、においをかい

          『錦糸町のトコちゃん こぼれ話-タケルがくさいにおいになる』

          拙著『錦糸町のトコちゃん』、おかげさまでたくさんの人に読んでいただき、嬉しい感想をもらっています。 しばらくここには投稿していませんでしたが、本に書ききれなかったエピソード等、少しずつ物語を書き始めたいと思います❗ https://amzn.to/3JGTp9r

          拙著『錦糸町のトコちゃん』、おかげさまでたくさんの人に読んでいただき、嬉しい感想をもらっています。 しばらくここには投稿していませんでしたが、本に書ききれなかったエピソード等、少しずつ物語を書き始めたいと思います❗ https://amzn.to/3JGTp9r

          私の本が発売間近です

          アマゾンでも予約可能です。 (リンク貼れず😅note初心者🔰) 万博、札幌オリンピック、横井庄一さん、傷痍軍人さん、チッチとサリー、パンダのランランとカンカン ……昭和40年代の小学生と一緒に、あの頃を思い出してみませんか?  幼稚園児から100歳の大人まで、楽しんで読める本。 昭和40年代、東京の下町に生まれたトコちゃん。古き良き時代の暮らしぶり、街並み、トコちゃんに起こった出来事を鮮やかな記憶をもとに再現し、臨場感あふれる表現で綴ったエッセイ。

          私の本が発売間近です