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分散草むしり、やってみた。公園愛護会のステイホーム期間。

緑がキレイな季節になってきましたね。公園愛護会の活動は自粛期間中だけど、草はそんなのおかまいなし。どんどん生えて伸びるもの。雑草は、とにかく、早めに対処しておくのが良いらしい。油断するとすぐジャングルになるからね。(去年参加したガーデニング講座で教えてくれました。お庭好きには基本かもしれませんが。)

活動自粛期間中の草むしりについて、公園協会に聞いてみた。

そろそろ草が伸びてきて、教えてもらった通り、早めに草むしりをやっておきたいと思うのですが、三密に気をつけて少人数で除草作業をすることは可能ですか?と聞いたところ、

「雑草取りなどにつきましては、3密を避け、各々対策(マスクの着用、手洗いの励行など)を取ったうえで個人的(愛護会としての活動ではなく)に行っていただく分には構わないと考えています」とのこと。公式の活動としては認められませんということです。なるほど。

ということで、つくし公園愛護会のメンバーに相談してみると、日にちをゆるく設定してみて、行きたい人が、行ける時間に作業してみよう!ということに。

実践。とりあえず、それぞれが好きな時間で、やってみた。

この日なら行けそうだよーという声から、なんとなく設定された3日間。それぞれのステイホーム時間の中で、散歩や子ども遊びがてら、好きなときに行って、好きな場所の草を抜く。1袋だけやって、持って帰る作戦。

私も子どもたちとふらっと遊びに行くと、ふつーに何組かの親子が遊んでいた。そこでいきなり草抜き始めるとものすごくアヤシイよな〜。と孤独な気持ちで、しばらくは子どもたちのブランコを押し続けた。すると、他のメンバーがひとり現れ、ようやくやる気に。やっぱり仲間って大切。良い事だって、なんだか、ひとりじゃできません。

ちょうど雨が降ったり止んだりのお天気だったので、土が良い感じに柔らかくなってて抜きやすい。やりだすと、楽しい。子どもたちも、大きなかぶのテンションで、大きなニンジンのようなゴボウのような草を一緒に抜いたり、袋をマントにしたり、豆みたいなのをみつけて集めたり。いつもの公園で、いつもとちょっと違う遊びがはじまる。

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はかどってしまうと、大物に手をつけたくなる。となると、これは持って帰れないね、ということで、市に除草ゴミの引き取り依頼の電話をしてくれる仲間。途中経過の連絡や申し送り的なことは、いつものLINEグループでコミュニケーションしながら、3日間で取った草は、合計21袋!

残念だったのは、ゴミが多かったこと。ベンチの近くの茂みとか特に。タバコの吸殻は多かったし(空き箱まで落ちてた)、お菓子・おもちゃの袋や、水風船、お弁当にお酒の空き缶まで。

公園を利用する人が増えているからなのか、手入れがされていない雰囲気がゴミを増やしてしまうのか、詳しい理由はわからないけど。

集まらなくても、工夫次第で楽しくやれる事って、案外もっとあるかも。

ワイワイ集まって一緒に作業するのがやっぱり楽しいし、作業としての効率も良いけれど、こんな風に分散作業ってのも、やってみたら、できました。

ひとりじゃ寂しいし、やる気起こらないけど、誰かひとりでもそこに一緒にいたら、できる。そしてリレーのような楽しさも。前の人の作業のあとが、繋がりや温度を伝えてくれたり、次行った時の変化に驚いたりできるのは、新たな喜び。

もちろんオンラインでも繋がりながら、もっといろんな工夫をしたら、面白いイベントにしていける可能性もあるなあ。

ということで、公園、スッキリしました。虫好きっ子のために、バッタの登場スポットと言われるところの草をあえて残しておくというところも、愛情たっぷりで最高。利用者からありがとうの声も。そういうのも、本当にうれしい。

やっぱ公園愛護会って良い活動だなあと思ったのでありました。他の公園はどうしてるのだろう。他のいろいろな公園愛護会の活動も気になります。

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